既婚お子様あり Q4 働けない時の保険について No4

Q4 働けない時の保険について

今までのご回答
Q1 既婚 お子様あり
Q2 死亡保障 必要
Q3 医療保障 必要

死亡保障、医療保険(がん保険含む)に「必要」と答えたアナタに質問です。

働けなくなった時のリスクについては、どのようにお考えでしょうか?

必要ない!!派と、必要!!派、そして保険まとめ編集部のアドバイスをお読み頂き、ご自身のお考えに近い方がご選択下さい。

A1 必要なし!!

必要なし!!派の意見

・給与の2/3(66%程度)程度を補償してくれる傷病手当、障害を負えば障害者年金などもあり、働いている時の50%程度の収入は確保されている。最悪、生活保護などもあり、日本に暮らす以上、飢えるようなことはないだろう。(公的制度については、文末「保険まとめ編集部からのアドバイス」でも詳細を解説しています)

・家族に迷惑をかけるのは心苦しいが、パートナー(妻など)も年収が高く、いざとなればその給料で何とか食べていける。

・必要性は理解しているのだが、まだ若いのでピンと来ない・・・毎月の保険料ももったいないように思ってしまう。

・働けなくなっても一生食っていける程度の資産はある(もしくは親が援助してくれる)

・会社の福利厚生で、働けない時の保障がされているので、個人で用意する必要がない

A2 必要だ!!

必要!!派の意見

必要!!派の意見

・やはり、これが一番怖い。それなりの貯金があれば入院は何とかなるだろうし、死んでしまったら、それはそれで仕方がない。家族には貯金を残せるし、後は何とか生きていってくれるだおう。
だが、自分が病気や怪我で障害を負ったりして「働けない状態」となってしまえば家族の重荷となり、一番迷惑をかけてしまう。やはり保険でしっかり備えておきたい。

・傷病手当や障害者年金があったとしても、やはりそれだけでは心もとない。毎月10万円程度の補助的な収入はあった方が良い。

・自分だけでなく、仮に妻(もしくは夫)が「働けない状態」になったら・・・本当に一生をかけて支えていけるだろうか?そう考えれば、自分がそうなった時に家族にそれを求めるのは酷なこと。せめてお金くらいはないと話にならない。

・経営者(もしくは個人事業主)であり、社会保険の対象にならないものも多く、国の制度などは期待出来ない。いざという時に死ぬならまだしも、働けないという状態では家族にも社員にも迷惑をかけてしまう。働けない時の保障は必須だと考えている。

保険まとめ編集部からのアドバイス

「働けない状態」とは以下のようなものです。

・入退院を繰り返して半年、1年などの長期入院(白血病、交通事故による重症など)

・脳に関する病気で右(もしくは左)半身不随

・スポーツ中の事故で頸椎などを損傷し、首から下が麻痺、もしくは下半身不随

など、長期の治療が必要であったり、もしくは回復の見込みがない障害を負ってしまったような場合は「ある程度の貯金」では対応出来ません。

このような時、日本には2つの制度があります。

休職中、給与の2/3程度を1年6ヶ月まで補償してくれる傷病手当と、1級障害、2級障害に支給される障害年金です。

どちらの制度も「どれくらい受け取れるのか?」という点については、それまでの給与、厚生年金加入か?国民年金加入か?によっても異なります。

しかし、一般論としては「十分な金額が受け取れる」とは言い難い状態です。

傷病手当も給与の2/3ではありますが、実際のところ収入が1/3も減ってしまえば、実生活にはかなりの影響を及ぼします。

また障害者年金も、年収500万円の方で以下のような金額です。

1級障害 年間 230万円前後
2級障害 年間 180万円前後
注:厚生年金の支払金額によっても異なるので、あくまで一例

ざっと、働けなくなって1年6ヶ月までは2/3、それ以後、障害者認定されていれば1/2前後、と考えると分かりやすいでしょう。

この金額を「十分」と考えるか「足りない」と思うかは人それぞれですが、多くの事例を見てきた筆者としては「ちょっと少ないよね・・・」という感想を持ちます。

また、「働けない」からと言って、必ずしも障害認定を受けられるとは限りません。

その代表例が「がん」です。

がんでも外科的手術で患部を「切れる」場合であれば回復は早いのですが、「切れなくなって(抗がん剤、放射線治療など)」からはかなり辛いです。

肺がんや脳腫瘍などがその一例です。

このようなケースでは抗がん剤などが使われますが、運良くそれらが非常に効いたとしても、完全にがんが消えることは極めて稀です。

多くの場合、月一回の抗がん剤をやることで「何とか現状維持」ということになり、こうなると毎月、

・1週間入院

・退院して具合が悪い1週間

・その後、2週間は何とか普通の生活

というサイクルを繰り返すことになります。

月のうち半分を治療に充てないといけない状態では、なかなか働くことは難しいでしょう。

このような状態が傷病手当の1年6ヶ月を超えてもなお続き、かと言って障害者ではないので年金も受け取れない「がん就業不能」という方が結構いらっしゃるのです。

筆者の知り合いでも、これを5年続けた方がおりましたが(5年後に死亡)、経済的にはかなり追い詰められていました。

もちろんこれらの話はレアケースではあります。

そのため「ピンと来ない」という方も多いでしょう。

しかし、誰にとってもその可能性はゼロではありませんし、実際にそうなってからは誰も助けてくれません。

死亡に比べ、就業不能は自分自身が生きていて、生活費もかかり、また働けなほどの病気や障害を負っているため、家族は日々生活のサポートをする必要があります。

稼ぎもなく、介護だけを必要とする家族を一生支えていくことは「家族だから」という理由だけで出来るものでしょうか?

せめてお金くらいは、しっかりと受け取れる体制を作る。それは自分だけでなく、家族のためでもあります。

働けないリスクをカバーするには、それ専用の就業不能保険や、死亡保険とセットになった(死亡 or 就業不能で保険金が受け取れる)収入保障タイプの保険がありますが「死亡保険は必要ない」ということであれば、前者の就業不能保険が検討対象となります。

なお、年齢にもよりますが、働けない時に毎月10万円程度の給付金を受け取れるプランで保険料は1500円から2000円程度で済みますので、さほどの負担にはなりません。

一生涯食っていけるくらいの資産がある(自分か持っているか、親が持っているかは別にして)という方なら必要ないですが、そうでないなら検討くらいはした方が良いかと思います。

さて、アナタのご選択はどちらでしょうか?

A1 必要なし!!

A2 必要!!