この保険の弱点はここだ!はなさく生命「はなさく収入保障」

提供会社:はなさく生命

商品名:はなさく収入保障

 

 

この保険の弱点はここだ!!

はなさく生命は日本生命の子会社で、主に保険ショップ向けの商品の開発・提供を行っている会社。

本商品は、FWD富士の「FWD収入保障」、あいおい生命の「新総合収入保障」このあたりの「後追い商品」であり、オリジナリティの欠片もないものの「保険料だけは」安い。

他社商品の解説は以下参照

この保険の弱点はここだ!!FWD富士生命 FWD収入保障

この保険の弱点はここだ!!三井住友海上あいおい生命 新総合収入保障

死亡+高度障害だけをカバーした「基本プラン」と、そこに傷害・介護保障を付けた「傷害・介護プラン」の2種類があり、両者ともに

・タバコを吸わない人向けの割引(非喫煙者割引)

・身長/体重のバランス(BMI)が一定数値以内 & 血圧に異常がない場合の割引(健康体割引)

が用意されている。

そのため、

1 タバコを吸わない & 健康な人(非喫煙健康体)

2 タバコを吸わない & やや不健康な人(非喫煙標準体)

3 タバコを吸う & 健康な人(喫煙者健康体)

4 タバコを吸う & やや不健康な人(標準体)

の4種類の保険料が存在する。




まずは、基本プランから。

基本プランは極めてオーソドックスな収入保障保険であり、死亡時 or 高度障害時に年金が受け取れる。

例えば、「65歳まで10万円」というような内容で契約していれば、死亡した時には「65歳になる年まで」、高度障害の時には自分自身が65歳になるまで毎月10万円を受け取れる。

傷害・介護プランは、死亡と高度障害に加え

・身体障害 4級以上(1~4級)

・要介護 1以上(用意介護1~5)

で年金を受け取れる。

障害や介護時も対象なので、保障拡張タイプと言える。

なお、ややこしいが、障害等級は1級が一番重く、4級の方が軽い。しかし、要介護は1が一番軽く、5が一番重い。

また、年金以外にも、傷害等級6級以上、もしくは要介護1以上で一時金(年金6ヶ月分)が受け取れる。

つまり、

・身体障害4級以上 or 要介護1以上 → 一時金+年金開始

・身体障害5級、6級 → 一時金のみ(年金は受け取れない)

ということになる。

こちらは、あいおい生命の新総合収入保障保険を意識しており、実際、内容はほとんど同じだが、あいおいが

身体障害 1級

要介護 2以上

となっているのに対し、はなさくでは身体障害は4級、要介護は1以上となっているため、本商品の方が支払い条件が緩い(つまり払われやすい)

