この保険の弱点はここだ!「楽天生命あんしんプラス 女性サポート」

提供会社:楽天生命

商品名:あんしんプラス 女性サポート

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

本商品は女性特有の病気にフォーカスした商品で、基本的な考え方としては、まずはしっかりとした医療保険に加入している上で、この商品を

更にプラス(上乗せ)

するイメージだろう。

そのため商品名も「あんしんプラス」となっているのだと思う。




本商品の契約期間は10年間で、一応80歳まで更新は出来るものの、女性特有の病気は閉経後にはグンとリスクが低くなるので、基本的には30代~50代くらいまでを「期間限定」でカバーするような商品。

保障内容としては女性疾病しか対象にしていない。

当然ながら病気は女性疾病だけに限ったものではないので、まずは普通の医療保険で「病気全体」をカバーした上で、この商品を追加するか、しないかという判断となる。

「この商品だけでOK」ということではないので要注意。

保障内容としては、以下の4つ。(サイト上に記載してある「女性疾病支援給付金金額 10万円の場合」)

・一時金(女性疾病で入院した場合) 1回 10万円
・女性特有のがんと診断       1回 50万円
・乳がんが原因で乳房再建術     1回 50万円
・死亡                   50万円

保険料は、以下の通り。

30歳女性 1,510円/月
40歳女性 1,710円/月
50歳女性 2,130円/月

契約は10年更新なので、10年ごとに保険料は変わる(原則上がる)

最長80歳まで更新可能。

弱点1 女性疾病「だけ」にここまで備える必要があるか?・・・

筆者自身が女性で、そして保険関係の仕事をしている。

更には30代の頃から子宮内膜症でもあるので、そのため女性特有の病気の苦しさについては良く分かっているつもり。

生理の辛さは女性にとって共通する悩みであり、そこから派生して「女性疾病が恐い」という思いを持つ人は多い。

筆者のお客様(女性)からも、そのような声を頂戴するが、しかしながら自分の体験を踏まえてこう話をしている。

女性疾病だからと言って、特にお金がかかるわけではない

と。

もちろん女性にとって、女性疾病のリスクは高い。

筆者自身も女性のお客様に、内膜症、子宮筋腫、乳がん、子宮がんなどで給付金をお支払いしてきたが、実際にその件数は多い。




やはり30代~50代前半くらいまで、「閉経」するまでは子宮に関する病気の確率は、他の病気より圧倒的に高いということは肌感覚でも分かる。

しかし、女性特有の病気になったからと言っても、他の病気に比べて特段にお金がかかるということはないので、結論から言えば

普通の医療保険に入っておけば十分

だというのが、私の考え。

とは言え、不安な気持ちも分かるので、医療保険の女性疾病関係の特約(オプション)については、保険料(月500~700円程度)に納得できるのであれば付けても良いのではないか?と案内するようにしている。

そうすれば、女性特有の病気で入院した時に「給付金が増える」ので、何となく「入っておいて良かった」と思えるから。

だが、繰り返すが「病気」は女性疾病だけに限ったことではない。

「がん」も子宮がん、乳がん、子宮がんだけではなく、胃がん、大腸がんなどのリスクもある。

医療保険の目的は、病気になった時に経済的な「大ダメージ」を負わないようにすることなので、女性疾病ばかりに重点を置くべきではない。

で、本商品。

保障内容が完全に女性疾病だけに偏っているので、それ以外の病気の時には何の役に立たない。

保険料は1,500円~2,000円程度だが、「女性疾病だけ」と考えると少々高い。

先ほど女性疾病系の特約も「保険料が納得できるなら付けても良い」と説明したが、これもせいぜい数百円程度の話。

毎月1,500~2,000円ということは、年間2万円近い負担で、10年で20万円、20年では40万円となるので、その出費はバカにならない。

なお、これに予算をかけるのであれば、医療保険の特約の

・三大疾病一時金(がん、心疾患、脳血管疾患の際に一時金が受け取れる)

