この保険の弱点はここだ!日本生命「ニッセイこどもの保険 げ・ん・き」

提供会社:日本生命

商品名:ニッセイこどもの保険 げ・ん・き

 

学資保険の年齢別 各社の返戻率ランキング!!はこちら

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
学資保険をどうしたらいいか悩んでいる方は
『学資保険はこう考えろ!!』
をご覧いただきたい。

日本生命の販売する「育英年金付」の学資保険。

育英年金とは、契約者(お父さん or お母さん)が死亡した時に、その後の学費の補助する意味で毎年一定金額が受け取れるもので、要は保険。

一般的な学資保険は、

死亡保険金 = 満期金

となっていて、例えば18歳の時に200万円を受け取れる学資保険であれば、途中で契約者(お父さん or お母さん)が死亡しても、受け取れる保険金は200万円のみ。

しかし、育英年金の場合、契約者が死亡した場合、お子さんが22歳になるまで(18歳満期の契約は18歳まで)年金が受け取れるので、仮にお子さんが小さい時に契約者が死亡すれば、かなり長期に年金を受け取れることになる。




実際に本商品の契約例で見てみよう。

契約例:お子さん0歳 お父さん30歳 満期18歳

基準保険金額150万円(満期金)

この場合、育英年金は基準保険金額の40%となっているので、150万円×40%=60万円ということになる。

仮にお子さんが2歳の時にお父さんが死亡した場合、

60万円 × 16年間(2歳から18歳まで) =960万円

の育英年金(保険金)が受け取れることになる。

これは満期金より、はるかに多い金額で、実質的には学費を全額肩代わりしてくれるようなもの。

つまり、一般的な学資保険より、死亡保障が充実しているもの、それが「育英年金付」だと理解すれば良いだろう。

このように保障が充実しているため、学資保険として考えると逆ザヤになってしまう。

つまり受け取れる金額より、払った金額の方が多い、ということ。

これも実際の契約例で見てみよう。

契約例:お子さん0歳 お父さん30歳 満期18歳

基準保険金額150万円(満期金)

保険料 10,759円/月

この保険料を22歳になるまで支払うので、その総額は

10,759円 × 12ヶ月 ×18年 = 約232万円

となる。

対して、受け取れるお祝い金は、以下のようになっている。

お子さんが6歳の時   15万円(基準保険金額の10%)
お子さんが12歳の時 15万円(基準保険金額の10%)
お子さんが15歳の時 15万円(基準保険金額の10%)
お子さんが18歳の時 150万円(基準保険金額の100%)

合計 195万円

232万円支払って195万円を受け取るわけだから、37万円が「赤字(マイナス)」ということになる。

つまりは、これが保険料。

育英年金を受け取るためのコストだ。




18年間で37万円なので、ざっと年間2万500円、月にならせば1,700円程度。

毎月支払う保険料10,759円のうち1,700円は、この育英年金のために「掛け捨てしている」ということだ。

これを「高い」と思うか、「安心」と思うかは人それぞれだが、確実なのは学資保険として見れば「逆ザヤ」ということだ。

しかし、不思議なことに日本生命には、学資保険として「ニッセイ学資保険」がある

日本生命 ニッセイ学資保険 ★★★☆☆

当サイトでもなかなかの高評価で、返戻率でもソニーや明治安田には及ばないものの、日本生命というトップブランドにしては、かなり頑張っている。

この学資保険の返戻率では保険会社側にはほとんど利益は出ないだろうが、若い世代との接点を増やすためのドアノッカー商品、要は客寄せパンダとして学資保険を位置づけているのだろう。

このような戦略的な「学資保険」に対して、育英年金付きのものを用意している。

ちなみに旧知のニッセイの方に聞くと、この商品、

「ほとんど売れてない」

と言っていた。

そりゃそうだろう。

同じ会社でちゃんとした学資保険(支払った以上の金額が戻ってくる)があるのに、何を好きこのんで「損する保険」を出すのか。

なお、

ニッセイ学資保険がいかに良いかを際立たせるために、比較対象としてこの商品(育英年金付き)を出すこともある

そうで、

そのような「噛ませ犬」的な意味では存在意義はある

と、なかなか面白いことを言っていた。

なお、ごく稀に育成年金に「これがあれば安心だ」と食いつくお客さんもいるそう。

確かに育成年金もないよりはあった方が良いので、そのような時にはそのまま販売するそうだ。

保険会社でも学資保険で似たような2つのラインナップを持つところは珍しい。

商品ラインナップを整理するつもりがないのか、それとも何か事情があって出来ないのか分からないが、流石ニッセイ、懐が深いとしか言いようがない。




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