このあたりは「後追い商品」だけに、条件を良くしているのだろう。

この保険の弱点はここだ!!三井住友海上あいおい生命 新総合収入保障

最後に払込免除について。

一定の条件に該当した場合に、以後の保険料の払込が免除される「払込免除」だが、本商品では4種類の「免除」が用意されている。

これらは特約(オプション)であり、付ける付けないは自由。

1 3大疾病Ⅰ型

2 3大疾病Ⅱ型

3 特定8疾病・臓器移植Ⅰ型

4 特定8疾病・臓器移植Ⅱ型

1と2の「3大疾病」は、がん、心疾患、脳血管疾患の3つが対象で、がんは診断のみ、つまり「がんですよ」と言われただけで対象となる。

心疾患、脳血管疾患については、Ⅰ型の場合20日以上入院するか、手術をした場合で対象。

Ⅱ型は入院期間が5日以上(もしくは手術)となり、より短い入院でも免除されやすくなる。

特定8疾病・臓器移植は、先の3大に「肝硬変」、「慢性膵炎」、「慢性腎不全」、「糖尿病」、「高血圧動脈疾患」、「臓器移植」が加わる。

そのうち心疾患と脳血管疾患のみを対象としてⅠ型、Ⅱ型がある。

払込免除の条件が良くなる分、3大疾病Ⅰ型よりⅡ型の方が、更に8疾病Ⅰ型、8疾病Ⅱ型の方が特約保険料(オプション料)は高い。

このあたりの詳細は、特約の項目にて解説する。

では弱点の解説に入ろう。




弱点1 保険料の安さでトップというわけではない

本商品。最も後発の収入保障保険として販売されているので、保険料はかなり安い。

しかし、トップというわけではない。

現在、収入保障ではFWD富士が圧倒的な「安さ」を誇っているが、それに肉薄はしているものの、全年齢、性別帯で「少し負けている」という印象。

注:全年齢の保険料を見たわけではないので、あくまで筆者の感想。年齢、性別、保障内容によってははなさくの方が安いこともある。

とは言え、はなさくは日本生命の子会社。

FWD富士生命などという香港資本「どこの馬の骨」とも分からない保険会社(FWD、ごめん!!)と比較すれば、ブランド力では圧勝だろう。

「保険会社の知名度なんてどうでも良い保険料の安さがすべて」

という方であれば、FWDで良いが、

「やっぱりニッセイ安心だよねぇ」

という方ははなさくなるだろう。

なお、ここからは筆者の個人的な思いだが、「子会社」であるはなさく生命でこんな安い商品が出せるなら、

ニッセイ本体でもやれよ!!

と、声を大にして言いたい。

ニッセイにも似たような収入保障型の商品があるが、バカみたいに高いし、内容もこの商品より劣る。

長い間、ニッセイを支えてくれた顧客にはそんなもんを押し付けておいて、セカンドブランドでは「業界随一の安さ」を誇る商品を、保険ショップ経由で売る。

この二面性には、企業としてのスタンスを疑わざるをえない。

大手の保険会社がセカンドブランドとして「第二生保」を立ち上げ、そこで若い層向けに「安くて良い商品」を量産するのは最近の流行り(住友のメディケア、第一のネオファーストなど)でもあるが、ニッセイは日本のトップ生保。

それなのに、住友や第一の真似事をする。

「ああ、ニッセイもそれやっちゃうのね。プライドもクソもないんだね」

というのは、筆者だけでなく生保業界人の率直な意見。

第二生保というコンセプトもパクり、商品内容もパクり。ニッセイなんだかな。というのが本音。

以上、これは業界人ならではの感想だが、商品自体は悪いものではない。

まあ、オリジナリティの欠片もないが・・・




弱点2 がんに弱い

本商品。

障害や介護での支払い条件が良いため、ある意味では「働けない時の保障(就業不能保険)」として検討される方も多いだろう。

だが、就業不能保険としては方手おち。

がんによる「働けない」に弱いからだ。

本商品では、要介護1以上、もしくは身体障害4級以上に該当することが条件となっているが、がんの治療でこれに該当することは

なくもないが、多くもないだろうね

というのが実情。

身体障害4級と聞くと、1級より随分と軽い障害でも対象になるイメージもあるが、実際には「結構な状態」でもある。

詳細は厚労省から出ている「身体障害者障害程度等級表」(リンク)をご覧頂きたいが、4級の部分を抜粋すると、

視覚障害 両目の視力の合計が0.09以上、0.12以下
聴覚障害 両耳の聴力レベルがそれぞれ80デシベル以上
心臓、腎臓、呼吸機能、膀胱、小腸など → 日常生活が著しく制限される状態

