この保険の弱点はここだ!明治安田生命「一時金給付型終身医療保険 」

提供会社:明治安田生命

商品名:一時金給付型終身医療保険

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

それでは、この商品の弱点について解説をしていこう。

面白い商品だと思う。

明治安田生命から販売された「入院一時金タイプ」の商品。(2019年8月2日より販売開始)

本商品は「中高年齢層」をターゲットにしており、そのため50歳以降の人しか加入出来ない。

商品自体は

「入院一時金の変則タイプ」

という商品で、入院をすると、まず一時金(加入時に10、15、20万円から選択。高額になるほど保険料は高くなる)が給付される。

通常の「入院一時金タイプ」であれば、この「一時金」を受け取って終わりで、1泊2日でも100日でも受け取れる金額は同じだった。

しかし、本商品の場合、

30日を過ぎても入院が継続した場合

には、再度、「一時金」を受け取れる。(最大5回まで)

つまり、入院が長くなれば、毎月、一時金が給付される仕組みで、長期入院のリスクにも対応できる。

短期入院でも多くの一時金が受け取てて、長期入院でも安心。

今までありそうで、なかった商品。

50歳以降だけに限定せずに、若い人にも売れるのではないかとも思うが、何故か年齢が限定されている。




弱点1 条件が良い分保険料は高い

例を挙げて説明する。

50歳 男性 一時金15万円

この内容で契約をすると、以下の保障が得られる。

・入院  15万円

・その入院が1か月後も続いていたら、更に毎月15万円(最高5回まで)

・手術をした場合 7.5万円(一時金の50%)

・放射線治療を行った場合 15万円(一時金の100%)

冒頭でも述べた通り、短期入院でも15万円、長期入院でも毎月15万円受け取れるので、長短どちらの入院にもうまく対応している。

そのため、内容は「良い」と言える。

が、その分保険料が高い。

上記の場合で、8,025円/月

これと比較するのは、1日あたり5,000円の給付を受けられる医療保険が適当かと思われる。

1日、5,000円であれば、1か月入院すれば

5,000円 × 30日分=15万円

となるので、長期入院をした場合には、この商品とほぼ同じ金額が給付される。

50歳 男性で日額5,000円の保険に入ると、おおよそ3,500円~4,000円程度で済む。

そうなると、本商品は、ほぼ倍の保険料ということになる。

毎月4,000円程度を「余計」に支払う分の対価は、

日帰りでも入院すれば15万円(短期入院に強い)

ということ。

毎月4,000円多く支払うということは、年間約5万円。10年間では50万円も多く払う計算となる。

入院のたびに15万円受け取れるとしても、普通の医療保険より「余計に払った分」を取り返すには、10年で3回以上は入院しないといけない計算。

だったら自分で貯めておいても良いのではないか?とも思う。

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
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弱点2 本当の長期入院に対応できない

本商品の給付は1回の入院あたり5回(5か月分)まで。

それ以降の給付はない。

そのため、脳梗塞などの「脳系の病気」で、5カ月以上の入院を余儀なくされた時には少々物足りたい。

通常の日額タイプ(1日当たりいくら)では、三大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞)の場合は「日数無制限」で給付してくれるものもある。(そのような特約を付けた場合)

本当の長期入院のことを考えれば、そのような商品の方が良いかもしれない。

弱点3 先進医療が10年更新

保険適用外の先進医療を受けた際、その実費を負担してくれる「先進医療特約」

今では、どの医療保険にも当たり前のようについているが、この特約は保険会社によって、

保険料がずっと変わらない終身タイプ 

更新のたびに保険料が上がっていく10年更新タイプ

に分かれている。

本商品は10年更新タイプなので、10年ごとに値段が上がっていく。

現時点では先進医療の利用者はそれほど多くなく、保険会社の給付もそれほどでもない。

しかし、今後は利用者が増加し、保険会社の支払いも増える見込み。

そうなると、今の毎月100円~200円程度の保険料では赤字になってしまう可能性が高い。

10年後には確実に上がっていくだろう。

わずか数百円の話ではあるが、契約者からすれば「保険料が変わらない」終身タイプの方が良いだろう。

その点、本商品はその期待にはこたえていない。

先進医療特約についての詳細は以下の記事をご参照いただきたい。

先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

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他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ

商品の構成について

3つのプランから選択

基準給付金額(入院一時金額)10万円・15万円・20万円から選択する。

なお、保険料払込期間95歳のみ。

主契約の基本保障は、「入院」「手術」「放射線治療」「死亡」の4つに分かれている。

入院時支援給付金

日帰り入院から、まとまった一時金が給付される。

一時金は、10万円・15万円・20万円から選択可能

また、30日ごとに一時金を受け取ることができ、1入院最大5回(通算100回)まで保障される。

入院時・外来時手術給付金

入院・外来にかかわらず「手術」を受けたときに1回につき手術給付金が受け取れる。
(※手術給付金額は、選択した一時金の50%。20万円であれば10万円ということ)

60日に1回が限度で、回数は無制限。




入院時・外来時放射線治療給付金

入院・外来にかかわらず「放射線治療」を受けたときに給付金が受け取れる。
(※放射線治療給付金額は、一時金と同額。)

60日に1回が限度で、回数は無制限。

死亡給付金

保険料払込満了(95歳)後に亡くなった場合に、遺族が死亡給付金が受け取れる。
(※放射線治療給付金額は、一時金と同額。)

なお、保険料払込期間中に亡くなった場合は、死亡給付金はない。

先進医療特約

保険適用外の先進医療を受けた際、その実費を2,000万円まで保障。

保険料は50歳男性で171円、50歳女性で148円

しかし、この特約は「10年更新」

詳細は弱点3参照のこと。

 

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