この保険の弱点はここだ!JA共済「医療共済メディフル」

提供会社:JA共済

商品名:医療共済メディフル

この保険の弱点はここだ!!

一時金タイプの医療保険(共済)

別段、悪い商品でもないが、可もなく不可もなく、ということから星2つ。

本商品では、とにかく入院をすると日数に関係なく、まず10~30万円(加入時に決める)を受け取れる。

給付は「1回型」、「4回型」、「7回型」から選択し、1回型であれば入院がどんな長期になっても「一時金、1回だけ」だが、4回型、7回型であれば、30日ごとに一時金が受け取れる仕組み。

4回型は4回(30日×4で実質120日まで保障)まで、7回型は7回(30日×7で実質210日まで保障)まで給付される。

保障内容として悪くはないのだが、内容が良い分、保険料も高く

「ちょっと過剰かなぁ」

という印象。

このあたりを弱点(デメリット)で解説していきたい。

弱点1 保険料高く、保障内容がやや過剰

医療保険は「入院1日につき5,000円を支払う」という日額タイプが多いが、本商品はそれを「月ごとに支払う」形になっている。

ここでは、その両者を比較してみたい。

使う商品はメディケア生命のメディフィットA。

メディケア生命 新メディフィットA ★★★★☆

当サイトでも高評価の商品で、かつ、JA共済のメディフルとほぼ同じような構成を取れるので、比較しやすい。

メディケア生命 メディフィットA
日額 5,000円
1入院 120日型
先進医療特約付き
手術給付金あり(Ⅱ型:手術給付金 5~25万円 手術の種類による 放射線治療 10万円)
保険料:30歳 男性 終身払 1,430円/月

JA共済 医療共済 メディフル
一時金 15万円
4回型
先進医療特約付き
手術給付金あり(手術4.5万円 放射線治療 9万円)
保険料:30歳 男性 99歳払 4,982円/月

メディケアの方は、入院1日につき5,000円なので、30日入院すれば15万円(5,000円×30日)となり、JA共済のメディフルの一時金15万円と同額となる。

また、1入院あたりの給付上限もメディケア120日、メディフル4回(30日×4か月=120日)なので、長期で入院した場合、受け取れる給付金もほぼ同じ。

この2つを使って、色々な場面でのシミュレーションをしてみたい。

・ケース1 1泊2日の場合

メディケア生命 メディフィットA    1万円(5,000円×2日)
JA共済     メディフル    15万円(一時金1回)

・ケース2 20日入院

メディケア生命 メディフィットA  10万円(5,000円×20日)
JA共済     メディフル    15万円(一時金1回)

・ケース3 30日入院

メディケア生命 メディフィットA  15万円(5,000円×30日)
JA共済     メディフル    15万円(一時金1回)

・ケース4 31日入院

メディケア生命 メディフィットA  15.5万円(5,000円×31日)
JA共済     メディフル    30万円(一時金2回)

・ケース2 120日超の入院

メディケア生命 メディフィットA  60万円(5,000円×120日)
JA共済     メディフル    60万円(一時金4回)

このように比べると、ケース1でも分かる通り、1泊2日などの短期入院では圧倒的にJA共済の方が良い。

とにかく入院すればドカッと一時金が出るので、やはり短期入院には強いし、それを意識した商品であることが分かる。

だが、ケース2の20日程度の「中期間入院」となると、日額タイプも給付金が地道に積み上がるので、10万円、15万円でそこまでの差はなくなる。

そして、ケース3の30日入院では、給付金額は同額となる。

だが31日入院となると、また両者の差は一気に広がる。2回目の一時金が出るからだ。

しかし、「本当にしんどい入院(長期入院)」であるケース4の120日超の場合、どちらも上限一杯まで給付されることになり、60万円の同額が給付される。

注目するべきは、ケース4の31日入院。

このパターンが一番、両者の給付金額に差がつく。

メディケアA 15.5万円に対して、メディフル 30万円。その差は14.5万円。

なお、同じ現象は61日、91日目でも発生することになる。

次に保険料を比較してみよう。

メディケアA 1,430円、メディフル 4,982円。

金額で3,552円。ほぼ3倍の差がある。

言い換えれば、この3,552円は

「日額タイプに比べて、最大14.5万円の給付金が増えるためのコスト」

ということになる。

年間42,624円。10年間で約43万円。20年間で約85万円。

ここまで書けば、お分かりいただけるだろう。

内容は良いかもしれないけど、高くない?

