この保険の弱点はここだ!アクサ生命「アクサの長期保障の定期保険 LTTPフェアウインド」

提供会社:アクサ生命

商品名:アクサの長期保障の定期保険 LTTPフェアウインド

この保険の弱点はここだ!!

本商品は98歳までの定期保険(98歳までの期間限定ということ)だが、実態としては終身保険(一生涯の保障)と同じだと思って良い。

また「低解約型」であるので、保険料を支払っている期間は返戻率が70%程度に抑えられている。

支払い期間を終えると、それが一気に増え100%を超える。

アクサ生命では、同じような保険で

アクサの一生保障の終身保険 保険料長期割安型

というものがあるが、こちらは一生涯の保障の「終身」、本商品が98歳までとなる。

保険料は、本商品の方がやや安い。

同じアクサ生命の商品と比較してみよう。

・30歳 男性 保障金額1,000万円 65歳払込の場合

本商品  21,230円/月
終身保険 22,220円/月(アクサの一生保障の終身保険 保険料長期割安型:解説はコチラ) 

4~5%弱安いかな。と言う感じ。

また、将来の返戻率もこちらの商品の方が1%程度高い。

同じ会社で、同じような商品なのに、何故にこのような差が出るかと言うと、

98歳を超えて亡くなる人

が何人かはいるから。

その人たちには保険金を支払わないので、それまで支払った保険料は丸々保険会社の儲け。

その分を考慮して、少しだけ保険料が安く、少しだけ返戻率も高く設定しているのだろう。

では具体的な弱点を見ていこう。




弱点1 「今」はタイミングが最悪

円建ての終身保険や、円建ての年金保険などは、その大部分を国債で運用している。

で、今の国債。

利回りは過去最低である。

0.05%という、人を舐めたような金利しかつかないし、保険会社のような金融機関が大量に買うプロ用の国債は実質的にマイナス金利。

つまり運用なんて出来ていない。

もちろん保険会社もちょっとだけ社債や株や海外投資をして何とか頑張っているが、保険の運用は安全第一なので、そこまで無茶も出来ない。

そのため、本商品でも以下のように低い返戻率しか約束できないのである。

35歳 男性 死亡保障1,000万円 65歳払込の場合

総支払保険料      9,111,600円
解約返戻金(65歳時)  6,623,000円(72.6%)
解約返戻金(66歳時)  9,474,000円(103.9%)

35歳から65歳まで、30年間も運用しても「3.9%しか」増えないのである。

運用環境が最悪なので、

今、はじめる必要あるか?

という気もする。

このタイミングで開始してしまうと、低金利が長期間固定されてしまう。

筆者ならおススメはしない。




弱点2 98歳まで、はちょっと気になる

本商品は98歳までの保険。

一生涯の保障の終身ではない。

まあ、基本的には98歳までにはほとんどの人が死ぬだろうから、基本的には終身保険と変わらないのだが、それでも98歳を超える人もいる。

今の統計では100人に1人が「100歳を超える」ので、つまり、この保険に入っていると、保険金が受け取れないことになる。

支払ってきた保険料がまるまる損。

今後は「100歳越え」する人も増えるだろうから、怖いと言えば怖い。

終身保険に比べ、少しだけ保険料が安いのがメリットだが、うーん、どうだろう・・・

何歳まで生きるかなんてわからない。

仮に98歳を超えた時に、すべての保険料を没収されることを考えると、入るなら「普通の終身保険」の方が良いかもしれない。

特に女性は長生きなので、この商品はリスクかもしれない。

特約Good & Bad!!

終身保険の特約(オプション)として、以下が用意されている。

生活障害保障型低減定期保険特約

死亡したときや次の状態に該当した場合に保険金が受け取れる。

お支払い事由は次の通り、
・所定の高度障害状態
・所定の要介護状態が180日継続
・急性心筋梗塞で60日以上の労働制限が継続、脳卒中で60日以上の後遺症が継続
・不慮の事故による障害が原因で、所定の障害状態

受取れる保険金は、基準保険金額×残存年数
※残存年数が5年以下の場合は、基準保険期間×5

となっている。

なお、下記の「非更新型家族収入特約」と重複して付加はできない。

非更新型家族収入特約

死亡したとき、または、高度障害に該当した時に、この特約の保険期間終了まで毎年、年金が受け取れる。

なお、上記の「非更新型生活障害保障型低減定期保険特約」と重複して付加はできない。

災害割増特約

交通事故などの不慮の事故が原因で死亡したとき、または高度障害に該当したときに保険金が受け取れる。

障害特約

災害割増特約と同様に不慮の事故が原因で死亡した時、障害状態となったときに保険金が受け取れる。
災害割増特約と異なる点は、災害割増特約が、死亡と高度障害のみに対して、障害特約は、障害の等級に応じて保険金を受け取ることができる。




リビングニーズ特約(無料)

余命が6か月以内と判断される場合、生存中に将来の死亡保険金に変えて保険金が受け取ることができる。

なお、受け取れる保険金は、最高3,000万円となっている

指定代理請求特約(無料)

保険金などの受取人が保険金などを請求できない場合、受取人のかわりにあらかじめ指定された方が請求できる特約。

請求できないケースとは、請求を行う意思表示ができない場合(認知症や昏睡状態)や余命6か月を知らされていない場合など

年金払移行特約(LTTP)(無料)

保険料払込期間満了後に死亡保障に代えて、全部または一部を年金に代えることができる。

つまり、解約返戻金を年金で受け取れる特約。

年金の種類は、ふたつ
・終身年金(10年保証期間付)
・確定年金(5年、10年、15年、20年)

以上が、主契約のほかに保障を充実させることのできる特約。

特約のラインナップは、同じアクサ生命の終身保険(アクサの一生保障の終身保険 保険料長期割安型)と変わらない。

「働けない状況」をサポートしてくれる「生活障害保障型逓減定期特約」などは、なかなか良いとは思うが、セットにするのはおススメしない。

セット契約してしまうと、本体部分(98歳定期)を解約した時に、特約(オプション)も一緒に解約しないといけなくなる。

そうなると、加入した時により年齢もが上がっているので、他の商品に切り替えても保険料が高くなるし、もし体の状態が悪くなっていたら、最悪「入れない」などということもあり得る。

契約は目的別に分けておいた方が無難。

他に検討した方が良い商品

保険料、返戻率を比較するなら

オリックス生命 終身保険RISE[ライズ] ★★★★☆

FWD富士生命 終身保険・E-終身 ★★☆☆☆

マニュライフ生命 こだわり終身v2 ★★★☆☆

同じアクサ生命で検討するなら
(何か事情があってアクサ生命に入らないといけない場合)

アクサ生命 アクサの「一生保障」の終身保険 保険料長期割安型 ★☆☆☆☆