アナタへのアドバイス No.ca14

アナタへのアドバイス!!

今までのご回答
Q1 既婚 お子様あり
Q2 死亡保障   必要
Q3 医療保障   必要
Q4 就業不能保険 必要なし
Q5 貯蓄保険   必要

はい、これで質問は終了です。

結果、アナタのニーズは死亡保障、医療保険、貯蓄の3つということになりました。

では、死亡保障、医療保険、貯蓄保険の3分野における検討の仕方、そして考え方のポイントを解説していきたいと思います。

1 死亡保障について

死亡保障は「貯蓄型」と「掛け捨て」の2つに分けることが出来ます。

アナタは「貯蓄」にも興味があると回答されていらっしゃるので、死亡保障とセットにして貯蓄を考えるのも一つの手です。

死亡保障と貯蓄がセットになったものには、以下のような商品があります。

・終身保険(円、ドル、変額など)
死亡した時、高度障害の時が対象の保険

・特定疾病保障型終身保険(円、ドル)
死亡した時、高度障害の時、がんと診断された時、急性心筋梗塞、脳卒中で60日以上の労働制限の時が対象の保険

・死亡保障付年金保険(円、ドル)
若いとこに死亡した場合には保険金を、老後には年金が受け取れる保険

・養老保険(円、ドル、変額)
一定期間、死亡保障を提供。期間終了後(満期)には死亡保険金と同額かそれ以上の満期金が受け取れる保険

お子様がいらっしゃるご家庭の場合、将来の学資やお二人の老後資金として活用出来る終身保険や死亡保障付年金保険などが人気がありますが、これらの商品にも弱点があります。

それは、

払った保険料のわりに保険金が少ない

ということです。

例えば月に2,3万円の保険料を負担しても、死亡保険金は1,000万円程度です。

対して、掛け捨ての保険であれば、1,000万円の保険金が月々2,000円程度で用意できるでしょう(30代の場合)

掛け捨ての方は逆に「少ない保険料で大きい保険金」を用意出来るという特徴があります。

お子様がいらっしゃるご家庭の場合、必要な保険金が高額になることが多いので、正直なところ貯蓄性保険だけでそれら全てをカバーするのは難しいかもしれません。(保険料がバカ高くなってしまう)

但し、これも「奥様の収入が高い」、「多少は実家が援助してくれる」というような事情で、そこまで高額にする必要がない場合もあります。

そのため、各ご家庭の事情によって、

・死亡保険金は少なくても貯蓄性を重視する

・掛け捨てで保険金を重視する

・ミックスする(貯蓄型+掛け捨て)

のどれにするか?方向性を決められるお良いかと思います。

2 医療保険について

次に医療保険ですが、意外とこちらの方が難しいかもしれません。

各社より様々な商品が販売されており、あまりに選択肢が多いので迷われる方が多いのです。

また、医療保険のオプション(特約)には、ほとんど同じような名前なのに、保障内容は全然違うというようなものも多く、このあたりが素人にはややこしいのです。

一例を挙げると、がんや急性心筋梗塞、脳卒中になった時に100万円などの一時金が受け取れる「三大疾病一時金特約」というものがありますが、これなども会社によって

・1回しか払わない会社 何度でも払う会社

・何度でも払うが2年に1回を上限とする会社 1年に1回を上限とする会社

などなど、条件が違うのです。

但し、原則的には、条件が悪ければ保険料は安い、条件が良ければ保険料は高い、という法則があるので、保険料が大きく違う(他の商品に比べ異様に安い、など)場合には「何かしらの理由がある」と考えて下さい。

このように、細かいところで色々と検討しなくてはいけない医療保険ですが、まずは「最低構成」で検討をスタートするのが良いでしょう。

筆者のおススメは、以下のような構成です。

・入院1日5,000円(120日型)
・3大疾病無制限特約
・先進医療特約

この内容であれば、入院した場合、1日あたり5,000円、1ヵ月にすれば15万円を受け取れます。

また1回の入院で120日まで、おおよそ4か月間の入院まで保障されるので、ほとんどの怪我や病気はこれでカバー出来ます。

但し、脳の病気や、がんなどで120日を超えるような長期入院になる可能性もゼロではないので、がん、脳、心臓の病気(3大疾病)の場合のみ入院期間が「無制限(120日を超えても支払対象)」となる三大疾病無制限を付けておいた方が無難です。(保険料は+200円程度)