そういうことだ。

そもそも「最大14.5万円の差」が付くこと自体かなり稀だ。

ほとんどのケースでは、そこまでの差はつかない。(日額タイプでも入院日数が伸びれば、それなりの金額になるため)

20年間で85万円「多く」支払うのであれば、14.5万円の差が付くレアケース入院(1日、31日、61日、91日)を「6回」しないとペイしないことになり、正直、そんなことはあり得ないだろう。

以上のことから、筆者は本商品は「過剰で、保険料が高い」と思っている。

弱点2 60日以内の入院は病気の種類に関わらず連続と見なす

約款 28ページに詳しい。

本商品では、一度退院してから60日以内に入院(2回目)をすると、それが前回と関係のない病気でも「連続した入院」として見なす。

他社の医療保険でも、これに似た「180日ルール」と言われるものがあるのだが、これは

・退院してから180日以内に

・前回入院した病気と「同じ病気」で入院した場合

・同一の連続した入院と見なす

というもの。

「同じ病気なら仕方ないよね」ということで、これは理解しやく、ほとんどの医療保険がこのルールを適用している。

また、昨今ではネット生保や、新興の保険会社などでは

・違う病気でも退院後180日以内の入院は連続したものと見なす

としているところもある。

このあたりは、以下コラムにて詳細を解説している。

参考コラム:180日ルールとは?通常型、変則型の違いを解説

しかし、本商品では180日ではなく「60日」で「違う病気でも連続入院扱い」としている。

180日と60日。契約者からすれば60日の方が早いタイミングで「リセット」されるので有利だ。

例えば、がんで入院し、それが再発して70日後に入院したような場合、他社の医療保険では

「180日以内に同じ病気で再入院」

となるので、連続した入院と見なされる。

だが、本商品であれば、60日目でリセットされているので、2回目の入院も「新たな入院」として扱わる。

この点はメリットでもある。

反面、本商品では「違う病気でも連続した入院」となるので、先の例で言えば、1回目 がん、2回目 肺炎というように、全く違う病気であっても、60日以内であれば「連続した入院」となってしまう。

がんで20日、肺炎で7日入院したような場合、合計27日となるので、給付金は1回しか受け取れない。

この点、場面によってはメリットにもなるが、ある場面ではデメリットにもなってしまうという特徴である。

弱点3 加入が面倒・・・・

JA共済は民間の保険ほどは手軽に加入出来ない。

加入するには、JA共済の正会員、準会員、員外利用という3種の中のどれかである必要がある。

このあたりは、JA共済 保険会社総論に詳しい。

JA共済 保険会社総論

口コミ・評判(販売から)

なし

口コミ・評判(契約者から)

なし

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比較した方が良い商品

筆者は通常の月額タイプの医療保険の方が良いと思う。

以下が当サイトで高評価の医療保険。

アクサダイレクト生命 アクサダイレクトの終身医療 ★★★★☆

アフラック 医療保険EVER Prime プラス ★★★★☆

イオン・アリアンツ生命 元気パスポート ★★★★☆

オリックス生命 CURE Next/CURE Lady Next ★★★★☆

SOMPOひまわり生命 健康をサポートする医療保険 健康のお守り ★★★★☆

メットライフ生命  マイフレキシィ ★★★★☆

メディケア生命 新メディフィットA ★★★★☆

編集後記:

約款

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