アナタへのアドバイス!!
今までのご回答
Q1 既婚 お子様あり
Q2 死亡保障 必要
Q3 医療保障 必要なし
Q4 就業不能保険 必要
Q5 貯蓄保険 必要
はい、これで質問は終了です。
結果、アナタのニーズは死亡保障、就業不能、貯蓄の3つということになりました。
医療保険は「いざとなれば自分の貯金で十分」とお考えになっているか、もしくは「勤務先の福利厚生がある」というような事情があるのかもしれませんね。
では、死亡保障、就業不能保険、貯蓄保険の3分野における検討の仕方、そして考え方のポイントを解説していきたいと思います。
1 死亡保障について
死亡保障は「貯蓄型」と「掛け捨て」の2つに分けることが出来ます。
アナタは「貯蓄」にも興味があると回答されていらっしゃるので、死亡保障とセットにして貯蓄を考えるのも一つの手です。
死亡保障と貯蓄がセットになったものには、以下のような商品があります。
・終身保険(円、ドル、変額など)
死亡した時、高度障害の時が対象の保険
・特定疾病保障型終身保険(円、ドル)
死亡した時、高度障害の時、がんと診断された時、急性心筋梗塞、脳卒中で60日以上の労働制限の時が対象の保険
・死亡保障付年金保険(円、ドル)
若いとこに死亡した場合には保険金を、老後には年金が受け取れる保険
・養老保険(円、ドル、変額)
一定期間、死亡保障を提供。期間終了後(満期)には死亡保険金と同額かそれ以上の満期金が受け取れる保険
お子様がいらっしゃるご家庭の場合、将来の学資やお二人の老後資金として活用出来る終身保険や死亡保障付年金保険などが人気がありますが、これらの商品にも弱点があります。
それは、
払った保険料のわりに保険金が少ない
ということです。
例えば月に2,3万円の保険料を負担しても、死亡保険金は1,000万円程度です。
対して、掛け捨ての保険であれば、1,000万円の保険金が月々2,000円程度で用意できるでしょう(30代の場合)
掛け捨ての方は逆に「少ない保険料で大きい保険金」を用意出来るという特徴があります。
お子様がいらっしゃるご家庭の場合、必要な保険金が高額になることが多いので、正直なところ貯蓄性保険だけでそれら全てをカバーするのは難しいかもしれません。(保険料がバカ高くなってしまう)
但し、これも「奥様の収入が高い」、「多少は実家が援助してくれる」というような事情で、そこまで高額にする必要がない場合もあります。
そのため、各ご家庭の事情によって、
・死亡保険金は少なくても貯蓄性を重視する
・掛け捨てで保険金を重視する
・ミックスする(貯蓄型+掛け捨て)
のどれにするか?方向性を決められるお良いかと思います。
2 就業不能保険について
就業不能保険の検討は一筋縄ではいかない分野です。
商品数はそれほど多くはないですが、就業不能保険は「何をもって働けないのか?」という定義が保険会社ごとに異なっており、それを理解するまでが大変なのです。
大別すると、障害等級や障がい者手帳、介護制度などの公的制度に連動する「公的制度連動型」と、医師の意見を重視する「医師の診断重視型」があります。
2つのタイプの比較は以下にまとめましたので、参考にしてみて下さい。
あるケースでは公的制度連動型では払うが、医師の診断重視型では払わない、あるケースでは逆。
そんなことが起こりえるので、なかなかややこしく、どんな場面でも支払い対象となる「完璧な就業不能保険」は現状ではありません。
ただ、どちらかと言えば、筆者は「医師の診断重視型」を推します。
公的制度連動型は、障害等級や手帳などを得ないと給付されないので、なかなか敷居が高く、例えばがんで入退院しているような方の場合、ほとんど支払い対象になりません。
体調は悪いのですが、障害と認定される基準はクリアしていないからです。
その点、医師の意見尊重型であれば、ある程度実態を見てくれます。
しかし、これはあくまで筆者の考え方であり、絶対的な正解ではありません。
