この保険の弱点はここだ!ジブラルタ生命「医療保険」

提供会社:ジブラルタ生命

商品名:医療保険

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

それでは、この商品の弱点について解説をしていこう。

ジブラルタ生命の販売する医療保険。

その名も「医療保険」

全くやる気を感じない。

商品自体、保険料も高く、他社に比べ競争力はない。

弱点を挙げるまでもなく「他社の方が良い」と断言できるが、一応列挙しておく。

弱点1 保険料が高い

この医療保険は、1日でも入院すると10日分の給付を受けられる。

1日 5,000円のプランであれば、入院しただけで5万円受け取れるということ。

条件が良い分、保険料は高いのだが、それを考慮しても高い。

同じようなシステムの保険会社はいくつかあるが、それと比較しても保険料は高めに設定されている。




弱点2 日帰り入院に対応していない

多くの保険会社で日帰り入院でも、「入院扱い」としているが、本商品では対象外。

弱点3 がん診断一時金の特約が弱い

これが最大の弱点。

がんと診断された時の一時金の特約があるが、

1 「がん」と「上皮内がん(がんの10%)」の給付金が異なる

2 給付の限度が2年に1度

となっている。

他社では、「がん」と「上皮内がん」は区別なく同じ金額を給付するところが増えているし、金額が違ってもがんに対して50%程度は支払うところが多い。

その点、本商品の10%は異様に低い。

また、給付の限度も、他社では「1年に1度まで」としているところが増えてきている。

これらのスペック不足は「明確な弱点」だろう。

やはり医療保険に加入する人は、がんについて心配をしている人も多いだろうから、ここの支払い条件で他社に大きく水をあけられているのは痛い。

なお、特約の保険料は他社なみで、保障内容が劣っているわりには強気な値段と言える。

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ

商品の構成について

まず、ベースとなるコースを選択する。

1 基本コース

2 三大無制限プランコース

3 初期給付上乗せコース

4 初期給付上乗せ + 三大無制限コース

1の基本プランを以下で説明するが、基本プランでは1回の入院で「60日」までしか保障されない。

それを「がん、急性心筋梗塞、脳卒中」に限り「無制限(60日以上入院しても支払い対象になる)」にするプランが2の「三大無制限コース」

3の「初期給付上乗せコース」は少々複雑。

そもそも、この商品は基本コースでも1回でも入院したら10日分を受取れる。

1日あたり5,000円のプランであれば、1泊2日でも5万円が給付されるのだが、この初期給付上乗せコースを選択すると、更に5万円が上乗せされ10万円となる。

4は3に「三大無制限」をつけたコース。

これらのコースを元に、以下の特約(オプション)を付けていくのだが、基本的にどのコースも他社に比べ割高。

しかし、もし選ぶなら2の三大無制限が良いだろう。

これにしないと、どの入院でも60日までしか保障されない。

心筋梗塞で60日も入院することは稀だが、がんは入退院繰り返して、合計が60日を越えることもあるし、脳に関しては半年を超えるようなこともある。

せめて三大無制限は付けておいた方が無難。




入院日額

5,000円から10,000円まで、1,000円刻みで選択可能。

「30歳男性 入院日額:5,000円 支払限度:60日 終身払い」で保険料は、2,225円。

基本保障に1泊2日以上から10日目まで一律で10日分が支給される短期入院に手厚い保障になっている分保険料が高めに設定。

一点注意が必要なのは、「日帰り入院」は保障対象外。他社は「日帰入院」から対象としている商品が多数。

入院限度日数

1回の入院あたりの限度日数は60日。

手術給付金

入院中の手術 日額の20倍

外来手術 日額の5倍

放射線治療 日額の10倍

3大生活習慣病入院特則

がん(悪性新生物)・心疾患・脳血管疾患による入院したとき、1入院あたりの上限が無制限となる特約。

しかし、がんは、「悪性新生物のみ」となっており、他社では「悪性新生物」に加え、「上皮内新生物」についても無制限の場合が多い。

初期加算タイプ(入院初期加算給付金)

入院開始から30日まで、入院日額と同額を上乗せして受け取ることができる。

つまり、入院日額5,000円の場合、30日までは、1日につき10,000円が受け取れる。

「30歳男性 入院日額:5,000円 支払限度:60日 終身払い」で+1,075円。

基本的に入院は「長くなればなるほど経済的にも精神的にもつらい」ということを念頭に置くと、初期に手厚い必要はない。

さっさと治して、さっさっと社会に復帰すれば良いのである。

その点では、この特約は必要ないだろう。

逆に入院が長くなった時のための特約などがあれば良いのだが、そのようなものは見当たらない。




5大生活習慣病特約

5大生活習慣病(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患)で1泊2日以上入院した場合に、入院1日につき5,000円が加算される。

また、5大生活習慣病による手術を行なった場合、手術給付金が加算される。

加算される金額は、

入院中の手術 日額の20倍

外来手術 日額の5倍

放射線治療 日額の10倍。

5大生活習慣病入院給付金は、1,000円から入院日額の範囲で千円単位で選択可。

「30歳男性 入院日額:5,000円 支払限度:60日 終身払い」で日額5,000円で+760円。

これは、一昔前に良く見た特約である。

昔はどの保険会社にもこのような「日額上乗せタイプ」のオプションがあったが、最近はほとんど見かけない。

確かに、上乗せされれば給付が増えるので良いし、ここで挙げられている病気はどれも重い病気なので、付けておいても良いかな。とは思う。

但し、この商品自体、基本の保険料が高いので、そこに色々特約を付けると結構な値段になる。

それだけの予算があるなら他社で選択した方が無難な気もするが・・・・

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

女性疾病入院特約

女性特有の病気で入院した際に、日額5000円が上乗せして受取れる特約。

30歳 女性で+445円

これは他社にもよく見られるもので、内容、保険料ともに他社と比較してもほぼ同じ。

必要性の意味で言えば、女性特有の病気だからと言って、余計にお金がかかるものでもないので、どうしても付けないといけないわけではない。

しかし、筆者の経験上、女性疾病の支払いは非常に多く、心配される方も多い。

「保険は本当に困った時のため」

という原則からは外れるが、心配な方は付けておいても良いかもしれない。




がん診断一時金特約

がん一時金は、

がん(悪性新生物)…「診断(がんです。と言われただけで)」

をした時に受取れる。

一時金を「2年に1回」を限度に何度でも受け取れるが、他社では、「1年に1回」を限度になっているものも多数あり。

さらに、ジブラルタの場合、悪性新生物と上皮内がんが区別されていて、

上皮内がんの場合、がん一時金の10%でかつ、1回のみの支給。

「30歳男性 入院日額:5,000円 支払限度:60日 終身払い」で一時金50万円で+890円。

保障が他社より弱いが、保険料は他社と同程度。

詳細は弱点3をご参照頂きたい。

先進医療特約

保険適用外の先進医療を受けた際、その実費を2,000万円まで保障。

保険料は「入院日額 5,000円 30歳 男性 60日型 全期払」の例で、+114円。

しかし、「10年更新」タイプであるのが残念。

これは10年毎に保険料が上がる。ということ。

今はそれほど使う人もいない先進医療だが、今後は利用者も増えるだろう。

そうなると保険会社の支払いも増え、今の114円程度では採算が取れなくなる。

保険会社としては、それらのリスクを軽減するために「更新型」にしておきたい。

保険料を柔軟に見直せるからだ。

しかし、一方で「終身型」

保険料が一生変わらない。という会社も多い。

これらは各保険会社ごとのスタンスの違いだが、契約者からすれば「変わらない方が良い」だろう。

出来れば終身型を選びたい。

先進医療特約についての詳細は以下の記事をご参照いただきたい。
『先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!』




特定損傷特約

・骨折

・関節脱臼

・腱の断裂の治療を受けたとき

で治療を受けられた時に一時金10万円が受け取れる。

特約保険料は「30歳 男性」で+500円。

保険期間は、最長で60歳まで

毎月500円。年間、6,000円。30年で18万円。

つまり30年間のうちに2回骨折すれば、10万円×2回 =20万円受け取れるので、2万円ほど「儲かる」計算だ。

しかし、そもそも骨を折って「10万円が必要」になる理由が分からない。

どうでも良い特約なので必要ないだろう。

何故にこんな特約を開発したのか担当者に聞いてみたい。

それくらい無駄な特約と言える。

疾病障害による保険料払込免除特約

疾病(病気のこと)が原因で、約款所定の状態になった時に以後の保険料が免除される特約。

本特約の保険料は全体の保険料に1%上乗せされるだけで、他社の払込免除に比べると格段に安い。(他社は全体保険料の4~8%程度)

だが、「約款所定の状態」を調べると、

・片目の失明
・両耳の聴力を失った

などかなり重い状態になった場合を指している。

他社では「がん、心筋梗塞、脳卒中で入院したら」もしくは「手術したら」などの条件が多く、つまり「免除されやすい」

対して、本商品の払込免除は、実際になかなか免除されることは少ないだろう。

筆者の個人的な考えでは、そもそも医療保険自体がそれほど高額なものではないので、更にそこに「保険をかけるような」払込免除は必要ないのでは?と思っている。

しかし、本商品の払込免除特約はわずか1%と低額なので、恐らく数十円だろう。

また、仮にこの払込免除の条件に当てはまってしまうと、一般生活を送るにはかなりのハンディとなるので、保険料を免除されればそれはそれで嬉しい。

安いので付けておいても良いかもしれない。

但し、もっと良い条件で、保険料を免除されることを希望するなら、そもそも本商品にはそのような特約がないので、他の商品を検討した方が良いだろう。

詳細は、『医療保険の払込免除は必要か?』をご参照頂きたい。

検討した方がいい他社商品

短期入院でもまとまった保険金が欲しい方は・・・

三井住友海上あいおい生命 新医療保険 Aプレミア ★★★☆☆

☆評価の高い医療保険は・・・

アクサダイレクト生命 アクサダイレクトの終身医療 ★★★★☆

オリックス生命 新CURE ★★★★☆

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

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