この保険の弱点はここだ!なないろ生命「なないろセブン(7大疾病一時金)」

提供会社:なないろ生命

商品名:なないろセブン

この保険の弱点はここだ!!

動画でも解説しています。文章と共に聞き流して下さい!!

なないろ生命の親会社でもある朝日生命にあった「スマイルセブンsuper」という商品と、ほぼ同じもの。

この保険の弱点はここだ!朝日生命「スマイルセブンSuper」

元々はスマイルセブンSuperも朝日生命が「保険ショップ向け」として提供していたが、「保険ショップ向け」の開発・販売だけを専業で行う「なないろ生命」が設立されたことで、商品自体をなないろ生命の方に移したのだろう。

そのため、朝日生命側のスマイルセブンSuperは販売停止となっている。

商品としては、極めてシンプルで、がん+6大疾病の際に一時金を支払うというもの。

なお、これらの一時金系の特約に関しては、以下のコラムが参考になるので、商品の細かい話に入る前に是非ご参照頂きたい。

参考コラム:がん診断一時金、3大疾病一時金は付けるべきか?

他社で言うところの「3大疾病一時金(がん、脳卒中、急性心筋梗塞の際に一時金が受け取れる)」に近く、通常は医療保険の「特約(オプション)」として存在していることが多いのだが、本商品をそれを「独立」させたようなイメージ。

保険料は、内容からすると「頑張っているな」と感じる。

他社の3大疾病一時金では3つの病気だけが対象なのに対し、本商品では3つ+糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、高血圧性疾患となっているため、支払対象が広い。

それ故(保障内容が良いため)、他社の3大疾病一時金より「保険料が安い」ということはないのだが、その差はごくわずか。

一例として、3大疾病一時金がわりと安めのオリックス生命と比較してみる。

30歳 男性の場合

オリックス生命 3大疾病一時金 50万円 1,150円/月
注:あくまで医療保険の特約として付けた場合の保険料

なないろ生命 なないろセブン 50万円 1,164円/月

ほとんど差がないので、「だったら7大疾病の方が良い」と考える人も多いだろう。

これが「頑張っている」と評価する理由。

なお、朝日生命で販売していた「スマイルセブンSuper」では、先の保険料について、もうちょっと開きがあったり、「先進医療特約の1回あたりの上限が450万円」というような、細かい弱点があったが、本商品ではそれらも全て改善されている。

そのため、素直に4つ星評価。

但し、詳しくは後述(この商品の弱点、こう考えろ!!にて)するが、商品そのものが、あくまで医療保険の補助的なものである「単体で成立するものではない」ので、4つ星と言っても「一時金だけに限定すれば」他社よりは優れているかな、というだけ。商品としては小粒。

医療保険(なないろメディカル)はイマイチ、看板商品となる得た意欲作のがん保険は「まさかのひまわり生命丸かぶり」と悲劇に見舞われたきたなないろ生命だが、その中にあって、本商品は優位性を保っている。

この保険の弱点はここだ!なないろ生命「なないろメディカル」

この保険の弱点はここだ!なないろ生命「がん一時金保険/がん治療保険」

元々、朝日生命のスマイルセブンSuperも医療保険の補助的な商品として、それなりに売れていたが、より進化した本商品も、現場では引き続き好評のようで、新しい保険会社であるなないろ生命の売れ筋となっているようだ。

