この保険の弱点はここだ!SOMPOひまわり生命「女性のための入院保険 フェミニーヌ」

提供会社:SOMPOジャパンひまわり生命

商品名:女性のための入院保険 フェミニーヌ

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

女性のための入院保険 フェミニーヌはひまわり生命が販売する女性専用の保険。

貯蓄と医療保険、そこに死亡保障がセットになった商品で、

「モロに女性受けを狙った保険だな」

という印象。

本商品、女性の方でも反応は2通りに分かれると思う。

「保険でお小遣いが貰えるの?」

という方もいれば、

「自分で貯めてるだけじゃん」

と冷めた反応をする方もいるだろう。

保険会社としては、前者をターゲットにしているのだろうが、

「女性は色々入っている方がお得感を感じるんでしょ?」

という、いかにもステレオタイプ(固定観念)にとらわれた保険会社のおじさんが考えたような商品構成で、逆に女性をバカにしているような気がしなくもない。




商品としては、以下の3つが柱になっている。
(日額10,000円、同7,000円、同5,000円の3つのプランが用意されているが、ここではプラン1:日額10,000円を例に説明する)

1 医療保険 
  入院した場合        10,000円/日+一時金10万円
  それが女性特有の病気の場合 15,000円/日
  手術をした場合        5~40万円(手術の種類による)
  退院後の通院        10,000円/回
先進医療特約         2,000万円まで(実費を補償)

2 死亡            300万円(高度障害は200万円)

3 貯蓄(生存給付金)     3年ごとに15万円を受け取れる  

保障内容は全体的に充実していると言って良い。

そして、この中で「一押し」なのが、3の貯蓄なのだろう。

商品サイトを見ても、これを強調する箇所が多い。

3年ごとに15万円のお小遣いを貰えるのは嬉しいかもしれないが、前述した通り、実質的には「自分で貯めているだけ」

15万円を3年(36ヵ月)で貯めるのだから、月4,166円を貯めている計算。

例えば、30歳の女性の場合、本商品の保険料は8,547円/月(プラン1、日額1万円)

この8,547円のうち、貯蓄分の4,166円は「単純な貯金」と考えて良いので、その差額の4,381円が

1 医療保険
2 死亡保障

の保険料だと思えば良い。

それでは弱点の解説。

弱点1 15年更新タイプだが、それで本当に良いのか?

本商品は、契約期間が15年で、その後は自動更新される。

例えば、先にも挙げたが30歳 女性の場合、保険料は8,547円/月(プラン1:日額1万円)だが、この保険料は15年間限定で、次の更新時、つまり45歳(30歳から15年後)には、またその時に年齢に応じて保険料が上がるということ。

ちなみに、現時点(2020年8月現在)の45歳の保険料は9,543円だが、この保険料が約束されているわけではなく、15年後はその時に状況(保険会社の収支や、経済情勢など)に応じて保険料は変わる。

9,543円より高くなっている可能性も、安くなっている可能性もあり、今の段階では何とも言えないが、年齢が上がっている以上、保険料が「上がる」ということだけは確かだろう。

なお、先ほど医療保険と死亡保障の純粋な保険料は

「全体の保険料(8,547円)から、貯蓄分(4,166円)を除いた4,381円である」

と述べたが、この保険料4,381円に対して、本商品では以下のようなサービスを受けられる。(前項の保障内容を再掲)

1 医療保険 
  入院した場合        10,000円/日+一時金10万円
  それが女性特有の病気の場合 15,000円/日
  手術をした場合        5~40万円(手術の種類による)
  退院後の通院        10,000円/回
先進医療特約         2,000万円まで(実費を補償)

2 死亡            300万円(高度障害は200万円)

この内容の中で、特に医療保険に関しては「かなり手厚い」ので、この内容からすれば、この保険料は妥当と言える。

だが、筆者の個人的な見解では「やや過剰過ぎるかな?」という印象を持つ。

例えば、入院した時に一時金が10万円貰えるというオプションや、退院後の通院1万円、更には死亡保障300万円などは、

果たして全員に必要なのか?

という疑問がある。




もちろん、これらの保障が付いていれば、実際に死亡したり、入院した時には手厚い保障が受けられるので、ないよりはあった方が良い。

しかし、当然ながらタダではない。その分の保険料を払っている。

その証拠に、例えば同じひまわり生命の医療保険(健康のお守り)で、同じ15年定期でプランを組んだ場合、先の一時金、通院、死亡保障を除いた場合、保険料は以下のようになる。

30歳 女性
入院日額    10,000円/日(1入院120日限度だが、3大疾病は無制限)
女性特有の病気 15,000円/日
先進医療特約     2,000万円
保険料      2,777円/月(15年定期)

正確には、本商品( フェミニーヌ)の1入院あたりの上限が180日であるのに対して、上のプラン(健康のお守り)では120日になっていたり、手術給付金の金額が多少違っていたりと、異なる部分はあるものの、その内容は「ほぼ同じ」と言って差しさわりはない。

一時金、通院、死亡保障などが付いていて4,381円、それらを外して2,777円、その差は1,604円。

毎月で見れば大した金額ではないが、15年間の合計では約29万円もの差となる。(1,604円×12ヶ月×15年)

