提供会社:エヌエヌ生命
格付:S&P A+
商品名:終身ガン保険
この保険の弱点はここだ!!
法人向けの商品。個人向けのガン保険とは異なる。
随分昔の話だが、法人向けのガン保険が「全額損金」で処理出来て、かつ返戻金が80%を超えていたような時代があった。
経営者からすれば、保険料の全額が損金で落とせて、かつ、支払った保険料の80%が保険会社側で貯まっているのだが、いざとなれば「それを使える」という安心感もある。
そのため、当時は「決算前対策と言えばガン保険!!」という感じで、大量に売れていた。
筆者もかなり良い思いをさせて貰った。
だが、当然、国税庁が激怒し、ある時(確か2012年頃)「もう全損ダメ」と言われ、それでガン保険は終わった。
多くの保険会社が、法人向けのガン保険からは撤退したが(個人向けは引き続き、どこの保険会社もやっている)、エヌエヌは未だに提供している。
当時、福利厚生の一環として(実際には福利厚生という建前を使った節税)
「会社が保険料を負担し、全社員を対象にガン保険を入れる」
というような制度にしてしまった会社から、今でも追加があるため、やめるにやめられないらしい。
そういう意味では「遺跡」のような商品。
今更、新規で入る会社もないだろう。
口コミ・評判(契約者から)
・エヌエヌは当時、アイエヌジー生命と言っていて、ガン保険もイケイケだった。未だに保全(契約後フォローのこと)で追加が年数件ある。元々は税金対策で「全社員を対象」に入っていたのだが、それが社員に周知され、今更やめられず、渋々、新しい社員を入れているのだろう。だが、長くかけている間に、社員や役員の方でガンになったり、社長自身がガンになったりして、この保険から数百万円の給付を受けたこともある。そのような経験をした会社では「やっぱりガンの保障って大事だね」という考えに変わり、むしろ積極的に社員にガン保険をかけているところもある。節税目的だったのが、いつのまにか純粋な保障として評価されている格好。
比較した方が良い商品
なし
編集後記