提供会社:FWD富士生命
商品名:さいふにやさしい収入保障
本商品は、2018年4月1日で販売停止。
同社から2018年8月2日より後継商品「FWD収入保障」が販売されている。
ページコンテンツ
基本商品の競争力
参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。
・非喫煙割引(タバコを吸わない)
・健康体割引(BMI、血圧に問題ない)
の2つの割引サービスがあり、この2つともが適用される場合は、安い保険料で加入することができる。
しかし、一番安いか?と言うと、そうでもない。
下記の比較を見ると、同条件(非喫煙割引+健康体割引適用)の場合、若い年齢層では3位程度に食い込むが、年齢が上がるにつれ下位に沈む。
保険料比較はコチラ(非喫煙&健康体割引適用の場合)
なお、健康体割引が適用されない場合は、タバコを吸わなくても非喫煙割引が
「適用されない」
という不思議な仕様になっており、そうなると保険料は高くなる。
つまり、非喫煙割引が適用されるためには、絶対に健康体割引もクリアしないといけないということ。
もし、どちらが一つでも適用されなかった場合の保険料は、他社に比べ割高であり、本商品より安いところはいくらでもあるだろう。
特約(オプション)について
-保険料払込免除特約
-三大疾病で所定の状態に該当した場合
-所定の身体障害状態に該当した場合
-所定の要介護状態に該当した場合
この3つのいずれかの状態になった際に、保険料を免除される特約があるが、基準は他社と同レベル。
余計な特約などは一切用意せず、収入保障保険の純粋な保険料だけで勝負する。ということだろう。
参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。
各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ
本商品の弱点・デメリット
弱点1 保険料の割引について
条件の基準は、3項目、
①BMIが、18以上27未満
②血圧値が、最高140mmHg未満、最低90mmHg未満
③タバコを吸わない
全て満たしている場合・・・非喫煙優良体(一番安い)
①、②のみ・・・優良体(そこそこ)
①、②のいずれかを満たしていない・・・標準体(高い)
注:上記項目は割引制度の適用を受けるための最低限の条件であり、その他にも健康診断の結果や病院での診査結果を見る。条件をクリアしていても、他に病気をしているような場合には、割引適用が受けられないこともあるので注意が必要。
保険料は非喫煙優良体であれば安いが、優良体、標準体となると保険料は高くなり、他社と勝負できるレベルではない。
また、冒頭で述べた通り、「全ての割引が適用された」としても、他に更に安い会社もあるため、いまいち中途半端に感じる。
弱点2 保険料払込免除特約について
払込免除となる事由は、
「三大疾病」
「障害状態」
「介護状態」
の3つ。
各条件は、ほぼ他社並みであり特筆するべき項目はないので、詳細は割愛する。
また本特約をつけると、健康相談サービスであるT-PEC社の
・セカンドオピニオンサービス
・24時間電話健康相談サービス
などが受けられるとのこと。
なお、本特約の保険料はそれほど高くない(保険料の数%程度)であるが、
「安いから、まあ付けておくか」
という安易な判断はやめた方が良い。
そもそも収入保障保険は「死亡」や「高度障害」になってしまった時のために入るものであり、そのような状態になれば翌月から保険金が受け取れるので、当たり前の話、その後の保険料は発生しない。
このような支払免除系の特約は、
「保険金は受け取れるほど酷い状態ではないが、一般的に言えば大変な病気をした時(もしくは事故)」
の時に有効である。しかし、所詮は保険料が免除されるだけ。
収入保障保険は掛け捨てであり、その保険料は月々数千円であることが多い。
その数千円を免除されるために、
「更に保険料を支払う」
のが支払免除特約であることを理解するべきだろう。
あくまで感覚の話だが、保険料の1%程度、月に数十円であれば払っても良いと思うが、保険料の10%、月に数百円も支払うのであれば、年間には数千円、トータルでは何万円にもなる。
このような特約は「安いから、まっ、いいか」ではなく、常に「トータルいくら払うのか?その価値はあるか?」という点を考慮すること。
また医療相談のT-PECにしても、実際に使ったことのある方にお会いしたことがない。
私なら健康相談は行きつけの病院の先生と話すし、本当に大変な病気になった時には、セカンドオピニオンを電話で紹介してもらう気にはなれない。
これもわざわざ毎月お金を払うほどの価値があるか、考えて欲しい。
まとめると、
「それほど重要な特約ではないので、どちらで良いのでは?」
という冷めた感想になる。
参考コラム:
払込免除特約について悩まれている方は・・・
『保険に「払込免除特約」は必要か?』
をご覧いただきたい。
弱点3 FWD富士生命という会社について
富士生命の名は昔からあるが、FWDという名前は一般的にはあまり聞かないだろう。
とは言え保険の世界ではFWDは有名で、香港、シンガポールを拠点にアジアで「FWDブランド」で保険事業を展開している。
なお、FWDは香港の事業投資会社パシフィックセンチュリーグループの保険部門である。
余談だが、パシフィックセンチュリーグループは10年以上前に東京駅の八重洲口に「パシフィックセンチュリープレイス」という高層ビルを建て、その頂上に「PCCW」というロゴを掲げていたので、何となく覚えている方もいるのではいか?
その保険部門が豊富な資金力を背景に、アジア各社で保険会社を買収している。
富士生命という古めかしい名前から、何となく歴史がありそうな気がするが、実は1996年創業の新しい保険会社である。
元々は富士火災という損害保険会社(こちらの歴史は古い)を母体に生命保険子会社として設立されたが、その後、本体の富士火災の経営が傾きAIGグループに入ったことにより、同時に富士生命もAIG傘下となった。
そして、昨年、AIGからFWDに売却され、現在ではFWD富士生命となっている。
大きく見ればPCCWグループということになるので、資本力や財務力には何の問題もないが、こう度々会社の名前が変わるのは、契約者としては何となく嫌だろう。
保険は一度契約すると、その会社と数十年の長い付き合いになる。
この会社がダメだとは言わないが、何となく落ち着きのない印象を持ってしまう。
あくまで、個人的な感想だが。
参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。
各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ
比較した方が良い他社商品は?
非喫煙割引、健康体割引の2つが使える。という前提で言うなら、下記の3社が強力な競合になる。
上記3社には保険料では勝てないだろう。
本サイトの調査でも、FWD富士生命は30歳で3位に食い込むだけで、他の年代では下位に甘んじている。
保険料比較はコチラ(非喫煙&健康体割引適用の場合)
前述の通り、FWD富士生命は会社としての知名度もそれほど高くはないし、魅力的な特約があるわけでもない。
武器は安価な保険料だが、もし上記3社の方が安いのであれば、ネオファースト生命は第一生命資本、メディケア生命も住友生命資本であるため、そちらの方が安心かもしれない。
但し、ネオファースト生命は「高度障害」が保障範囲外である。その点は要注意のこと(詳しくはネオファースト生命 ネオdeしゅうほを参照のこと)
参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。
各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