この保険の弱点はここだ!T&Dフィナンシャル生命「家計にやさしい終身医療」

提供会社:T&Dフィナンシャル生命

商品名:家計にやさしい終身医療

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

T&Dファイナンシャル生命は銀行の窓口や、来店型の保険ショップへの商品提供を主にやっている会社なので、一般的な知名度は低い。

本商品は主に保険ショップで紹介されることが多いかもしれないが、

条件が合えば悪くない(割引制度が適用出来れば)

という感じ。

「家計にやさしい医療保険」という商品名だが、「家計にやさしい」と強調するほど保険料が安いわけではないが、医療保険には珍しく以下の3つの割引制度がある。

・非喫煙割引
 タバコを吸わない人向けの割引制度

・健康体割引
 身長、体重のバランス(BMI)が正常

・ヘルスケア割引
 過去2年以内に健康診断を受けている
(受診していればOK。結果の提出は必要ない)

この全ての割引が適用されると、保険料が2割前後安くなる。

これらの割引が適用されて初めて「他社と同水準か、ちょっと安い」という程度なので、前述した通り「条件が合えば」という感じ。

逆に「タバコを吸う」などの理由で割引が受けられないのであれば高い。

と言うことで、この点がそのまま弱点になる。




弱点1 煙草を吸う人にはメリットなし

冒頭で述べた通り、基本的には「非喫煙者向け」の医療保険だと思って良い。

タバコを吸う方にとってはメリットのある商品ではない。

また、この医療保険でなければ、というような特徴があるわけでもないので、保険料が安くないのであれば検討する必要はない。

弱点2 各種割引を使っても、そこまでは安くない・・・

一方、タバコを吸わず、健康にも自信があって、定期的に健康診断を受けている方にとってはメリットがあるのか?と言うと、そうでもない。

それらが全て適用されて、「他社並み」か「ちょっと安い」くらいで、ネット生保などに比べるとまだ高い。

非喫煙、健康体、健康診断

ここまで条件が良い「身体」であれば、他社で申し込みを断られることはまずないので、幅広く各社の商品を比較検討できる。

本商品には、割引制度以外、これと言った特徴もなく、特約(オプション)も極めて普通。

割引のパンチ力もイマイチだった場合、良くも悪くも「普通の商品」

割引の結果、ダントツに安かった!!

というのであれば別だが、そうでないならこの商品にこだわる必要もないのではないか?




弱点3 割引の対象は主契約と一部の特約のみ

健康体割引・ヘルスケア割引が適用されるのは主契約(契約のメイン部分)の他、以下の特約のみ

・「入院一時給付金特則」
・「八大生活習慣病入院無制限給付特則」

他の特約に関しては割引対象外となっている。

自分に必要な特約を全て付けた上で、いくらになるか?が重要であり、「割引」のお得感だけで決めない方が良い。

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ




特約 Good!! Bad!!

・Good!!

三大疾病一時金給付特約(特約の詳細についてはコチラ

がん(悪性新生物、上皮内がん)… 診断(がんです。と診断されただけで受け取れる)
心疾患、脳血管疾患 … 入院

以上の条件の時に給付されるが、他社では心疾患が「急性心筋梗塞」、脳血管疾患が「脳卒中」と病気が限定されていることが多い。

急性心筋梗塞より心疾患の方が「心臓全体の病気」をフォローしているので範囲が広い。

脳血管疾患も同じ。

また、本特約では1年に1回まで給付される。

これも他社では2年に1回のところがある。

2年に1回ということは、前回、給付を受けてから2年以内は給付対象外ということ。

がんなどの転移、再発は早い時は早いので、2年よりは1年の方が良い。

この特約の給付条件は他社より良い。

三大疾病が心配なら検討しても良いかもしれない。

・Bad!!

通院給付特約(特約の詳細についてはコチラ

受け取れる金額が少ないわりに特約にかかる保険料が高い。

20年程度でいくら支払い、何回、通院すれば元が取れるのか?