などに入っておいた方が、全てのがん、さらには心臓、脳までカバーできるので、守備範囲が広くなる。

特に心臓、脳の病気などは、女性疾病よりは重度なので、こちらの方が「最悪のケース」とも言える。

なお、これらのことは「あくまでも筆者なら」という話であるので、本商品に入ること自体は否定しないが、わざわざ女性疾病だけにフォーカスして、ここまでのものに入るのは少々オーバースペックのように感じる。




弱点2 がん給付が2年に一回、かつ、乳ガン、子宮ガン、卵巣ガンのみ

女性疾病で一番怖いのは、もちろんがんだろう。

本商品では、乳ガン、子宮ガン、卵巣ガンの3つのがんの場合、50万円が給付される。

しかし、給付は2年に1回が上限。

そのため、短期間で再発、転移をしてしまった場合には、支払い対象外となる。

対して、他社では1年に1回というところが多い。

2年に1回と、1年に1回、もちろん「1年以内に再発、転移」をしてしまえば、どちらも対象外にはなるが、それでも、その待ち期間は出来るだけ短い方が良いだろう。

また、乳がんや子宮がんが胃、肺、大腸などに転移した場合も対象外。(女性特有のがんではないため)

本当に怖い乳がん、子宮がんからスタートして、他の部位に再発転移を繰り返すなどの「最悪のケース」には対応出来ておらず、この点からも、かなり保障内容が偏っている印象。

女性特有の病気に重点を置いているわりに、保障内容が弱い。

また、子宮筋腫や内膜症などの場合には、一時金は10万円(女性疾病支援給付金)だけで、「ないよりはマシ」という程度の給付。

「女性特有の病気になれば、10万円、50万円の一時金!!」

そういうャッチフレーズに、女性は飛びつく!!というような開発側の安易な発想が透けて見える気もする。

弱点3 180日ルール

これは少々小難しい話。

まずはこんな例を見て欲しい。

乳がんで入院 退院して3ヵ月後に、今度は子宮筋腫で入院

短期間のうちに2回入院したケースだが、普通の医療保険であれば、この2つは「それぞれ別々の入院」としてカウント(給付)される。

しかし、本商品は違う。

乳がんで入院した際に

女性疾病支援給付金 10万円
(これは別にがん治療給付金50万円も受け取れる)

を給付されていれば、3ヵ月後の子宮筋腫の入院は対象外となってしまう。

退院後180日を経ていないとダメ

というルールがあるため。

これが180日ルール。

退院してから180日以内に再入院するようなことは稀ではあるものの、そのような時に他社は「払う」のに、本商品では「払わない」という点においては明確な弱点。




参考コラム:
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他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ

商品の構成について

女性疾病支援給付金

女性疾病で入院した時に、1回につき10万円が受け取れる。
注:20万円も設定可能。

女性特定ガン治療給付金

女性特定ガン(乳がん、卵巣がん、子宮がん等)と診断されたときに、一時金50万円(女性疾病支援給付金額の5倍)が受け取れる。

なお、支払限度は、2年に1回となっている。

乳房再建給付金

乳がんにより乳房の切除術を受け、乳房再建術を受けたときに、一時金50万円(女性疾病支援給付金額の5倍)が受け取れる。

一乳房につき1回を限度に受け取れる。

死亡保険金

亡くなった時に、死亡保険金(女性疾病支援給付金額の5倍)が受け取れる。

ここまでが基本セットとなっており、特約などはない。

保険料例
女性疾病支援給付金10万円、保険期間:10年
30歳 1,510円
40歳 1,710円
50歳 2,130円
60歳 2,230円
70歳 2,610円




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比較した方がいい他社商品

類似商品はないが、医療保険に女性疾病関連のオプションを追加するだけで十分。

下記の医療保険の評価一覧から、評価が高いものを選び、しっかりとした医療保険に入る方が無難。

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