この保険の弱点はここだ!楽天生命「たよれるスマート」(販売停止)

提供会社:楽天生命

商品名:たよれるスマート

注!! 本商品は既に販売を停止しています。

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』

昔の商品。

楽天生命には同じ緩和型医療保険の「スーパーたよれる医療保険」があるが、そちらの方が保障内容、保険料ともに断然優れている。

スーパーたよれる医療保険の商品解説はコチラ

一応、「スーパーたよれる医療保険」はネット申込が可。

本商品「たよれるスマート」は面談申込が必要。

という違いがあるが、今更、この商品に入る人はいないだろう。

どうでも良いが、楽天生命はこのような「同種の商品の乱立」が多い。

基本的にはネット生保に重きを置いてスタートしたわりに、蓋を開けてみると意外と店舗型代理店経由の申込が多く、そのため

・ネット向け商品(と言っても、これも代理店経由で入れる)
・代理店専用商品(面談必須)

の2つの分野の商品が混雑しているらしいが、ユーザーからすると、とても分かりにくい。

戦略がなく、場当たり的に商品開発している印象を持ってしまう。

この商品も、「スーパーたよれる医療保険」と同じ会社が開発しているので、弱点もほぼ同じ。




弱点1 保険料が高い

以上。

一応、1入院あたりの上限が120日(他社は60日が多い)というメリットらしくものはあるが、それを考慮しても保険料が高い。

周回遅れの商品。

弱点2 1年以内の給付が50%削減

これも古いタイプの緩和型医療の特徴。

加入1年以内の入院、手術、先進医療の給付が50%に削減される。

最近では「初めから満額支払う」というのが主流。

しかし、これは後継商品である「スーパーたよれる医療保険」でも同じ。

楽天生命のポリシーなのだろう。

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』




弱点3 先進医療特約が10年更新

先進医療特約が用意されてはいるが「10年更新」であるため、10年ごとに保険料が上がる。

対して、一度加入するとその時の保険料が一生涯変わらない「終身型」で提供している会社もある。

先進医療は利用者が増加することが予測されており、そうなると保険会社の支払額も増えるため、業界内でも「値上がりは確実」と言われている。

現時点では緩和型医療保険でも+200円程度で先進医療特約が提供されているが、(ちなみに普通の医療保険は+100円程度)今後はそうはいかないだろう。

契約する立場からすれば、「安いうちに入って保険料が変わらない」終身型の方が良いだろう。

本商品の特約は10年更新型なので、それは弱点と言える。

詳細は以下の記事にもまとめてあるのでご参照頂きたい。
『先進医療特約は終身型を選びなさい』

弱点4 180日ルール(退院後180日の入院は同一カウントされてしまう)

楽天だけでなく、ネオファーストやメディケア、ライフネットなどが導入している特殊ルール。

例えば、肺炎で50日入院、退院後、4ヵ月後に今度は骨折で90日入院。

老人などには多い事例だ。

この場合、全く関係のない病気とケガなのに、50日と90日が合算され、140日の入院となってしまう。

ところが本商品の支払限度日数は120日まで。

そうなると、最初の肺炎の50日は満額給付されるが、後の骨折に関しては70日分(既に120日のうち50日を使っているので)しか給付されない。

オーバー分の20日分は支払対象外となる。

他社であれば、それぞれを別々の入院として扱ってくれるが、本商品ではそうではない。ということ。

契約者にとってはデメリットであり弱点と言える。

注:通常の医療保険でも「同じ病気(例えば、肺炎のあと再び肺炎など)」での180日以内の再入院、などでは前回の入院から「継続」したものとして見なす。
上記は「違う病気なのに」同一の入院期間に含まれてしまうため、弱点としている。




弱点5 三大無制限特約が「ない」

本商品には特約(オプション)として、三大無制限特約が用意されていない。

三大無制限とは、がん、急性心筋梗塞、脳卒中で入院した場合に、給付対象の日数を「無制限」にするもの。

本商品では、給付の上限日数が120日となっているので、このようなオプションを付けないと、120日目以降は給付対象外となり、入院していてもお金が受け取れない。

入院で一番怖いのは長期入院であり、特に脳卒中などは入院が長くなる傾向があるため、120日を超えるケースもなくはない。

そのため、各社の医療保険にはだいたい三大無制限とか、さらに病気の範囲を広げた「八大無制限」などがラインナップされているものだが、この商品は古いタイプでもあるので、そもそもそのような特約が用意されていない。

つまり、がん、急性心筋梗塞、脳卒中による「長期入院」には対応できる術がない。ということになり、医療保険としては片手落ちのように感じる。




特約 Good & Bad!!

がん診断一時金などがあるものの、ベースとなる緩和型医療保険が内容、保険料ともに他社に大きく見劣るため、特約うんぬんのレベルではない。

口コミ・評判(契約者から)

・なし

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保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。

比較した方が良い商品

アクサダイレクト生命 はいりやすい医療 ★★★☆☆

オリックス生命 医療保険 CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス] ★★★☆☆

メディケア生命 メディフィットRe[リリーフ] ★★★★☆

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各社の緩和型医療保険の一覧はコチラ

編集後記

約款