提供会社:朝日生命
商品名:やさしさプラス
この保険の弱点はここだ!!
本商品は基本的に「保険王プラス」と同じ。
そのため、具体的な弱点に関しても、保険王プラスの方をご覧頂きたい。
保険王プラスの解説はコチラ
「王」
などと言う男性に限定される名称を付けたがために、女性向けに別の名称にしたのか、それとも高度なマーケティングなのか、そのあたりは良く分からない。
保険王の女性版なら、保険女王か、保険妃とでもすれば良いのだが、なぜか「やさしさプラス」というマイルドな名前が付いている。
女性=やさしさ
という発想が安直で、センスを疑う。
まあ、名前のことは別に良い。
保険王プラスと違うところは、
・女性手術重点保障特約(商品名:マイメディーナ)
・新女性がん診断給付特約
という、医療保険関係の2つの女性向け特約を選択できるだけ。
冒頭で述べた通り、メイン部分は保険王と全く同じなのだが、一応、やさしさプラスだけの弱点も指摘しておく。
弱点 2つの特約、どちらもイマイチ
女性手術重点保障特約(商品名:マイメディーナ)は、女性特定部位(子宮、ちぶさ、卵巣等)の手術を受けた際に30万円を受け取れる特約。
新女性がん診断給付特約では女性特有のがん(にゅうがん、子宮がんなど)と診断された時に100万円が受け取れる。
どちらも他社では「女性疾病特約」とか「女性がん特約」などと言われるもの。
結論から言えば、筆者はどちらも必要ないと考える。
女性特定部位(子宮、ちぶさ、卵巣等)の手術を受けたからと言って、更に上乗せで30万円を必要とする根拠が分からない。
女性特有の病気が、他の病気に比べて特別にお金がかかるわけではない。
だったら普通の医療保険で良いだろう。
それでも手術をすれば手術給付金が受け取れる。(女性特定部位でも)
更に保険料を支払ってまで女性特定部位の手術を警戒する必要はない。
新女性がん診断給付特約も同じ。
こちは女性特有のがんしか対象にならない。
これよりは、全てのがん(胃がん、肺がんなど)を対象としているがん診断一時金特約の方が良いだろう。
(朝日生命の場合「新がん診断給付特約」がそれにあたる)
全てのがんを対象にした一時金に入っていれば、子宮がんでもにゅうがんでも一時金が受け取れる。
それで十分。
追加の保険料を負担して、100万円の一時金を上乗せする理由は見当たらない。
しかも、この特約の保険料はそれなりに高いだろう。
もちろん実際にがんになれば、
「入っておいて良かった!!」
とは思うだろうが、がんにならない場合も考えておいた方が良い。
現在のデータでは日本人の1/2ががんになるが、裏を返せば1/2はならないということ。
この1/2は「全てのがん」なので、「女性特有のがん」となると更に確率は下がる。
女性の場合、身近な人がにゅうがん、子宮がんで亡くなったり、時々、有名人も亡くなるので、何となく怖いと思う気持ちは分かるが、実際には胃がんも肺がんも怖い。
なるかならないか分からない女性特有の病気をピンポイントでフォローしても仕方ないだろう。
それよりは、「全ての病気、全てのがん」のリスクを広くカバーしておいた方が良い。
特約 Good & Bad!!
女性特有の病気にフォーカスした2つの特約はどちらも必要ないと思う。
比較した方が良い商品
本ブログは、このような「パッケージ型」には手厳しい。
なんだかごった煮のような印象で、分かりにくいし、保険料も割高。
死亡、医療、就業不能、介護、など、色々な分野のパーツ(本商品ではユニットと言う)があるが、別にこれらすべてを1社に任せなくても良いのではないか?
各分野、いくらでも選択肢がある。
自身のニーズに沿って、「良いところどり」をした方がベター。
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