年齢、性別によっても異なるが、本ブログの計算では20日前後の通院でトントン。

その都度、5,000円や1万円程度貰っても、それほど足しになるものでもない。

基本的には自分で貯めていたお金を貰っているだけの話。

あまり意味はない。

健康給付特則(特約の詳細についてはコチラ

入院や手術をしなかった場合、5年ごとに「お祝い金 5万円」が貰えるオプション。

但し、別途、この特則(オプション)のための保険料が必要。

年齢、性別によっても異なるが、だいたい5年で4万円程度を積み立てて5万円も貰えるようなイメージ。

5年で1万円儲かるなら、良いような気もするが、20年でも4万円程度の利益に過ぎない。

対して、どこかで一度でも入院、手術をしてしまえば、その期間の保険料(4万円)は没収されてしまう。

若いうちは多少儲かるかもしれないが、長い人生ではどこかでその利益を吐き出すことになることが多い。

保険会社相手に、自分の健康をネタに博打を打っているようなもので、あまり品が良い行為とは思えない。

こんなことに金を使うなら、本でも買って読んだ方がよっぽど将来のためになる。

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。




商品の構成について

入院日額

3,000円~(1,000円単位)で設定可能。

入院給付金支払限度

日帰り入院から保障される。

支払限度日数は、60日、120日から選択。

手術給付金

Ⅰ型、Ⅱ型、手術給付金なし、の3タイプから選択

Ⅱ型の手術給付金は、入院中と外来、さらに入院中でも三大疾病の手術とそれ以外の手術で給付倍率が異なる。

・Ⅰ型
入院中 日額×10
外来  日額×5

・Ⅱ型
入院中
-三大疾病 日額×40
-上記以外 日額×20

外来
-日額×5

骨髄移植ドナー
-日額×20 (1回のみ)

ここまでが主契約となる。

以下、特約の説明にうつる。

入院初期一時給付特則

病気やケガで入院した場合、1泊2日の入院でも10日分をまとめて受け取ることができる。

例えば、日額5,000円の場合、10日分の5万円が受け取れる。

入院一時給付特約(2020)

前項のオプションと似ているが、こちらを付けていると「更にプラス」して給付金が受け取れる。

例えば、本特約を5万円と設定しておくと、入院した場合、無条件で給付金に5万円が上乗せされる。

先進医療給付特約

保険適用外の「先進医療」や「先進医療に相当する患者申出療養」による治療を受けた場合、その実費分を通算2,000万円まで保障。

他社と同程度でかつ、終身型なのでその点はグッド。

さらに、2016年4月からスタートした「患者申出療養」という保険適用外の新しい制度にも対応している。

他社では、ほとんどの会社で未保障となっており、一歩前進しているといえるだろう。
(対応済の保険会社:アクサ生命)




八大生活習慣病入院無制限給付特則

がん(悪性新生物・上皮内がん)、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患、腎疾患、肝疾患、膵疾患で入院した場合に、限度日数が無制限となる特則

通常の1回の入院では60日が支払日数の限度となっているが、この特則をつけることで、上記の八大生活習慣病での入院は、支払日数の制限がなくなる。

入院が長期化しやすい脳系は特に安心できる特則だと思う。

健康給付特則

5年ごとに10日以上の入院給付金、入院一時給付金の支払いがなかった場合に、日額の10倍の健康給付金が受け取れる特則。

入院日額5,000円であれば、5万円が戻ってくる。

ただし、特約の保険料がかかってくるので要注意。

他社のも同様の保障があるが、基本的には筆者はおすすめしない。

というのも、基本的には自分で支払った保険料が戻ってくるもの。

しかも、入院した場合には、その支払った保険料が戻らない。

保険会社と自分の健康を賭けたギャンブルのような特則。

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

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女性疾病給付特約(2019)

この特約の給付金はふたつ

・女性疾病入院給付金
がん(悪性新生物・上皮内がん)や女性特有の疾病(女性に多い心疾患、脳血管疾患なども対応)により入院した場合に、主契約に上乗せして給付金が受け取れる。

受け取れる額は、女性疾病入院給付金日額×日数分である。

・乳房再建術給付金
乳房の悪性新生物と診断され、乳房切除後に再建術を受けたとき給付金が受け取れる。

受け取れる額は、女性疾病入院給付金日額の300倍

例えば、日額5,000円の場合、150万円が受け取れる。

女性特有の病気だからといって、特別お金がかかるわけではないが、実際に特有の病気で入院される方は多い。

また、再建術の給付倍率は、他社より高めである。保険料に納得できるのであれば、入っておいてもいいかもしれない。




通院給付特約(2019)