4つ星評価ということで、目立った弱点はないが、まあ、せっかくなので重箱の隅をつついてみたい。

弱点1 3大疾病以外は「ハードル高し」

7大疾病の保険と言っても、3大(がん、心臓、脳)以外の4つは「おまけ」程度だと思っておいた方が良い。

それを理解する意味でも、まずは7つの病気のそれぞれの支払い条件を見てみよう。

1 がん(上皮内がん含む)
がんと診断されただけでOK

2 急性心筋梗塞・拡張型心筋症
入院 or 手術でOK

3 脳卒中(クモ膜下/脳梗塞/脳出血)・脳動脈瘤
脳卒中は入院 or 手術でOK
脳動脈瘤は「破裂したと診断」 or 手術

4 糖尿病
糖尿病性網膜症の手術 or 糖尿病性壊疽を原因とした切断術

5 慢性腎不全
人工透析 or 腎移植手術

6 肝硬変
食道・胃静脈瘤の破裂と診断 or 手術、肝移植手術

7 高血圧疾患
高血圧が原因で、大動脈瘤が破裂したと診断 or 手術

1,2,3(がん、心臓、脳)については、他社と同等レベルか、ちょっと落ちるかな?という感じ。

他社では最近、心臓に関しては、急性心筋梗塞だけでなく、より範囲の広い

「心疾患(心臓の病気全般)」

や、脳に関しても脳卒中だけでなく、こちらも少し範囲の広い

「脳血管疾患」

としているところが多い。

それに比べると本商品の方がややハードルが高いのだが、とは言え、他社の心疾患や脳血管疾患でも、支払条件は「手術 or 10日以上の入院」などとなっていることが多く、軽い不整脈などでは受け取れないので、この点に関しては「そこまでの差」ではないだろう。

4,5,6,7については、これは結構ハードルが高い。

糖尿病になっただけ、慢性腎不全と診断されただけ、では支払対象ではなく、それぞれの病気でかなり症状が進行し、「網膜症の手術」や「人工透析」という状態になってはじめて、支払対象となる。

ない話ではないが、今は医療技術を進んでいるため、何とかごまかし、ごまかしいで、ここまで至らないようにすることの方が多い。

先程、「保障内容が良いわりに、他社の3大疾病一時金と保険料はさほど変わらない」と説明したが、その理由がこれ。

つまり、「ほとんど起こらない」ので、保険会社からすれば、一時金を支払う可能性が低い。

そのため、さほどの保険料を取らなくても、+4つの病気の保障を付けられるのである。

「受け取れる可能性は低いが、ないよりはあった方が良い」

という程度のオマケだと思っておいた方が良い。

弱点2 復活出来ない

保険料の支払いが滞り、失効した場合、通常は「復活(たまっていた分の保険料を支払い、契約を元に戻す)」という制度があるが、なないろ生命にはそれがない。

下記にて詳細を解説しているので、ご参照頂きたい。

なないろ生命 なないろメディカル 弱点2 復活出来ない

この商品の弱点、こう考えろ!!(解決策)

商品自体が「これだけで完結する」というものではなく、あくまで他に加入している医療保険の「補佐的」な性質なものである。

例えば、既に医療保険に入っているのだが、随分古い商品で、そのため「一時金」の特約などが用意されていない。解約して入り直すと、年齢も上がっているので、保険料も高くなってしまう。そんな方などが、これを「追加」で入れば、7大疾病の時の上乗せ保障となる。

もしくは、医療保険に入る際、その会社の3大疾病一時金より、こちらの方が安い、もしくはほとんど変わらない保険料で「3大→7大」に出来るので、医療保険とは別に本商品に入る(この売り方が現場では多いようだ)

このような「使い方」であれば悪くない商品だと思う。

但し、「これだけ単体」というのは、あまりおすすめ出来ない。

と言うのも、支払い対象が7つの病気に限定されているので、若い方が入院する理由で多い怪我(交通事故やスポーツ中など)などでは一切支払われない。

「いや、私は大きい病気の時だけ、保険が出ればそれで良いんです。だから7つの病気だけでカバーしてくれれば十分です」

と言う方もいるかもしれないが、筆者のような仕事をしていると、様々な病気を経験した方にお会いするので「ホントにいろんな病気があるんだな」ということを実感している。

先に挙げた7つの病気など、それらの「ごく一部」であり、やはり保険に入る以上は、病気・怪我全体に「薄く網を張る」方が良い。

つまりは、普通の医療保険には入っておいた方が良いということ。

なお、より先進的に

「一時金で100万円?別に貯金があるから必要ないんじゃない?」

ということを言う方に関しては、「その通り」とお答えする。

そのような合理的な考え方が出来るのであれば、確かに100万円程度の一時金は必要ない。

生涯のうちで、本商品の7大疾病に該当し、一時金を手にするのは、どうだろうか・・・各種の統計を見ると恐らく7,8割かな。という気がする。

逆に言えば、2,3割の人は「払い損」でもある。

この7,8割という数字は、人によって反応が分かれる。

「2,3割も『掛け捨て』になる可能性があるなら、自分で貯めておいた方が良くない?」

「7,8割もなるなら、ほぼ自分もなるでしょ?だったら入っておいた方が良くない?」

どちらも正解で、こればかりは性格としか言いようがない。

少なくとも、本商品は後者の考え方をする人向けである。

このあたりの詳細は以下コラムもご参照頂きたい。

参考コラム:がん診断一時金、3大疾病一時金は付けるべきか?

