アナタへのアドバイス No.ca10

アナタへのアドバイス!!

今までのご回答
Q1 既婚 お子様あり
Q2 死亡保障   必要
Q3 医療保障   必要なし
Q4 就業不能保険 必要なし
Q5 貯蓄保険   必要

はい、お疲れ様でした。

以上の質問から、アナタのニーズは「死亡保障」と「貯蓄」ということが分かりました。

お子様がいらっしゃるご家庭としてはわりとスタンダードなご要望かと思います。

まずはご自身が亡くなった場合、そしてお子様やご夫婦の老後のことも考えて「貯蓄」もしたいということかもしれませんね。

それでは死亡保障と貯蓄のそれぞれの分野について、「考え方」と比較検討のポイントを解説していきたいと思います。

1 死亡保障について

1 死亡保障について

死亡保障は「貯蓄型」と「掛け捨て」の2つに分けることが出来ます。

アナタは「貯蓄」にも興味があると回答されていらっしゃるので、死亡保障とセットにして貯蓄を考えるのも一つの手です。

死亡保障と貯蓄がセットになったものには、以下のような商品があります。

・終身保険(円、ドル、変額など)
死亡した時、高度障害の時が対象の保険

・特定疾病保障型終身保険
死亡した時、高度障害の時、がんと診断された時、急性心筋梗塞、脳卒中で60日以上の労働制限の時が対象の保険

・死亡保障付年金保険
若いとこに死亡した場合には保険金を、老後には年金が受け取れる保険

・養老保険
一定期間、死亡保障を提供。期間終了後(満期)には死亡保険金と同額の満期金が受け取れる保険

お子様がいらっしゃるご家庭の場合、将来、返戻金を学資や老後の資金として使うことが出来る、終身保険や死亡保障付年金保険などが人気がありますが、これらの商品にも弱点があります。

それは、

払った保険料のわりに保険金が少ない

ということです。

例えば月に2,3万円の保険料を負担しても、死亡保険金は1,000万円程度です。

対して、掛け捨ての保険であれば、1,000万円の保険金が月々2,000円程度で用意できるでしょう(30代の場合)

掛け捨ての方は逆に「少ない保険料で大きい保険金」を用意出来るという特徴があります。

お子様がいらっしゃるご家庭の場合、一般論として必要な保険金は高額になることが多いです。

ここでは例えば5,000万円だとしましょう。

仮にこの5,000万円の保険金を「貯蓄型の保険」だけで賄おうとすると、毎月の保険料の負担は10万円、20万円というレベルになってしまので、現実的ではありません。

そのため、一部は「貯蓄型の死亡保障」だとしても、それで足りない部分は掛け捨ての保険でカバーする必要があります。

そして、お子様がいらっしゃる家の場合、この掛け捨てには収入保障保険を選択することが多いです。

収入保障保険は、アナタが死亡した場合「毎月◯◯万円を◯◯歳まで払ってくれる(例:10万円を65歳まで、など)」というもので、まるでお給料のような形で受け取れます。

実際の形としては、

終身保険 500万円 + 収入保障保険 10万円65歳まで

こんな構成になります。

つまり、無理のない範囲で貯蓄を兼ねて終身保険で積み立てる。

それでも足りない死亡保障については、掛け捨てを追加する。という感じですね。

以上のことから、検討の流れは以下のようになります。

1 貯蓄型の死亡保険にどのような商品を選ぶか?

2 毎月、どの程度支払えるか?(これにより死亡保険金の額も決まる)

3 その保障だけで万が一の時の保険金として足りるか?足りないか?(多くの場合足りない)

4 足りない部分を収入保障保険で埋める

なお、貯蓄型の保険の検討方法については、次項の「2 貯蓄型保険について」にて述べますが、収入保障保険については、

保険料だけで決めてしまって良い

です。

現在、収入保障保険は、各保険会社が熾烈な保険料競争をしており、数年前よりかなり安くなっています。

また会社によっては「健康体割引」、「健康診断割引」、「非喫煙割引」などのメニューがある会社もあり、これらが使えるとより一段保険料が下がります。

そのため、

・年齢
・性別
・健康体割引が効くか?効かないか?
・タバコを吸うか?吸わないか?

など、アナタの状況に応じて各社の保険料を調べ、その中で一番安い会社を選んでおけば問題ありません。

2 貯蓄型保険について

次に貯蓄型保険です。

1の死亡保障でも触れましたが、貯蓄型の保険商品は多くの場合、死亡保険とセットになっています。

一方、年金保険などのように、貯蓄だけに特化した保険(死亡時には何もない。払ったお金が戻ってくるだけ)もあり、かなり千差万別な商品があります。

この分野は以下の2つのポイントから見ることが重要です。

1 いくら払って、いくら戻ってくるのか?(リターン:返戻率)

2 どの程度のリスクがあるのか?

まず貯蓄をすることが目的なので、リターンは重要です。

そしてリスクです。

大原則として、リターンとリスクは比例します。

リターンの期待値が高いものほど、リスクが大きくなる。

そう理解して下さい。

例えば、現在保険商品には「日本円建」、「ドル建」、「変額(株などに連動)」の3種類がありますが、円よりはドルが、ドルよりは変額の方が、増える(リターン)可能性が高く、そしてリスクも高くなります。

このあたりのリスクをどの程度許容できるか?それを決める必要があります。

個人的には保険商品のリスクなどたかが知れているので、円よりはドルや変額を選んだ方が良いと思いますが、それも個々人の考え方次第でしょう。

これらの原則を知っておくだけでも、貯蓄型保険の検討は随分楽になるはずです。

また、注意点として「決して無理はしない」ということも忠告しておきます。

保険は一度開始すると、支払い期間が長く、また途中で減額や解約などをすると損をしてしまいます。

そのため、保険料の設定は慎重にした方が良いでしょう。

「この金額なら絶対払える」

そう思える程度にするべきです。

もう少し頑張れそうなら、その時に追加すれば良いだけなので、始めから飛ばしすぎないように気をつけて下さい。

険ショップをうまく活用しよう!!

死亡保障と貯蓄の保険を検討するのであれば、保険ショップを訪れることをお勧めします。

前項で述べた貯蓄型の商品の比較に関しての「考え方」は基礎中の基礎であり、実際のところ商品の比較はプロのアドバイス抜きではなかなか難しいです。

円建、ドル建、変額など色々な選択肢がある上、各社の商品ごとでも仕様が微妙に異なっており、それらは商品の精通する者が解説してくれないと、素人ではチンプンカンプンでしょう。

また、アナタの場合、ご家族がいらっしゃることが保険金の設定をする上でも、しっかりとしたファイナンシャル・プランニングを受けた方が良いでしょう。

将来、どの程度の資金が必要になるか?

今、亡くなったらいくら必要なのか?5年後は?10年後は?

これらのことを知るために、現状の家計を分析してから検討を始めるべきです。

以下は当サイトがお勧めする保険ショップです。

ファイナンシャルプランナー資格などを有したプロがアナタの保険選びをサポートしてくれるはずです。

是非、気軽にご相談してみて下さい。