提供会社:オリックス生命
商品名:短期定期
基本商品の競争力
団体定期と言われる商品で、企業が社員の福利厚生のために「団体」で入る商品。
1年更新の定期保険で、年齢帯(16-25歳、26-35歳、36-40歳、以後5歳刻みで65歳まで)によって保険料が変わる。
オリックスの団体定期は、昔は結構強かったのだが、今は凡庸。
総じて保険料が高く、オリックス生命内部の他の商品とも整合性が取れていない。
例えば、30歳 男性 死亡保険金1,000万円の場合、団体定期の保険料は2,340円/月であるのに対し、同社のネット専用の定期保険(ブリッジ)では974円/月となっている。
個別に入る個人向けの定期保険より法人で全員まとめて入るのだから「ボリュームディスカウント」があっても良いくらい。
しかし、実際には2倍以上保険料が高い。
これは、昔から提供している団体定期保険の保険料は、さほどに変わっていないのに、個人向けの定期保険はネット生保が出てきた影響で「劇的に安く」なったせい。
そのため、同じ会社の同じ定期保険でも逆転現象が発生しているのである。
このあたりの事情は、以下のコラムで詳細を解説しているので、ご参照頂きたい。
参考コラム:法人向け「団体定期保険」総論
オリックスの団体定期は、他社比較でみても保険料は高い方だと思う。
オリックスの関係者に聞いても、
「もう新規はないので、既存の契約者が続けてくれるだけ保険料を頂戴する」
という感じなので、自分たちでも割高だと分かっていても、貰えるうちは貰っておこう、ということなのだろう。
概して損保系の生命保険子会社の団体定期の方が保険料は安いので、切り替えても良いかもしれない。
比較した方が良い他社商品は?
あいおい、ひまわり、あたりと比較してみると良い。
編集後記