この保険の弱点はここだ!ジブラルタ生命「一時払米国ドル建終身保険」

提供会社:ジブラルタ生命

商品名:一時払米国ドル建終身保険

参考コラム:
外貨建一時払終身保険特集!!
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この保険の弱点はここだ!!

標準的な一時払のドル建終身保険。

なお、一時払のドル建終身保険には、一般的に

1 死亡保障なし
2 死亡保障あり

の2種類がある。

本商品は2の「死亡保障あり」のほう。

ちなみに、銀行の窓口などで売られている商品はほとんど1の「死亡保障なし」である。

このタイプは一応は「保険」を名乗っているものの、その中身はドル建の定期預金のようなもので、保険会社としては何のリスクもない。

例えば1000万円預かれば、それをそのままドルに換えて、決まった利率で運用するだけ。

だから定期預金のようなものである。

対して、2の「死亡保障あり」の方は、入った瞬間大きな保障がある。

例えば1,000万円を支払えば、15万ドル(日本円で約1600万円)の保障が用意されるので、仮に「入ってすぐに死亡」した場合、1,000万円しか支払っていないのに、1600万円を受け取れるのである。

だったら2の方が良いじゃないか?

と思うだろうが、ここでハードルとなるのが「健康告知」




要は保険会社としては「早く死なれたら保険金を払う」というリスクを負うので、健康状態に問題がないか事前にチェックをするのである。

若い人なら問題ないが、高齢者の場合、この健康告知をクリアできないことが多い。

持病があったり、薬を飲んでいるからだ。

つまり、本商品は「死亡保障あり」なので、しっかりとした告知が必要。

またジブラルタは告知に関しては「甘くはない」会社なので、わりと入りにくい。

そのハードルを越えられる人にとっては良い商品とも言える。

そして、それがそのまま弱点となる。

弱点1 健康でないと入れない

まあ、そういうこと。

告知があるので、健康でないと入れない。

一般的に一時払終身保険に入る人は高齢者が多く、資産運用や、死亡時の相続税対策(主に保険金の非課税枠利用)のために加入する。

そのため、本商品のように告知があると入れない可能性が高い。

普通の生命保険商品であれば、告知があるのは当たり前だが、一時払商品という分野に限っては「無告知」が主流なので、本商品のように厳密な告知があると、そもそも選択からは外れてしまう。

弱点2 利率が低い

本商品は利率を公表していないが、2020年5月現在では2.25%程度とのこと。

昔は3%越えが当たり前だったのだが、コロナの影響で米国の金利が下がり、その影響で随分下がってしまった。

待てるなら待った方が良いが、本商品は告知があるため、待っている間に健康に問題が生じれば加入出来なくなってしまう。

なかなか難しいところだ。

いずれにせよ、今の利率はかなり低い。という点では理解した方が良いだろう。

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