この保険の弱点はここだ!チューリッヒ生命「終身医療保険プレミアムDX」

提供会社:チューリッヒ生命

商品名:終身医療プレミアムDX

解説を動画でご覧になりたい方はコチラ

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

それでは、この商品の弱点について解説をしていこう。

チューリッヒ生命の「終身医療プレミアムDX」はネットや雑誌の広告で資料請求をして、郵送で加入するタイプの医療保険。

保険料も安く、全体的に良い商品だと思うが、弱点がないわけではない。

筆者が感じる弱点は、以下の2つ。

弱点1 三大疾病診断給付金が「2年に1回」

三大疾病診断給付金特約は、

「がん、急性心筋梗塞、脳卒中」

の3つの病気で、診断(がん)もしくは入院(急性心筋梗塞、脳卒中)した際に、50万円、100万円などの一時金が受け取れる特約(オプション)であるが、本商品では支給に関して、

2年に1回

という制限がある。

例えば「がん」と診断されて一時金を受け取る。

その後、再発や転移をした場合、「2年間経過していない」と受取れないということになる。

しかし、昨今、他社では「1年に1回」としている会社も増えており、条件としてはそちらの方が良い。

三大疾病の際の一時金を重視するのであれば、他社の方が良いかもしれない。

なお、「1年に1回ルール」を採用する会社には、オリックス生命、メットライフ生命、あいおい生命などがある。

オリックス生命 医療保険 新CUREの詳細はコチラ

三井住友海上あいおい生命 新医療保険Aプレミアの詳細はコチラ

メットライフ生命 終身医療保険フレキシィSの詳細はコチラ




弱点2「ストレス性疾病保障付就業不能保障特約」がビミョー

やたらと長い名前の特約だが、本商品の特徴の一つとなっているオプション。

基本的には「就業不能系の保険」と言って良い。

以下の条件に当てはまった時に、毎月の給付金を受取れる。

①以下の病気により就業不能状態が60日をこえて継続したとき

-がん(悪性新生物)
-急性心筋梗塞
-脳卒中
-肝硬変
-慢性腎不全

②高度障害状態、または不慮の事故で身体障害状態になったとき

③所定のストレス性疾病による入院が60日をこえて継続したとき

注:所定のストレス性疾病とは「統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害、気分[感情]障害、神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害/摂食障害/非器質性睡眠障害/胃潰瘍/十二指腸潰瘍/潰瘍性大腸炎/過敏性腸症候群/更年期障害」を指す。

年金月額は、5万円~30万円の範囲で、5万円刻みで設定可能。つまり、5,10,15,20,25,30万円から選択できる。

支払期間についても1年、2年、3年、5年、10年から選ぶ。

例えば、前述の状態になって「働けない時」のために、

「毎月10万円を10年間受取れる」

この内容で65歳までの保障の場合(あくまで受取れるのは10年間だけ。65歳まで有効と言うこと)、30歳 男性で毎月+5,770円となるのだが、まず保険料が高い。

これは恐らく「ストレス性疾病」を支払い条件に含めているためだろう。

特に気分障害(一般的にはうつ病)が含まれていると、支払い期間も長くなる傾向があるため保険会社としては支払うリスクが高くなる。

そのため「うつ病も支払い対象とする就業不能保険」は保険料が高くなる傾向にある。

逆に「うつ病を支払い対象としない」就労不能保険はかなり安くなる。

例えば、ライフネット生命の就労不能保険「働く人の保険2」であれば、「30歳 男性 就労不能時に10万円(65歳まで保障)」の条件で2,056円/月と、ほぼ1/3程度。

ただし、こちらはうつ病は支払い対象外である。

また、チューリッヒの場合、「10年間しか」支払われないが、ライフネット場合は「働けない場合は最長65歳まで」支払われる。

例えば脳出血などで半身不随になり働けない場合、本当に10年間(もしくはそれ以下)で良いのか?という疑問もある。

復帰できるような病気であれば支払い期間が10年もあれば十分だが、本当に重い障害状態になってしまったら10年では足りない。

その点、本商品は中途半端である。

・ストレス性疾病に対応している点は良い

・しかし、保険料が高く、支払い期間も最長10年

・障害が残り、一生働けないような「最悪のケース」に備えられていない

筆者はそう思う。

この特約に入るのであれば、前述のライフネットや、アフラックなどの「就業不能」に特化した保険を別途検討した方が良いだろう。

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ

商品の構成について

入院日額

5,000円、10,000円、15,000円の3つから選択可能。

保険料は概ね安い。

入院限度日数

30日、60日、120日から選択可能。

手術給付金

この保険は手術給付金の選択肢は3つ。

Ⅰ型 入院中手術・放射線治療 10万円 外来手術 5万円

Ⅱ型 入院中手術・放射線治療・外来手術 一律5万円

Ⅲ型 入院中手術・放射線治療 20万円 外来手術 5万円
※入院日額10,000円、15,000円のみ選択可

Ⅱ型がおおむね他社と同等。という感じ。




先進医療特約

保険適用外の先進医療を受けた際、通算2,000万円までの実費を保障。

また、一時金15万円が受け取れる。
ただし、先進医療の技術料が15万円以下の場合は、その技術料と同額となる。

一時金が貰えるため他社より若干保険料が少しだけ高い

30歳男性で、+132円

なお、他社では先進医療特約が10年更新になっている場合もあり、そうなると10年毎に保険料が上がっていく。

今後、先進医療が今より一層広がれば、必然的にその支払いをする特約の保険料も値上がりする可能性が高く、出来ればずっと保険料が変わらない「終身型」の方が望ましい。

本商品の先進医療特約は終身型なので、その点はグット。

先進医療特約についての詳細は以下の記事をご参照いただきたい。
『先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!』

