提供会社:日本生命
商品名:特定重度疾病保障保険 だい杖ぶ(だいじょうぶ)
この保険の弱点はここだ!!
同社の看板商品でもある「みらいのカタチ」を構成する一つのパーツ。(みらいのカタチの解説は以下参照)
これ単体で加入することも可能。
商品名は「特定重度疾病保障保険」とあるが、「特定重度疾病(病気)」とは以下の7つを指す。
糖尿病・肝硬変・慢性膵炎・慢性腎不全・高血圧性網膜症・動脈疾患・臓器移植
がん、急性心筋梗塞、脳卒中は生活習慣病の中でも「3大疾病(死因TOP3)」に挙げられるが、先に並んだ7つの病気はその二番手的な感じだろうか。
そのため、本商品は「まず3大疾病をカバーした上」で、更にその範囲を広げたいというニーズに対応するもの。
同社の商品群で言えば、3大疾病には新3大疾病保障保険というものがあるが、まずこれに加入した上で本商品を「上乗せ」するイメージだろう。
保障内容としては、先の7つの病気で以下の状態に該当した場合、一時金(50万円、100万円など)を受け取れる。
糖尿病:糖尿病の治療のためのインスリン治療を180日以上継続
肝硬変:肝硬変と診断
慢性膵炎:慢性膵炎の治療のための手術
慢性腎不全:慢性腎不全の治療のための永続的な人工透析療法を開始
高血圧性網膜症:高血圧性網膜症と診断
動脈疾:次のいずれかの動脈疾患に該当したとき
・大動脈瘤等の治療のための手術
・大動脈瘤等が破裂したと診断
・四肢の動脈閉塞症の治療のための血行再建手術
臓器移植:心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓または小腸のいずれかの臓器についての移植術を受けたとき
ざっと見ても「結構重いよね」という感じで「その病気になった」という程度では一時金支払いに該当しない。
なお、一時金は各「病気ごと」に1回ずつ支払われる。
例えば、糖尿病でインスリン治療を受けた(1回)、その後、慢性腎不全となり人工透析を開始した(1回)というような形。
また死亡時には一時金の10%が死亡保険金として支払われる。
弱点1 「オマケ」的な保険
本商品で支払い対象となっているのは、インスリン投与や、人工透析、大動脈瘤破裂、臓器移植など「かなり深刻な状況」ではあるが、がん、急性心筋梗塞、脳卒中ほどメジャーではない。
つまり「可能性はあるけど、実際にこれになる人はそれほど多くはないよね」という病気ばかりなので、発生確率は決して高くはない。
そのため、保険料も大して高くはない。
保険会社からしても「払う可能性」が低いからだ。
と言うことで、保険料も安い、払われる可能性も低い、ということで、あくまで「オマケ」的な保険である。
予算に余裕があれば付けておいても良いが、なくても良いという感じ。
なお、他社なら、三大疾病一時金を更に拡張した7大疾病一時金、8大疾病一時金などもあるので、「3大だけじゃ不安、やはり範囲が広い方が・・・」と思うような方は、そのような商品と比較してみても良いだろう。
だが、個人的な考えを言えば「キリがない」という気もする。
世の中にはもの凄い数の病気があり、あまり細かいことを心配していても仕方がない。
がん、急性心筋梗塞、脳卒中の「3大」は、本当に数が多いので多少は考えておいた方が良いが、先の3つを除いた7大疾病となると、数はがくんと減る。
正直、心配し過ぎかな?という感じでもあり、保険に頼るより、日々、健康に気をつけてストレスのない生活をしている方がよっぽど良い気もしている。
この商品の弱点、こう考えろ!!(解決策)
冒頭でも述べたが本商品は「みらいのカタチ」を構成する「いちパーツ」でしかなく、更にその中でも「細かいパーツ」という位置づけ。
そのため、これ単体を論じても仕方がない。
参考コラム:古い日本の保険会社が提供する「パッケージ型商品」総論
提案されている内容に、本商品が含まれていた場合、「保険料も安いし、別に付けておいても良いか」と思うのであればそれで良いし「保険料を抑えたい」と思うのであれば、真っ先に切って良いオプションだと思う。
口コミ・評判(販売側から)
なし
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保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。
口コミ・評判(契約者から)
なし
比較した方が良い商品
3大、7大疾病に対応している商品で、当サイトで高評価のものは以下の通り。
編集後記: