この保険の弱点はここだ!ライフネット生命「じぶんへの保険プラス」

提供会社:ライフネット生命

商品名:じぶんへの保険プラス

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

それでは、この商品の弱点について解説をしていこう。

ライフネット生命の「じぶんへの保険プラス」は実費精算タイプの医療保険、そこにがん診断一時金100万円をつけたセット商品。

なお、実費精算タイプの保険についての基礎知識はコチラをお読み頂きたい。

本商品。非常に意欲的な商品で、若いうちは保険料も安く抑えられている上、がんの時には100万円の給付まであり、決して悪い商品ではない。

しかし、いかんせんこれをネットで販売するのは難しい気がする。

そもそも実費精算タイプの医療保険をしっかりと理解することが難しい。

国内でも4,5社提供しているが、どの商品も基本的に「保険点数」を元に給付を決める。

まずこれが難解。

病院へ行き、治療を受けるとその内容に応じて保険点数が加算される。

「注射は〇〇点」

「点滴は〇〇点」

などと詳細が決まっていて、どの治療を何点にするか?ということは厚生労働省がコントロールしている。(毎年、ちょくちょく変わる)

例えば1週間入院して、その総点数が2万点だとする。1点10円で計算をするので、総医療費は20万円。

そのうち3割が自己負担となるので、病院の窓口では6万円を払い、残りの14万円は健康保険、もしくは社会保険が負担してくれる。

そして、実費精算型は、この「点数」に応じて支払われる。一般的なプランでは1点3円で計算する。

つまり20万点の場合、1点3円で6万円となる。

患者さんがほぼ窓口で支払う実費と同額。

「ほぼ」と言っているのは、入院などをするとそれ以外にも食費や差額ベット代などがかかり、保険点数とは別に上乗せされる。

それらは実費精算タイプの保険ではカバーされない(もしくは特約を付けていればカバーされる場合もある)ので、自己負担となる。

はっきり言って、もうここでギブアップの人も多いだろう。

これが実費精算タイプのデメリットで、とにかくわかりづらい。

そのためネット専業のライフネットには向かない商品と言えるが、そこを何とかクリアしようと「パッケージ化」している。

そして皮肉なことにそれがそのまま弱点になってしまう。




弱点1 設計の自由度がない

商品の構成は下記の4つとなっており、これでワンパッケージ。

特約(オプション)を付けたり外したりすることは出来ない。

・入院療養給付金
入院した場合、保険点数×3円)

・外来療養給付金
入院前30日、退院後90日の通院に関して、保険点数×1.5円

・がん一時給付金
がんと診断された際に100万円(1年に1回まで、何度でも)

・先進医療給付金
保険適用外の先進医療を受けた際、実費を給付

以上の4つの保障なのだが、入院と外来を合わせて月10万円までの給付と決まっている。
また、全ての給付をあわせた総合計が2,000万円までとのこと。

保険料は30歳男性で1,499円、40歳男性で2,508円。これは10年更新である。

分かりずらい商品なので、パッケージにせざるを得ない事情は分かるが、流石に自由度がなさ過ぎる気がする。

 

参考コラム:
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弱点2 上限10万円はちと寂しい

前述したが、入院した場合、純粋な医療行為だけでなく、食事や差額ベット、クリーニング代など、諸々の費用がかかる。

この商品ではそれらの費用が自己負担なので、医療の実費部分はまかなえても、実質赤字になる可能性も高い。

この「上限10万円」は、他の実費清算タイプの医療保険と比べても低め。

もちろん保険料もその分安めなのだが、ネオファースト生命の商品などでは上限額が自分で設定できるので、比較してみると良いかもしれない。

弱点3 10年毎更新(最長70歳)と保障期間が短い

保険料は、

30歳男性 1,499円

40歳男性 2,508円

50歳男性 4,855円

60歳男性 9,627円

高齢になればなるほど、入院する可能性が高くなるが、保険料も大幅に上がっていく。しかも、最長で70歳までとなっており、70歳以降はまったく保障がなくなってしまう。

実質的には若い時だけの保険ということになるだろう。




弱点4 復活制度がない

保険が失効した時。

失効とは、何かしらの事情により、保険料の支払いが滞った場合(だいたい2ヶ月程度)に、その効力を失うことで、その時に入院をしても支払いの対象とはならない。

保険料を支払っていないのだから、保障がなくなるのは仕方ないのだが、銀行口座やクレジットカードへの変更時に、保険会社への手続きを失念。

そのまま保険料が落ちず、気づいた時には失効していた。ということがたまにある。

このような時、「復活制度」というものがあり、簡単な手続きと、滞納していた保険料を支払うことで、元の状態に戻すことが出来る。

だいたい、どこの保険会社でこの手続きが出来るのだが、ライフネットではそもそも「復活制度」がない。

そのため、一度失効してしまえば、そのまま保険が無くなり、再度、入りなおすしかない。

年齢も上がっているので、その分、保険料も高くなるだろう。

そもそもは保険料を払わない方が悪いのだが、他社では救済措置があるのに対し、ライフネットは冷たい。

他社では対応するのに、ライフネットでは無理。ということで明確な弱点と言える。

重要なアフターフォローの一つだと思うのだが、それを放棄したのだと捉えている。

最近、これを真似している保険会社も増えてきたが、あまり良い風潮だとは思えない。

 

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商品の構成について

契約可能年齢

20歳以上から60歳以下

保険期間

10年(自動更新となり、最長70歳まで)

保障内容

以下の4つの構成がパッケージ化されている。

入院療養給付金

1泊以上の公的医療保険が適用となる入院をした場合に、入院療養にかかわる診療報酬点数×3円(自己負担相当額)を受け取ることができる。

1月あたりの支払限度額が設定されており、入院療養給付金と外来療養給付金を合算して、1ヶ月あたり10万円となっている。

入院にかかわる診療報酬点数には、差額ベット代や食事療養費は含まれていないことに注意が必要。

外来療養給付金

入院前30日間、退院後90日間に通院した場合に、診療報酬点数×1.5円(自己負担相当額の半額)が受け取れる。

上記の入院療養給付金に記載したが、1月あたりの支払限度額(1ヶ月あたり10万円)が設定されている。



がん治療給付金

がん(悪性新生物)と診断された場合に、一時金100万円が受け取れる。

また、1年に1回を限度に何度でも受け取ることができる。

先進医療給付金

先進医療の治療を受けたときに技術料と同額を受け取ることができる。

保障内容、保険料ともに他社と同等レベル。

なお、この商品自体が「10年更新」なので、この先進医療給付金も10年ごとに値段が上がる。

今後、先進医療が今より一層広がれば、必然的にその支払いをする特約の保険料も値上がりする可能性が高く、出来ればずっと保険料が変わらない「終身型」の方が望ましい。

「1日入院すれば〇〇〇〇円」という日額タイプの医療保険では、先進医療特約も終身となっている商品も多い。

しかし、実費精算タイプの保険は現在のところ、他社も含め「10年更新」しかないため、先進医療特約も10年更新となってしまう。

これは実費精算タイプの医療保険全体の弱点だろう。

先進医療特約についての詳細は以下の記事をご参照いただきたい。

先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!

 

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