この保険の弱点はここだ!FWD富士生命 FWD収入保障

提供会社:FWD富士生命

商品名:FWD収入保障

 

解説を動画でご覧になりたい方はコチラ

基本商品の競争力

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

 

本商品は、2018年8月2日に販売開始され、同社から販売されていた旧商品「さいふにやさしい収入保障」の後継商品。

タバコを吸わない方向けの「非喫煙割引」と、身長と体重のバランス(BMI)と血圧に問題のない方向けの「優良体割引」という2つの割引制度を用意しており、この2つを適用できた場合の保険料はトップクラスで安い。

本ブログでまとめている保険料ランキングの
収入保障 保険料比較 非喫煙割引+健康体(優良体)割引
の分野では、全ての年代で首位。

普通は年齢で、各社が1位になったり2位になったりするものだが、全世代でトップとは恐れ入る。

しかしながら、

「やられた!!」

と言うのが各保険会社の開発担当者の本音ではないか?

保険料を改定するのは「新年度の4月に」というのが慣例で、実際、2018年の4月には各保険会社が保険料を「値下げ」を行った。

これは平均寿命が伸びたことによる改定で、つまりは

「長生きする=死ぬ確率が下がる」

ということで、その分保険料を下げた格好になっている。

それに対して、FWD富士生命は2018年8月という中途半端な時期に改定を行い、しかも、大幅に保険料を下げてきた。

他社の動向を見て、それを下回る保険料を提示してきたのだろうが「FWD富士」というイマイチ知名度がない会社だからこそ、保険料で勝負するしかない。




まあ、それは良いとしても、このように企業間の「駆け引き」で保険料が決まるのであれば、そもそも

今までの保険料は何だったのか?

という疑問もあるし、昨年、ほぼ同じ内容で契約した方こそいい面の皮だ。

値段を下げる度に商品名を変えて、昔のお客さんには「違う商品なので」と説明し、高い保険料をとり続ける。

反面、新しい商品で安い保険料を武器に攻勢をかける。

このようなやり方は多くの保険会社で見られるが、何とも嫌なやり方だ。

とは言え、保険料は安い。

「非喫煙+健康体(優良体)(リンクはこちら)」

で安いことは先に述べたが、それだけでなく

「健康体(優良体)割引のみ(リンクはこちら)」

でも強い。40歳までは、こちらの部門でもトップ。

なお、本商品は「優良体割引」の割引率が高いようで、「非喫煙割引」のそれはそこまででもないらしい。

そのため、

「非喫煙割引のみ(リンクはこちら)」

では、「30歳男性」で首位になっているだけで、他の年代では下位に沈んでいる。




本稿を執筆している2018年9月の段階では、

「割引が使えるのなら」

圧倒的に強いと言わざるを得ない。

なお、FWD富士生命という名前はあまり聞いたことがないだろうが、元々は富士火災という損害保険会社が1996年に設立した「富士生命」が前身。

何となく古めかしい名前なので歴史がありそうだが、かなり新しい保険会社である。

その後、親会社の富士火災の経営が傾いてアメリカのAIGグループに入ったのだが、それに引きずられて富士生命もAIG入りし、AIG富士と名前を変えた。

更にAIGから2017年にFWDという香港資本の会社に買われ、現在はFWD富士生命となっている。

FWDはPCCWというこれまた巨大な香港の財閥の「保険部門」で、アジア各国で保険サービスを提供しているので、資本力や財務内容の後ろ盾としては全く心配しなくても良い。

とは言え、今回のようなやり方を見ると、

「売れれば何でも良い」

という印象を受けるし、AIG富士生命の頃も「これで採算取れるのか?!」という商品を出していたので、FWDは関係なく「富士の社風」なのかもしれない。

このように親会社の都合で頻繁に名前が変わる保険会社は、どうしても信用がないので、「保険料勝負」の無茶な商品を投入しがちである。

契約する側からしてメリットのある商品であれば別に良いのだが、とは言え保険は長い商品。

規模の拡大が祟って収益が悪化してしまっては元も子もないし、その結果、また親会社が変わってその都度

「大丈夫か?俺の保険?」

と心配するのも嫌だ。

もちろん誹謗中傷するつもりはないし、先ほども述べた通りFWDはしっかりした会社である。

むしろリーマンショックで一時国有化されたAIGなんかよりは、よっぽど安心出来ると思うのだが、「新参者」ゆえに何となくイメージで心配してしまう面もある。

このあたりは、冷静に判断した方が良いだろう。

また、現時点での格付けが「BBB+(フィッチレーティングスの評価)」と、かなりの低評価。

まあ、格付けなどあまりあてにならないし、本商品の場合、掛け捨てで資産を預けているわけでもないので、もし会社がヤバいと思えばすぐに解約すれば良いだけなので、そこまで気にする必要はないかもしれない。

なお、少し前の三井生命(現:大樹生命)もBBBくらいだったし、過去には日本でただ一つのトリプルA(AAA)!!と胸を張っていたアリコジャパンが、リーマンショックでメットライフに買収され、その名が消えたことも事実。

あまりあてにはならないが、BBB+と聞くと、ちょっと「うーん」とは思ってしまう。

 

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ




特約(オプション)について

-生活支援特則

生活支援特則を付けておけば、以下の条件に当てはまった時にも年金が支払われる。

① 所定の高度障害:障害者手帳1~4級に該当

② 要介護1以上

-配偶者同時災害死亡時割増特則

不慮の事故で夫婦2人とも死亡した場合に、主契約の年金と同額の災害割増遺族年金が受け取れる。

つまり、年金月額が2倍になる。

なお、この特則は無料なので、自動的に付くことになる。

相当なレアケースだが、タダなら付けておいた方が良いだろう。

-3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ

以下の条件に当てはまった場合、以後の保険料が免除される。

がん(悪性新生物)・・・診断
心疾患、脳血管疾患・・・手術または15日以上の入院

 

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ




本商品の弱点・デメリット

弱点1 保険料の割引が特殊

「非喫煙割引」と「優良体割引」の条件は、以下の3項目、

①BMI(身長と体重のバランス)が、18以上27未満

②血圧値が、最高140mmHg未満、最低90mmHg未満

③タバコを吸わない

全て適用外 → 喫煙標準体 最も高い!!