3大疾病保険料払込免除特約

以下の条件に当てはまった場合、以後の保険料が免除される。

・がん(悪性新生物):診断

・急性心筋梗塞:入院

・脳卒中:入院

他社に比べて、可もなく不可もなく。と言うところ。

特約の保険料もほぼ他社なみ。

筆者の個人的な見解では医療保険の保険料そのものがそれほど高額ではないので、わざわざ別途保険料を支払ってまで「払込免除」をつける必要はないと思っているが、このあたりは個人の感覚だろう。

詳細は、『医療保険の払込免除は必要か?』をご参照頂きたい。




七大疾病延長入院特約・ストレス性疾病延長入院特約

①がん(悪性新生物・上皮内新生物)
②心疾患
③脳血管疾患
④糖尿病
⑤高血圧性疾患
⑥肝硬変
⑦慢性腎不全

以上7つの病気で入院した時に、1入院あたりの給付日数が「無制限」になる。

また、ストレス性疾病による入院の場合、1入院あたりの上限が365日まで延長される。

注:ストレス性疾病は、統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害、気分[感情]障害、神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害/摂食障害/非器質性睡眠障害/胃潰瘍/十二指腸潰瘍/潰瘍性大腸炎/過敏性腸症候群/更年期障害を指す。

「30歳男性 入院日額5,000円 60日型 終身払」で、+485円

ある特定の病気で入院した時に、入院日数が「無制限(もしくは延長)」になる特約は他社でも一般的だが、他社に比べチューリッヒのこの特約は割高。

理由は、ストレス性疾病でも入院日数が延長されるからだろう。

病気の範囲をが広い分、特約の保険料も高めに設定されている。

なお、ストレス性疾病の入院日額を延長するような特約がある会社は、チューリッヒのほか、マニュライフ生命がある。

マニュライフ生命 こだわり医療保険 with PRIDEの詳細はコチラ

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。




3大疾病診断給付金特約

がん(悪性新生物・上皮内心生物)・・・「診断(がんです。と言われただけ)」

急性心筋梗塞と脳卒中・・・「入院」

をした時に受取れる。

この支払条件はおおよそ他社なみと言える。

一時金の金額は、50万円か100万円を選択可能(入院日額5,000円の場合は、50万円のみ)

30歳男性の場合、一時金50万円を付加すると+1105円。

条件に当てはまれば何度でも受取れるが、ただし「2年に1回」が限度。

他社では「1年に1回」の商品もあり、そちらの方が安心である。

詳細は弱点1を参照頂きたい。

退院後通院特約

退院後、入院の原因となった病気の治療のために通院をした場合、1日につき5,000円が受け取れる。

30歳男性で、+370円

退院後120日以内の通院が保障の対象となっている。

他社の場合、多くは「退院後180日以内」、保障が手厚いところでは、入院前の通院も保障されるものもある。

とはいっても、筆者はそもそも通院特約は必要ないと思っている。

月々370円、年間4,440円、10年で4.4万円、20年で8.8万円、30年で13.3万円

30年の間に27日以上通院をしないと元が取れない計算となる。

そもそも、通院1日につき5,000円というのは

「もらえれば嬉しいが、なくても困るようなことはない」

という程度。別に必要ないのではないか?



ストレス性疾病保障付就業不能保障特約

以下の状態に該当した場合、毎月、就業不能年金が受け取れる。

・がん(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全により就業不能状態が60日をこえて継続したとき

・高度障害状態、または不慮の事故で身体障害状態になったとき

・所定のストレス性疾病による入院が60日をこえて継続したとき

特約の設定の条件は以下のとおり

年金月額は、5万円~30万円の範囲で、5万円刻みで設定可能。

年金支払期間は、1年、2年、3年、5年、10年から選択。

ただし、年金月額×年金支払期間(年)×12ヶ月が1,200万円以下となっている。

また、こちらの特約の保険期間は、55歳、60歳、65歳、70歳、75歳。

30歳男性で、年金月額:10万円 年金支払期間:10年 保険期間:65歳の場合、保険料は、+5,770円となる。

詳細は弱点2をご参照頂きたい



女性特定疾病入院特約

女性特有の病気やがんの他、心筋梗塞、狭心症、高血圧症、脳卒中、糖尿病などの重篤になりがちな病気まで保障されている。

これらの病気で入院した場合に、主契約に上乗せして、1日につき5,000円が受け取れる。

「30歳女性 入院日額5,000円 手術Ⅰ型 60日型 終身払」で+640円

女性特有の病気「以外」にも保障範囲が広がっているため、他社の同じような特約より保険料は高め。

女性特有の病気だからと言って、特別にお金がかかるわけではないが、心配する女性は多い。

また、筆者の経験でも実際の支払い実績でも、女性疾病に関わるものは多く、予算が折り合うのであれば付けておいても良いかもしれない。

入院一時金特約

入院した場合に、入院一時金が貰える。

一時金の設定範囲は、5万円、10万円、20万円の3つから選択可能。

30歳男性に入院一時金10万円を付加すると、+780円。

年間で9,360円、10年で9.3万円を負担することとなり、10年に1回入院しないと元がとれない。

別にこの特約に加入しなくても、自分で貯蓄しておけば良いのではないだろうか?

筆者は必要なし、と判断する。

検討した方がいい他社商品

☆評価の高い医療保険は・・・

アクサダイレクト生命 アクサダイレクトの終身医療 ★★★★☆

オリックス生命 新CURE ★★★★☆

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