また、医療保険とは別に契約することになるので、手続きや、その後の管理(保険会社から送られてくる書類や、年末調整など)などがやや面倒。

そのあたりに苦痛を感じるなら、素直に医療保険に一時金系の特約をつけて「一本化」しておく方が無難。

保障内容

下記の7大疾病一時金が受取れる。

1 がん
2 急性心筋梗塞・拡張型心筋症
3 脳卒中・脳動脈瘤
4 慢性腎不全
5 肝硬変
6 糖尿病
7 高血圧疾患

「がん」とそれ以外の「6大疾病」のくくりで、1年に1回を限度に支給

付けるべき特約!!(先進医療)

先進医療特約

先進医療の療養を受けたとき、技術料と同額の先進医療給付金が受け取れる。
見舞金として、先進医療給付金の10%も併せて受け取れる。

参考コラム:先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!

付けても良いかも?な特約(がん治療)

抗がん剤、ホルモン剤、放射線治療などを受けた際、治療を受けた月ごとに給付金を受け取れる。

5万円、10万円から選択可能。

基本的にはがん治療が長期化した時のための保障だと思って方が良い。

本商品では一時金が受け取れるが、それでも「更に」毎月入ってくるなら、それはそれで心強い。

特に、毎月抗がん剤をやるような状況は、精神的にはどん底である。

お金だけで解決出来る問題ではないが、ないよりはあった方が良い。

参考コラム:抗がん剤治療特約は付けるべきか?

付ける必要なし!!な特約!!(払込免除、初回一時金)

保険料払込免除特則

がん(悪性新生物)と診断、6大疾病で支払事由に該当した場合、払込免除となる。
条件が良い分保険料に+30%前後の上乗せがあり、高い。

本商品の保険料自体、それほど高額でもないので、筆者としては必要ないと考える。

参考コラム:医療保険の「払込免除」は必要か?

7大疾病初回一時金特約

初回のみ一時金が「倍」になるオプション。

別に初回だからと言って、お金がかかるわけでもない。

むしろ、がんでも脳でも2回目、3回目の方が深刻で、初回だけ上乗せさせることに合理的な理由はない。

これに予算をかけるくらいなら、メインの契約の一時金を増やす(50万円→100万円など)方がマシ。

口コミ・評判(販売から)

某代理店勤務さんからの口コミ
完全に朝日生命のスマイルセブンの後継で、それが好きだった人が、引き続き売っている感じ。
まずは医療保険と、その特約で3大疾病一時金などを見せて、「この一時金だけに特化した商品がある」というようなトークで、「7大疾病一時金」で披露する流れ。
朝日のころより保険料が安くなったので、わりと好評だし、朝日生命というブランドよりは、新しいなないろ生命の方が印象が良いようだ。
ただ、私自身は正直面倒であまり売っていない。医療保険の特約でくっつけてしまった方が、お客さんも分かりやすいし、余計な書類も書かなくて済む。

口コミ・評判(契約者から)

なし

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保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。

比較した方が良い商品

同種(7つ、もしくは8つの病気で一時金)が、以下の商品。

ネオファースト生命 ネオdeからだエール ★★★☆☆
注:3年更新型

はなさく生命 はなさく一時金 ★★★☆☆

メディケア生命 メディフィットプラス ★★★☆☆

また、各社の医療保険のオプションとなる「三大疾病一時金特約」も比較対象となる。

下記に三大疾病一時金の支払い条件が良い商品を列記する。

・心疾患、脳血管疾患が対象。範囲が広い

SOMPOひまわり生命 健康をサポートする医療保険 健康のお守り ★★★★☆

三井住友海上あいおい生命 新医療保険 Aプレミア ★★★☆☆

・三大疾病一時金の特約保険料が安い

オリックス生命 新CURE ★★★★☆

編集後記:

約款