また、保険対象外の先進医療を受けた場合に、実費を2,000万円まで負担してくれる先進医療特約も100円程度なので付けておいて下さい。

この構成は、120日を超えるような長期入院、先進医療など「ごく稀ではあるが、なったら最悪のケース」にしっかり対策を取れるようになっているので、まずはこれをベースに考えると良いでしょう。

この構成で各社の見積を取ってみて、更に自分が気になる「がん」、「女性疾病」、「怪我」などに関する特約を付けた場合に保険料がどのように上昇するのか?何を外せば、どれくらい下がるのか?などを研究していくと分かりやすいかと思います。

あとはご予算次第です。

なお、当サイトとしては医療保険に「予算をかけすぎる」ことはお勧めしていません。

医療保険を検討していると、どうしてもあれも、これもとなりがちですが、医療保険はあくまで予備的なものなので、あまり細かいケースまで考慮して過剰にオプションを付ける必要はありません。

目安としては「年齢×100円」です。

30歳の方なら3,000円、40歳なら4,000円、50歳なら5,000円くらいが適正な価格と考えます。

3 貯蓄型保険について

最後に貯蓄型保険です。

1の死亡保障でも触れましたが、貯蓄型の保険商品は多くの場合、死亡保険とセットになっています。

また、特定疾病保障型終身保険(死亡だけでなくがん、急性心筋梗塞、脳卒中でも保険金が受け取れる)などは就業不能保険の一部の分野をカバーしています。

かと言えば、年金保険などのように貯蓄に特化した保険(死亡時には何もない。払ったお金が戻ってくるだけ)もあり、かなり千差万別な商品があります。

しかし、この分野は以下の3つのポイントから見れば、わりと簡単に比較することが出来ます。

1 いくら払って、いくら戻ってくるのか?(リターン:返戻率)

2 どの程度のリスクがあるのか?

3 付加価値は何か?

まず貯蓄をすることが目的なので、リターンは重要です。

そしてリスクです。

大原則として、リターンとリスクは比例します。

リターンの期待値が高いものほど、リスクが大きくなる。

そう理解して下さい。

例えば、現在保険商品には「日本円建」、「ドル建」、「変額(株などに連動)」の3種類がありますが、円よりはドルが、ドルよりは変額の方が、増える(リターン)可能性が高く、そしてリスクも高くなります。

このあたりのリスクをどの程度許容できるか?それを決める必要があります。

個人的には保険商品のリスクなどたかが知れているので、円よりはドルや変額を選んだ方が良いと思いますし、DINKSの方々はそれを選ぶ傾向がありますが、それも個々人の考え方次第でしょう。

最後の「付加価値」ですが、実際の例を見てみましょう。

終身保険と特定疾病保障型終身保険の比較です。

商品A リターン120% 死亡時に保険金

商品B リターン110% 死亡時、三大疾病時に保険金

この2つを比較した場合、AよりBの方が10%ほどリターンは低いですが、その代わり「三大疾病の時にも保険金が受け取れる」という付加価値があります。

なるほど、それなら3大疾病の保障が付いていた方が良い

そう考える人もいれば、

10%も下がるなら、三大疾病は要らない

と考える人もいるでしょう。

ここにも原則があります。

「付加価値が付けば、かならずリターン(返戻率)は下がる」

ということです。

これらの原則を知っておくだけでも、貯蓄型保険の検討は随分楽になるはずです。

険ショップをうまく活用しよう!!

アナタのニーズは多岐に渡っていることから、それらの検討作業はなかなか骨が折れるでしょう。

3つの分野が、それぞれの他の分野を侵食・カバーし合うので、保障内容、保険料を調整しながら全体設計をするのは簡単なことではありません。

そのため、もしこれらの保険を検討するのであれば、一度保険ショップに行かれることをお勧め致します。

保険ショップの最大のメリットは

・短時間で大量の情報を集められること

・プロフェッショナルの助言を受けることが出来ること

です。

特にアナタが考えないといけないことは多いので、各分野の情報を分かりやすくナビゲートしてくれるアドバイザーがいた方が良いでしょう。

今ではネットでかなりの情報が取れますが、それでも「活きた情報」は実際に商品を販売している人間からしか得ることが出来ません。

プロのアドバイスを元にアナタが作り上げたプランは心から安心できるものになるはずです。

下記に挙げた保険ショップは当サイトが自信をもってお勧めするお店です。

ファイナンシャルプランナー資格などを有したプロフェッショナルが、アナタの保険選びをサポートしてくれます。

是非、気軽にご相談してみて下さい。