退院後にその入院の原因となった病気やケガの治療のために通院した場合、通院給付金が受け取れる。

給付金額は、通院給付金日額×日数

支払限度は、退院日の翌日から180日以内、かつ1回の入院につき30日までが保障されている。

三大疾病一時給付金特約(2020)

がん(悪性新生物、上皮内がん)、心疾患、脳血管疾患で所定の状態に該当した場合に、一時金が受け取れる。

それぞれの所定の状態は、

がん(悪性新生物、上皮内がん)… 診断
心疾患、脳血管疾患 … 入院

となっている。

なお、受け取れる給付金額は、

がん(悪性新生物、上皮内がん) … 100%
心疾患
-急性心筋梗塞 … 100%
-上記以上の心疾患 … 50%
脳血管疾患
-脳卒中 … 100%
-上記以外の脳血管疾患 … 50%

となり、がん、心疾患、脳血管疾患それぞれが1年に1回受け取れる。

少々分かりにくいが、心疾患の中の一つの病気が急性心筋梗塞、脳血管疾患の中の一つの病気が脳卒中という位置づけで、他社では

がん、急性心筋梗塞、脳卒中

を3大疾病と定義しているところが多い。

しかし、この場合、例えば軽度の心臓の梗塞(つまり)などは、「急性心筋梗塞ではない」ので、給付の対象とならない。

これを「心疾患(大雑把に言えば心臓の病気全て)」と範囲を広げることで、心臓の病気全体が給付の対象になる。

但し、それらの軽度な病気に関しては50%しか給付されない。というルール。

そのため、急性心筋梗塞、脳卒中に関しては100%だが、「それ以外」に関しては50%の給付となっている。

三大疾病保険料払込免除ワイド特約&三大疾病保険料払込免除特約(2020)

ややこしいが、本商品には払込免除について、2種類ある。

三大疾病払込免除「ワイド」と、三大疾病払込免除。ここでは便宜的にワイド型と通常型と呼ぶ。

それぞれの保障内容は以下の通り、

三大疾病払込免除「ワイド」

・がん(悪性新生物)と診断
心疾患、脳血管疾患で所定の手術または入院

三大疾病払込免除(通常型)

・がん(悪性新生物)と診断
急性心筋梗塞、脳卒中で所定の手術または入院

これらの条件に該当した時に、以後の保険料が免除される。

何が違うのか?

ワイドでは、心疾患、脳血管疾患と、心臓、脳の病気のほとんどをカバーしているが、通常型では心疾患の中の一つである「急性心筋梗塞」、同じく脳血管疾患の中の一つである「脳卒中」のみを対象としている。

他社では通常型が多い。

ワイドは、その名の通り、「免除される条件がワイド」ということ。

どちらが良いか?と聞かれれば、それはワイド型の方が良いが、その分、特約(オプション)の保険料が高くなる。

筆者の個人的な意見では、医療保険自体、そこまで高いものでもないので、わざわざ「更に保険料を上乗せして」まで、免除特約を付ける必要はない気がしているが、このあたりは個人の好き嫌いだろう。

詳細は、「医療保険の払込免除は必要か?」をご参照頂きたい。




健康体割引特約(2019)

下記の条件に該当した場合に、保険料が割引される特約

-過去1年以内に喫煙していない
-BMI(18.0<BMI<27.0)かつ、過去5年以内に入院、手術をしていない

保険料の割引は、だいだい次の通り

非喫煙者 約12%down
非喫煙者健康体 約16%down

となっている。

ヘルスケア特約(2019)

過去2年以内に健康診断の受診をしている場合に保険料が割引される特約

上記の健康体割引よりかは割引率は低いが、だいたい約2~3%の割引が受けられる。

第一生命で去年から始まった「健診割」と似ている特約だが、T&Dでは、基本的に必要ないとされている。(しかし確認のため、提出を求められることがあるとパンフレットには記載されているので、告知違反はしないように)

がん一時金給付特約(2020)

がんになった際に一時金を受け取れる。

初回は診断のみ(がんです。と言われただけ)で受け取れるが、2回目以降は「入院すること」が条件となる。

編集履歴

・2020年8月15日 2020年4月の改定分を追記。

-入院日数上限60日のみ → 60日、120日から選択可能に
-入院初期一時給付特約
-入院一時給付特約
-三大疾病保険料払込免除特約
-がん一時給付特約

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

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