Q3 「医療保険」や「がん保険」に関する質問です
今までのご回答
Q1 既婚 お子様あり
Q2 死亡保障 必要
お子様がおり、死亡保障について「当然必要」と答えたアナタ。
では、ご自身や配偶者が病気になった時はどうでしょうか?
これも「考え方が近い方」を選んで下さい。
必要ない派の意見
・社会保険や高額療養費制度などを使えば、実際にはさほどお金はかからと聞いている。だったら入院した時は、自分の貯蓄で賄えば良いのでは?
・会社の福利厚生で「入院した時の保障」があるので必要ないだろう。
・医療保険やがん保険に入っていても、受け取れるのは50万円、100万円程度。それくらいなら貯金してあるから大丈夫。
・あった方が良いとは思うが、毎月の保険料を支払うのが無駄・・・この分を貯金しておく。
必要派の意見
・確かに社会保険制度はあるが、それでもタダではない。食事代や差額ベット代などは実費なので、統計でも入院1日あたり2万円くらいはかかると出ている。保険はあった方が安心。
・入院によって収支のバランスが崩れる。病気や怪我で入院して大変なのに「貯金が減る!!」と感じるのはストレス。
・医療保険の保険料なんて数千円程度だし、それをケチっていざ入院した時に後悔するのはイヤ。
・がん保険だけは必要。身内でがんで亡くなった人がいるが、結構お金がかかったと聞いている。やはり保険は有効だと思う。
・先進医療特約だけは欲しい。いざ高額の先進医療を受けないといけない、という時に実費はキツイ。最悪の場面を想定して先進医療だけはカバーしたい。
保険まとめ編集部からアドバイス
お子様がいらっしゃる方の場合、医療保険やがんに対する備えは「あった方が良いかな」とは思います。
なお「医療保険、がん保険否定派」のおっしゃることも分かります。
また、その主張自体は間違いではなく、確かに日本の医療体制、社会保険制度はかなり充実しているので、医療保険やがん保険に入っていなかったとしても、ある程度の貯金があれば大丈夫です。
特に1ヶ月程度の入院であれば、さほどの問題にはならないでしょう。
また医療保険、がん保険自体「積立」のようなもので、入院した時にそれらをまとめて受け取っているに過ぎません。
そのため、「数字、お金だけ」のことを考えれば、自分で貯めておくというのも「あり」ではあります。
しかし、実際に入院すると、また違う事情があります。
入院って、結構辛いんですね。
やっぱり入院しないといけないほどの病気や怪我って、痛いし、不安だし、しかもそれが命にかかわるような病気だと「死んじゃうのかなぁ」などと不安な気持ちにもなります。
そんな時に「お金が貰える」のと「お金が出ていく」のでは、心理的に天と地ほどの違いがあります。
そういう意味では、医療保険、がん保険の効果は「不幸中の幸い」だと思えるという点が大きいのです。
特にご家族がいる場合、単身者と比べ基礎的な生活コストが高いですから、入院が長期におよんでしまったような場合には「毎月赤字」という状態になってしまい、貯金もみるみる減少。
単身者であれば「貯金から」というのでも良いのですが、お子さんがいらっしゃるような方の場合は、入っておいた方が無難かな?というのが率直な感想です。
また、昨今では先進医療特約だけを目的に、最低限の医療保険やがん保険に入る方も増えています。
保険適用外の先進医療を受けた場合、2,000万円まで実費を支払ってくれるので、
「将来、仮に先進医療を受けないと助からない、という状況の時に、これがあるのと、ないのでは全然違う」
と考えているようです。
これは非常に合理的な考え方です。
医療保険やがん保険は、過剰に入る必要はありませんが、ご自身が「負担に感じない」2000円から4000円程度なら、持っておいた方が良いかもしれません。
それが、多くの入院のケースを見てきた実感でもあります。