全て満たしている → 非喫煙者優良体 1番安い!!

①+②のみ → 喫煙優良体(タバコを吸うが、健康に自信あり) 2番目に安い!!

③のみ → 非喫煙標準体(タバコは吸わないが、健康に自信なし) 3番目に安い!!

つまり、元々の保険料は「最も高い!!」喫煙標準体のものなのだが、そこに

BMIと血圧が正常なら割引しましょう

タバコを吸わないなら割引しましょう

と「ディスカウント」をしていく仕組みである。

タバコと健康。この2つの割引だが、通常はタバコの方が割引率が高く、優良体はタバコより落ちる。

しかし、FWD富士の場合、優良体の方が割引率が高い。

逆にタバコを吸わない場合の割引率はそれほどでもない。

そのため、優良体割引は取れない(例えばメタボなど)が、タバコは吸わない。という方はこの商品は向かない。

他社でより割引率が高い会社があるので、そちらを選んだ方が良い。
「保険料比較 非喫煙割引のみ(リンクはこちら)」
先にも述べたが、30歳男性以外の年齢では、下位に沈んでる。




弱点2 生活支援特則は「働けない時の保障」ではない!!

通常は「死亡と高度障害」しか支払い対象にならないが、生活支援特則を付けておけば、以下の条件に当てはまった時にも年金が支払われる。

① 所定の高度障害:障害者手帳1~4級に該当

② 要介護1以上

これに対し、保険料は以下の通り。

条件
割引:非喫煙割引、優良体割引適用
保障期間:65歳
年金月額:10万円

障害者手帳1~4級は同種のオプションを提供している他社でも同様の基準の場合が多いが、「要介護1」から出るのは珍しい。

他社に比べ支払い条件は良い。

その分、保険料は8割から10割アップする。

あくまで筆者の意見だが、結論としては「付ける必要はない」と思う。

確かに保障の範囲は広くなるが、この特約を検討する方は

「働けない場合を想定(就労不能と言う)」

しているのだろう。だったら同じ予算で別の就労不能保険に入るべきだろう。

その理由を述べる。

障害者手帳1~4級+要介護1以上という条件は悪くはないが、全ての「就労不能」をカバー出来ていない。

それぞれのケースを見てみよう。

まず「働けない状態」の代名詞と言えば

「脳系の病気の後遺症で麻痺」

だが、脳梗塞や脳いっ血などで、麻痺が残った状態であれば障害者手帳4級が認められる可能性がある。

元巨人の監督である長嶋茂雄さんが、おおよそ「3級か4級くらい」と言われているので、そのような場合であれば、このオプションが有効ということになる。

しかし、逆に「がんが再発・転移して入退院を繰り返す」というようなケースでは、障害者手帳は認定されないケースが多いし、要介護1にも該当しない。

条件は緩いのだが、かと言って万能ではない。

だったら「諸々の状況をトータルで判断」する就労不能保険に別途加入する方が安心と言える。

詳しくは就業(就労)不能保険「損保系」、「特化型」、「特約型」の違いを理解しようを参考




弱点3 3大疾病保険料払込免除特約Ⅱについて

「Ⅱ」ということは「Ⅰ」もあったということで、前身の商品「さいふにやさしい収入保障」でも同様のものがあった。

特約の項目でも説明した通り、以下の条件に当てはまった場合、以後の保険料が免除される。

がん(悪性新生物)・・・診断
心疾患、脳血管疾患・・・手術または15日以上の入院

保険料は全体の保険料の4~5%程度が上乗せされる。

条件、保険料ともに他社なみ。

この特約について、「付ける・付けない」はあくまで個人の判断だが、筆者自身は「必要ない」と思う。

収入保障保険の保険料は毎月数千円であることが多い。

それが免除されれば嬉しいかもしれないが、「これで家計が助かる!!」というほどではないだろう。

むしろ、前項のような「働けない状態」になったら、数千円を免除されたところで焼き石に水だし、働けなるなら別に保険料を払っていけばよい。

このような中途半端なオプションに毎月数百円を捨てるくらいなら、より大きいリスクである就労不能に関する保険料に充てるべきではないか?そう思う。

参考コラム:
払込免除特約について悩まれている方は・・・
『保険に「払込免除特約」は必要か?』
をご覧いただきたい。




比較した方が良い他社商品は?

何度も述べた通り、非喫煙と優良体の割引が取れる、もしくは優良体だけでも割引が取れれば保険料は最安値。

今のところライバルはない。

但し、非喫煙だけなら他にも選択肢はある。

「保険料比較 非喫煙割引のみ(リンクはこちら)」

こちらのランキングを参照頂きたい。

また、就労不能が気になるのであれば、こちらをご覧ください。
各社の就業(就労)不能保険 この保険の弱点はここだ!一覧

 

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