まずは、色々な商品の「支払い事例」、「支払わない事例」などを見て、ご自身にはどのような「働けない保障」が必要なのか?という点を考えて下さい。
また、商品としては、先に述べた死亡保障と就業不能保険をセットにしたようなものや、就業不能だけに特化したものの2種類があります。
死亡保障とセットになったものは「公的制度連動型」がほとんどですが、就業不能保険に特化したものは「公的制度連動型」、「医師の診断重視型」、「両者のミックス型」など色々な種類が用意されています。
4 貯蓄型保険について
最後に貯蓄型保険です。
1の死亡保障でも触れましたが、貯蓄型の保険商品は多くの場合、死亡保険とセットになっています。
また、特定疾病保障型終身保険(死亡だけでなくがん、急性心筋梗塞、脳卒中でも保険金が受け取れる)などは就業不能保険の一部の分野をカバーしています。
かと言えば、年金保険などのように貯蓄に特化した保険(死亡時には何もない。払ったお金が戻ってくるだけ)もあり、かなり千差万別な商品があります。
しかし、この分野は以下の3つのポイントから見れば、わりと簡単に比較することが出来ます。
1 いくら払って、いくら戻ってくるのか?(リターン:返戻率)
2 どの程度のリスクがあるのか?
3 付加価値は何か?
まず貯蓄をすることが目的なので、リターンは重要です。
そしてリスクです。
大原則として、リターンとリスクは比例します。
リターンの期待値が高いものほど、リスクが大きくなる。
そう理解して下さい。
例えば、現在保険商品には「日本円建」、「ドル建」、「変額(株などに連動)」の3種類がありますが、円よりはドルが、ドルよりは変額の方が、増える(リターン)可能性が高く、そしてリスクも高くなります。
このあたりのリスクをどの程度許容できるか?それを決める必要があります。
個人的には保険商品のリスクなどたかが知れているので、円よりはドルや変額を選んだ方が良いと思いますし、DINKSの方々はそれを選ぶ傾向がありますが、それも個々人の考え方次第でしょう。
最後の「付加価値」ですが、実際の例を見てみましょう。
終身保険と特定疾病保障型終身保険の比較です。
商品A リターン120% 死亡時に保険金
商品B リターン110% 死亡時、三大疾病時に保険金
この2つを比較した場合、AよりBの方が10%ほどリターンは低いですが、その代わり「三大疾病の時にも保険金が受け取れる」という付加価値があります。
なるほど、それなら3大疾病の保障が付いていた方が良い
そう考える人もいれば、
10%も下がるなら、三大疾病は要らない
と考える人もいるでしょう。
ここにも原則があります。
「付加価値が付けば、かならずリターン(返戻率)は下がる」
ということです。
これらの原則を知っておくだけでも、貯蓄型保険の検討は随分楽になるはずです。
保険ショップをうまく活用しよう!!
アナタのニーズは多岐に渡っていることから、それらの検討作業はなかなか骨が折れるでしょう。
3つの分野が、それぞれの他の分野を侵食・カバーし合うので、保障内容、保険料を調整しながら全体設計をするのは簡単なことではありません。
そのため、もしこれらの保険を検討するのであれば、一度保険ショップに行かれることをお勧め致します。
保険ショップの最大のメリットは
・短時間で大量の情報を集められること
・プロフェッショナルの助言を受けることが出来ること
です。
特にアナタが考えないといけないことは多いので、各分野の情報を分かりやすくナビゲートしてくれるアドバイザーがいた方が良いでしょう。
今ではネットでかなりの情報が取れますが、それでも「活きた情報」は実際に商品を販売している人間からしか得ることが出来ません。
プロのアドバイスを元にアナタが作り上げたプランは心から安心できるものになるはずです。
下記に挙げた保険ショップは当サイトが自信をもってお勧めするお店です。
ファイナンシャルプランナー資格などを有したプロフェッショナルが、アナタの保険選びをサポートしてくれます。
是非、気軽にご相談してみて下さい。