というもの。

耳の例で言えば、80デシベル以上とは、耳の近く30cmくらいで大声で会話しないと聞き取れないようなレベルで、つまりは相当耳に遠いおじいちゃんのようなもの。

また、内蔵系でも、全てにおいて「日常生活が著しく制限される」とあるので、これも簡単には認定されない。

がんが再発、転移して入退院を繰り返す。もしくは毎月抗がん剤をやらないといけない。

そんな状態では、4級認定はかなり難しい。

つまり、がんの就業不能においては、本商品では年金を受け取れない可能性が高い。

就業不能の原因は、がんと脳系の病気(脳梗塞、脳出血など)がかなりの割合を占めるが、本商品では脳系はカバーされているものの、がんについてはかなり弱い。

これは弱点(デメリット)と言うより、商品の仕様なので仕方がない部分もあるが、「がんでは貰えない可能性が高い」ということはしっかり認識しておいた方が良いだろう。




付けても良いかな?な特約

筆者自身、払込免除には否定的。

その理由は以下のコラムをお読み頂きたいが、要は払込免除自体「保険に更に保険をかけるようなもの」であり、元々、収入保障保険の保険料など、さほど高いものではないのだから、そこに更にお金を支払って「免除」などという中途半端な保障を買わなくて良い、というのが筆者の考え。

保険に「払込免除特約」は必要か?

とは言え、払込免除は好きな人は好きだ。

そのため、「付けたい」と言われれば「お好きにどうぞ」と答えるようにしている。

さて、前述した通り本商品では4つの払込免除が用意されている。

どれが良いか?と聞かれれば、筆者は三大疾病Ⅰ型で十分だと思う。

Ⅰ型とⅡ型の違いは、心疾患、脳血管疾患時の「入院の長さ(Ⅰ型は20日、2型は5日)」であるが、どちらの条件にも「手術をしたら免除(Ⅰ型、Ⅱ型共通)」というものがある。

心疾患も脳血管疾患も重症になれば、ほとんどのケースで手術を行う。

もちろん例外もあるが、手術なしに薬で何とかなる場合(血栓などの詰まりを薬で溶かす)、数日で退院し、社会復帰出来ることが多く、そのような場合であれば、収入にはほとんど影響しない。

であるならば、別に月数千円の保険料など免除されなくても問題ないだろう。

逆に薬ではなんともならず手術をした場合には、入院期間に関係なく「免除される」のだから、その点からⅠ型で十分だと思う。

次に3大疾病か、8疾病+臓器移植か、という点だが、もちろん範囲が広いに越したことはないのだが、免除の条件は厳しい。

例えば慢性腎不全の場合、「永続的な人工透析を受けたとき」とあるが、人工透析までいけば原則、一級障害に該当する。

そうであれば、払込免除どころか、年金を受け取れるレベルなので、そもそも払込免除など必要ない。

その他の病気に関しても「結構な状態じゃないと免除しねーな」という印象なので、免除条件がシンプルな3大疾病のみで十分だと考える。




口コミ(販売側から)

筆者の業界内の知り合いから聞いた「販売(売り手)側の本音」

・保険料が安いで売りやすい。

・かつニッセイグループであることを強調すれば安心感を与えることが出来る。

・最近では収入保障保険に関しては、FWD富士と、はなさく、そして「噛ませ犬」として、どこかの保険料が高めの保険会社を入れて、3社で見せる。

・安さのFWDか、安心のはなさくか、みたいなプレゼンになることが多い。

・障害/介護タイプについては「働けない時にも支払われる」と説明することが多いが、実際の細かい給付条件については、あまり話が及ぶことがない

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口コミ(契約者から)

実際の契約者から聞いた「契約者(買い手)側の本音」

・保険料の安さで決めた(基本プラン) 30代/男性/既婚子供あり

・障害/介護プランではあいおいや、あんしん生命の商品と比較され、保険料ははなさくの方がやや高かったが(支払免除を付けたため)給付条件の「緩さ」で、はなさくに決めた(障害/介護プラン) 40代/男性/既婚子供なし

・やはりニッセイグループということで安心。担当の方からは「ニッセイ本体で入るより、かなり安い」と勧められた(基本プラン) 20代/男性/独身

・障害や、介護については正直ピンと来なかったが、営業の方が熱心に勧めるので、「まあ、いいか」という感じ。(障害/介護プラン) 40代/男性/既婚子供あり

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比較した方が良い商品

アクサダイレクト生命 収入保障2 ★★★★☆

FWD富士生命 FWD収入保障 ★★★★☆

オリックス生命 Keep ★★★★☆

三井住友海上あいおい生命 新総合収入保障 ★★★★☆

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