この保険の弱点はここだ!楽天生命「スーパーがん保険」

提供会社:楽天生命

商品名:スーパーがん保険

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
商品の詳細に入る前に「そもそもがん保険って何?」という方は、
『保険屋の口車に乗る前に読みたい、がんと保険の真実』
をご覧いただきたい。

 

2018年9月15日より楽天生命より販売された新しいがん保険。

商品サイト上では

「基本プランⅠ型」
「基本プランⅡ型」
「あんしんプランⅠ型」
「あんしんプランⅡ型」

の4つがラインナップされているが、全てに共通している保障は以下の4つ。

1 抗がん剤治療
2 ホルモン剤治療
3 放射線治療
4 手術

そこに「がん治療支援給付金(初回のがんのみ50万円)」が付いたものをⅠ型と呼び、そうでないものをⅡ型と呼んでいる。(基本プラン、あんしんプラン共通)

なお、Ⅰ型、Ⅱ型ともに基本プランに下記の2つを付けたものがあんしんプランとなっている。

・がん診断給付金
(がんと診断された時に一時金が受け取れる。Ⅰ型の「がん治療支援給付金」は初回のみだが、こちらは繰り返し受け取れる)

・入院給付金
(がんで入院した際に入院1日あたり5,000円か10,000円が受け取れる。加入時に自分で選択)

他社では

「がんで入院した場合、1日1万円」を基本とする日額タイプ

と、

「がんと診断されたら100万円」を基本とする一時金タイプ

が多く、近年は後者の一時金タイプが増えているが、この商品はそのどちらでもない。

あえて名前を付けるのであれば「治療給付タイプ」とでも言うべきか?

さて、肝心の評価だが、筆者の率直な感想として、

「全体的に保障が薄味。かつネット専用の商品のわりには保険料の割安感がない」

という少々厳しい評価となる。そのため星一つとさせて頂いた。

 

参考:各社のがん保険を比較したい方には、
『がん保険 何で比較する?項目別 商品比較』
をご覧いただきたい

他社のがん保険の☆評価一覧は、コチラ




筆者が思う弱点は以下の3つ。

弱点1 実際のところ終身ではない

この保険の保障の約半分は80歳になる直前に終わってしまう。

先に挙げた4つの保障。

1 抗がん剤治療
2 ホルモン剤治療
3 放射線治療
4 手術

のうち、80歳以降は3と4の放射線と手術だけが対象で、1と2については対象外となる。

実際のところ80歳以上で抗がん剤やホルモン剤治療などを受けることは稀なので、

必要ないと言えば必要ない

のだが、今現在30歳、40歳くらいの方がその年齢になった時の医療の状況がどうなっているかは分からない。

少なくとも「80歳以降は対象外」と決められているのはマイナスだろう。

その点、この商品は「終身」と言っているが、筆者の感覚では

一部の保障が終身であり、一部は80歳までの期間限定

という方が正しく、それは見積画面などでもしっかり記載するべきではないか?

小うるさいことを言うが、何となく気持ちの悪さを感じる。




弱点2 ネット系生保のわりには、割安感がない

冒頭でも述べた通り、他社にはない新しいタイプの保険なので、何とも比較が難しいが、同程度の保障で他社と比べると割安感はない。

但し、特約のがん診断給付金などは、他社では「2年に1回」が限度なのに対して、本商品では「1年に1回」が限度になっていて、内容が良い。

2年に1回ということは、一度がんになると、それが再発や転移しても2年経過しないと支払対象にならないということ。

筆者の経験でもがんは早い時は1年程度で再発、転移することも少なくないので、2年に1回よりは、1年に1回の方が良いだろう。

実は「2年に1回」というのは、がん保険の昔からのスタンダードな条件だったのだが、最近、「1年に1回」というところがチラホラ出てきている。

本商品もその一つ。

条件が良い分、保険料が割高になるのは仕方ないのだが、そこはネット生保。もうちょっと頑張って欲しかった。

この弱点が気になるなら・・・がん保険の保険料ランキングで他社をチェック!!




弱点3 先進医療が10年更新

がん治療の際、保険適用外の先進医療を使った場合、実費を負担してくれる先進医療特約。

現時点では先進医療を受けている人の数は少なく、保険会社としてもそれほどの金額を支払っているわけではない。

そのため、数十円から100円程度の特約保険料(オプション料)で済んでいるが、今後はそうはいかない。

がんに関する治療法は日進月歩で進んでおり、様々な「先進医療」が出てきている。

財政難に苦しむ日本では、それらすべてを保険適用にするわけにもいかないので、おのずと保険適用外の治療法が増えるだろう。

当然、それらの治療を受けた人は保険会社に請求するので、支払は増える。

そうなれば今の100円程度の金額では無理だろう。

事実、最近オリックス生命が先進医療特約の保険料を大幅に値上げして話題になったが、今後は他社も追随せざるを得ない。

であれば

安いうちに入っておいた方が良い

ということになる。

しかしここで問題なのが、「終身か、更新か」という点。

終身タイプであれば、一度入れば保険料はずっと同じ。今入れば100円程度でずっと変わらない。

しかし更新タイプであれば10年毎に保険料が値上がりするので、今後、どんどん高くなるだろう。

そして本商品の先進医療特約は10年更新である。

どうせ入るなら終身タイプをお勧めする。

そのため弱点とさせて頂いた。

この弱点が気になるなら・・・がん先進医療特約の一覧で他社をチェック!!

