提供会社:ソニー生命
商品名:学資保険
この保険の弱点はここだ!!
参考コラム:
学資保険をどうしたらいいか悩んでいる方は
『学資保険はこう考えろ!!』
をご覧いただきたい。
ソニー生命の学資保険。
昔から「学資と言えばソニー生命」という感じで、知名度、実績ともに文句のつけようがない。
学資保険には、
1 大学入学の手前までに「10年で払い切ってしまうもの」
2 同じく大学入学の手間までに「15年で払い切ってしまうもの」
3 そして大学入学の直前までの「18歳まで支払うもの」
の3つのタイプがある。
この中で、1の10年間で払うタイプでは、ソニー生命が頭一つ飛び出ている印象。
親が30歳前後、子が0歳なら、おおよそ106%前後の返戻率を実現している。
最近、日本生命に肉迫されているが、同じく学資保険のメインプレイヤーである明治安田生命、富国生命あたりが同様のプランで105%前後であることを考えると+1.5~2%程度上乗せされている。
この低金利の状況で、どこの保険会社も苦労しているはずなのに、良く頑張っていると思う。
とは言え、弱点がないわけでもない。
順に説明していく。
弱点1 とは言っても所詮+6%・・・
これはソニー生命の学資保険の弱点と言うか、学資保険全体の弱点なのだが、学資保険は貰うまでに一括受取で18年、もしくは分割受取りだと22年間の「時間」がかかる。
冒頭でも述べた通り、この低金利のご時世で、学資保険として106%台の返戻率を実現していることは、素直に凄い。
「学資保険」という分野で比較すれば、+6%は立派だが、
所詮は22年間で+6%
そう考えると大したことはない。
1年で考えれば0.27%程度の金利でしかなく、金融商品としてはちょっと物足りない。
恐るべきは今の低金利ということだろう。
この金利がいつ上向くのか?
それは誰にも分からないが、今、学資保険に資金を入れてしまうと、この低金利が18年、もしくは22年間固定されてしまうことは事実である。
今のところは現金で貯めておいて、まとまった資金になり、金利が上向いてきた段階で「銀行」、「証券」、「保険」のどれか利回りの良いものに預けるというのも一つの手である。
要は「様子見」ということ。
しかし、運用には一切知識がなく、やる気もない。という人にとっては悪い選択肢ではない。
今の銀行金金利など0.001%。ほぼゼロと言える。
それよりは、随分とマシだろう。
参考コラム:
学資保険をどうしたらいいか悩んでいる方は
『学資保険はこう考えろ!!』
をご覧いただきたい。
他社の学資保険の☆評価一覧は、コチラ
弱点2 面談必須
ソニー生命だけに限らず、学資保険で高い返戻率を打ち出す会社には一つの特徴がある。
それは「面談必須」ということ。
要は学資保険は目玉商品であり、客寄せパンダなのだ。
保険会社が新しいお客様、特に学資保険を検討する家庭は「子供が生まれたばかり」であり、保険のニーズがある。
そのため、会えば必ず学資保険以外の話にも展開する。
はっきり言って、ソニー生命は「学資保険で儲けよう」なんて気持ちは微塵もないだろう。
それどころか、やや赤字くらいなのではないか?とも思う。
あくまで新規客とのアポを取るための宣伝広告費くらいに位置付けているのかもしれない。
と言うことで、必ずソニー生命の営業マン、「ライフプランナー」と会わないといけない。
率直に言って、ソニー生命のライフプランナーは他社の営業マンに比べるとレベルが高い。
また、身だしなみ、話し方なども洗礼されている人が多いので、会うだけなら別に不快な思いはしないだろう。
前述の通り、ソニー生命としても学資保険は「顧客との接点」を持つために、何とか苦労して販売している商品なので、同じ業界に生きる者としては学資保険以外の話も聞いてあげて欲しいとは思う。
それに1時間程度、話をする。つまり「時間を提供する」だけで他社より+1.5%~2%ほど返礼率の良い学資保険に入れるのだ。
300万円を貯めるとすれば、1.5%~2%は4.5万円~6万円にあたる。
「時給」
として考えれば、普段のあなたのそれよりは良いのではないだろうか?
それに、あちらも学資保険以外に役に立つ「ネタ」を仕込んでいるだろうから、意外と得るものもあるだろう。
とは言え、営業マンの質が玉石混交であることは否めない。これはソニー生命に限った話ではない。
しっかりと勉強していて、豊富な知識・人脈を持つ人もいれば、根本的なことを理解せずに昨日今日セールスを始めたような人もいる。
どんな人が来るか分からないのは怖い。
また、ソニー生命の商品は学資保険以外
「悪くはないが、トップではない」
というものが多い。
保険料、保障内容ともに、どの分野でも3~5位くらいにランキングされるものが多く、来たライフプランナーが素晴らしい人で、
「多少高くても、この人に任せたい」
と思うなら良いが、そうでもないなら、学資保険だけにしておいても良いだろう。
折角のチャンスを活かせなかった「あちらの負け」なのだから気にする必要はない。
とは言え、今の時代、ネットと電話でほとんどの手続きが出来てしまうのに
「人に会わないといけない」
というのは明確な弱点だろう。
注意点
学資保険に入る時は、出来るだけ「年払」を選択すること。
保険会社からすれば、毎月、保険料を引き落とさないといけない月払より、年に1回で済む年払の方が手間がかからず、その分、保険料をディスカウントしてくれる。
支払う保険料が安くなる(ディスカウント)されるのに、将来受け取れる学資は月払と同じなのだから、その分、お得。
おおよそ1%程度、返戻率が良くなる場合が多い。
参考コラム:
学資保険をどうしたらいいか悩んでいる方は
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