「月に1,604円くらいなら、私は別に気にならない。保障が充実していればその方が良い」

と言うのであれば別に余計なことを言うつもりはないが、堅実な女性であれば

「余計なオプションにお金は払いたくない」

と言う方も多いだろう。

要は、各個人の必要・不必要にかかわらず、本商品は「全てがセット」になってしまっているので、人によっては「余計なもの」に保険料を払わないといけないということ。

また、繰り返しになるが15年ごとに保険料も上がるので、その点も「それで良いのか?」ということをしっかりと考えないといけない。

仮に30歳で加入したとしても、45歳、60歳、75歳と保険料が上がっていくので、老後になっても若い頃より高い保険料を負担することになり、これを喜ぶ人はいないだろう。

本来、保険に入る時には、このような細かい点を検討しないといけないのだが、本商品には

3年ごとに15万円!!

という「おこづかい」で、全てを煙に巻いてしまっているようなところがある。

そちらの方にばかり目が行ってしまい、肝心の保障内容の検討が疎かになってしまう。

あくまで、貯金は貯金、保険は保険と切り分けた方が良い。

ごちゃ混ぜにすると、一体、どちらが優先順位が高いのか、自分でも分からなくなってしまい、結果的に自分に合っていない保険に加入することになる。




弱点2 保険会社に「貯めてもらう」必要があるか?

少々厳しいことを言うが、3年ごとに15万円、それを保険会社に「貯めてもらう」必要はあるのだろうか?

自分で貯めれば良いではないか。

「持ってると使っちゃうから」

という方もいるが、本商品はあくまでメインは保険。

「貯めてもらう」代わりに、保険にも入らなければならず、そしてそれは前項で述べた通り、15年更新だし、保険料も高い(その分、保障内容は充実しているが)

「貯めてもらう」ために、本来は自分に必要でない保障に対して、余計なコストを負担することになるかもしれない。

貯金をしたいなら、定期預金でも始めるのはどうだろうか?

毎月、5,000円でも自動的に定期預金に振り替えてもらえば、確実にお金は貯まる。

そもそも「3年ごとに15万円」というのが厄介。

受取る人のマインドにもよるだろうが、何となく「ボーナス」感覚で使ってしまう人も多いような気がする。

実際のところ、ボーナスでも何でもなく「自分で貯めたお金」なのだが、臨時収入的なニュアンスがあるので、パッと散財してしまう可能性も高い。

使ってしまえば、結果的には「貯まってない」ということになる。

「3年ごと」というのは何とも中途半端で、まとまった貯金にはなりづらい。

この観点からも、本当にお金を貯めたいなら、定期預金にするなり、保険でやるならもっと期間が長く、多少は増えるようなものを選んだ方が良い。(年金保険など)




弱点3 更新は90歳まで

本商品は90歳までしか更新できない。

女性は長生きだし、今は寿命100年時代と言われている。

90歳以降はどうするのか?

長生きをした場合、それまで長年保険料を支払ってきたのに、実際に入院する時になって「何も保険がない」ということにもなりかねない。

この点からも、医療保険に入るなら、保障が一生涯続く終身タイプの方が良いのでは?とは思う。

商品の構成について

入院日額

以下、3つのプランから選択。

プラン1:10,000円
プラン2:  7,000円
プラン3:  5,000円

入院限度日数

180日型のみ
がん、心疾患、脳血管疾患の場合は、限度日数は無制限

女性疾病入院給付金

女性特有の病気、女性に多い病気、すべてのがんで入院したときに、基本の入院日額に加え、それぞれ下記の日額が加算される。

プラン1:+5,000円(合計:15,000円)
プラン2:+3,000円(合計:10,000円)
プラン3:+5,000円(合計:10,000円)

入院一時金

入院したときに、入院一時金10万円が受け取れる。
※こちらは全てのプラン共通の金額。

手術給付金

各プランの日額に応じて下記の倍率で手術給付金が受け取れる。

手術の内容に応じて 日額の40倍、20倍、10倍、5倍
放射線治療     日額の10倍
骨髄ドナー     日額の20倍

通院給付金

入院給付金が支払われる入院をし、その退院から180日以内に通院した場合に、1日につき下記の通院給付金が受け取れる。

プラン1:10,000円
プラン2:  7,000円
プラン3:  5,000円

死亡保険金

亡くなった時に、死亡保険金300万円が受取れる。
※こちらは全てのプラン共通の金額。

高度障害保険金

所定の高度障害に該当した時に、高度障害保険金を下記の金額受け取れる。

プラン1:200万円
プラン2:230万円
プラン3:250万円

生存給付金

3年ごとに生存しているときに、日額の15倍の生存給付金が受け取れる。

プラン1:15.0万円
プラン2:10.5万円
プラン3:  7.5万円

先進医療給付金

保険適用外の先進医療を受けた際、通算2,000万円までの実費を保障される。




保障内容はここまでが基本セットとなっている。

保険料例
:30歳  →  45歳   →  60歳
プラン1:8,547円 → 9,543円 → 15,276円
プラン2:6,305円 → 7,136円 → 11,667円
プラン3:5,104円 → 5,779円 →   9,612円

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
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