先進医療特約についての詳細は以下の記事をご参照いただきたい。
先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!

 

参考:各社のがん保険を比較したい方には、
『がん保険 何で比較する?項目別 商品比較』
をご覧いただきたい

他社のがん保険の☆評価一覧は、コチラ




商品の構成について

加入できる年齢は、20歳~75歳

ネット申込のみの取扱

基本となる給付金の種類は以下の4つ

1 抗がん剤治療給付金
2 ホルモン剤治療給付金
3 放射線治療給付金
4 手術給付金

給付金10万円のプランを例に挙げて詳細を説明していく。

抗がん剤治療給付金

がん(悪性新生物)または上皮内新生物で抗がん剤治療を受けたときに

1ヶ月ごとに10万円

を通算36回まで受け取ることができる。

ただし、80歳となった直後の契約応当日の前日までと期間が区切られている。

給付金額は、10万円、20万円、30万円から選択可

ホルモン剤治療給付金

がん(悪性新生物)または上皮内新生物でホルモン剤治療を受けたときに

1ヶ月ごとに2万円

を通算60回まで受け取ることができる。

こちらも、80歳となった直後の契約応当日の前日までと期間が区切られている。

なお、給付金額は、抗がん剤治療給付金×20%となっている。

つまり10万円→2万円、20万円→4万円、30万円→6万円となる。

放射線治療給付金

がん(悪性新生物)または上皮内新生物で放射線治療を受けたとき

1回につき10万円

を60日に1回を限度に受け取ることができる。

支払回数は無制限

給付金額は、抗がん剤治療給付金と同額。

手術給付金

がん(悪性新生物)または上皮内新生物で手術を受けたとき

1回につき10万円

を受け取ることができる。

支払回数は無制限

給付金額は、抗がん剤治療給付金と同額。

ここまでが主契約の保障内容、保険料は以下のとおり

 

参考コラム:
商品の詳細に入る前に「そもそもがん保険って何?」という方は、
『保険屋の口車に乗る前に読みたい、がんと保険の真実』
をご覧いただきたい。




続いて、特約(オプション)の説明にうつる。

がん治療支援給付金

がん(悪性新生物)と初めて診断された場合に50万円をうけとれる。

こちらは、1回限り

なお、給付金額は、抗がん剤治療給付金×5

つまり10万円→50万円、20万円→100万円、30万円→150万円となる。

給付金50万円の保険料は、

30歳 男性:620円  女性:630円
40歳 男性:910円  女性:900円
50歳 男性:1,510円 女性:1,180円
60歳 男性:2,520円 女性:1,500円

となっている。他社と同程度。

がん診断給付金

がん(悪性新生物)と初めて診断された場合に50万円をうけとれる。

上記のがん治療支援給付金と違い、1年に1回を限度に複数回受け取れる。(通算6回が限度)

なお、2回目以降は、入院した場合に限り受け取れる。

給付金額は、50万円のほか、100万円、200万円から選択可。

給付金50万円の保険料は、

30歳 男性:985円  女性:935円
40歳 男性:1,565円 女性:1,315円
50歳 男性:2,655円 女性:1,710円
60歳 男性:4,470円 女性:2,185円

となっている。

他社と比べ、1年に1回という優位点があるものの、通算6回まで、また上皮内新生物は給付金額の50%となっており、保険料が割高という点で劣っている。

同じく、1年に1回受け取れる「あいおい」「メットライフ」では以下のような条件となっている。

「あいおい」は、通算制限なし、上皮内新生物(給付金額と同額)
「メットライフ」は、通算制限が5回、上皮内新生物(給付金の50%)




入院給付金日額

がん(悪性新生物)または上皮内新生物で入院したときに、1日あたり5,000円(1万円も選択可能)が受け取れる。

支払日数は無制限で受け取れる。

保険料は、5,000円/日で
30歳 男性:315円  女性:255円
40歳 男性:490円  女性:370円
50歳 男性:810円  女性:510円
60歳 男性:1,345円 女性:665円
となっている。

他社と比較すると、男性の30歳代、40歳代では、高くもなく安くもないが50代を超えるとやや割高。

女性は全年齢帯で高め。

がん先進医療特約

がん治療のための先進医療による療養を受けたときに、先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円が限度)が受け取れる。

保険料は、性別、年齢に差はなく、46円となっている。
これはかなり安いが、弱点3でもあげているように10年ごとに更新がある。

今後、先進医療が今より一層広がれば、必然的にその支払いをする特約の保険料も値上がりする可能性が高く、10年後も同じ保険料のままとは考えづらい。

出来ればずっと保険料が変わらない他社の「終身型」の方が望ましい。

先進医療特約についての詳細は以下の記事をご参照いただきたい。
先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!




比較した方が良い商品

FWD富士生命 新がんベスト・ゴールドα ★★★☆☆

オリックス生命 がん保険 Believe(ビリーブ) ★★★☆☆

just in case「わりかん がん保険」 ★★★★☆

セコム損保 自由診療保険 メディコム ★★★★☆

 

参考:各社のがん保険を比較したい方には、
『がん保険 何で比較する?項目別 商品比較』
をご覧いただきたい

他社のがん保険の☆評価一覧は、コチラ