提供会社:プルデンシャル生命
商品名:がん診断保険
この保険の弱点はここだ!!
その名の通り、がんと診断されたら一時金が受け取れる保険。
上皮内がんの時は10%が支払われる。
また、死亡時には死亡保険金があるのだが、それはがんで受け取れる一時金よりは「かなり少ない」(年齢にもよるが)
終身タイプと、有期タイプ(10年更新など)があり、一生涯の保障が欲しい人は終身を、「働き盛りの時だけで良い」など一定期間のみの保障が欲しい人は有期タイプを選ぶ。
しかし、プルデンシャルの知人に聞くと、売れているのはほとんどが終身タイプらしい。
内容としては非常にシンプルなのだが、弱点1で挙げる点を考慮し星2つとした。
弱点1 死亡保障があるため、保険料が高い
がんと診断された場合に一時金を支払う商品は他社にも多く存在するのだが、そのほとんどに
死亡保障はついていない
対して、本商品には死亡保障がある。
当然ながらその分保険料が高くなっている。
がんだけ、とがん+死亡、では保険会社は死亡分の保険料支払いのコストも見ておかないといけないので、その分保険料が高くなるのである。
だが、本商品の死亡保障は最終的には大幅に減り、ほぼゼロになってしまう。
死亡保障が何歳から減少するのか?という点は、加入時の年齢、性別、保険期間によっても異なるが、おおわく70代に入ると減少していくので「一番死にやすいころ」には保険金がかなり減ってしまうということになる。
その点でもあまり実効性はない。
おそらくは他社との差別化を意識して、死亡保障を付けて
「がんにならなくても死亡すればお金が戻ってくる。そして人間は必ず死ぬ」
というストーリーを考えたのだろうが、前述の通り、実際に死にそうな年齢になると死亡保障がかなり少なくなってしまうので、あまり説得力は感じない。
他社の類似商品と保険料が同じで、死亡保障が付いているのであれば、それはそれでセールスポイントになるのだが、保険料が高くなってしまうのでは、
「本当にその上乗せ分を支払う理由はあるか?」
ということになってしまう。
そして、筆者の結論としては「ない」
わざわざ死亡保障を付けなくても、もっと安く、がんの時だけ一時金を受け取れる保険の方が良いと思う。
この保険の弱点、こう考えろ!!(解決策)
本商品のライバルは一時金給付型のがん保険だろう。
大きな違いとしては、以下の通り
本商品 がん診断給付金を1回貰えばその時点で保険は消滅(1回こっきり)
他社がん保険 何度でも受け取れる(1年に1回上限)
これだけを見れば「何度でも受け取れる方が良いじゃん!!」となるが、それもちょっと違う。
本商品の一時金は500万円とか1,000万円など、わりと高額な保険料を設定するのに対し、がん保険などの一時金はせいぜい100万円くらいのことが多い。
そのため、がんになった場合、本商品であれば「がん保険の一時金複数回分」が受け取れることになる。
但し、その分、保険料も高い。
また、がんは「1/2の人がなる」という点から過剰に怖がる人が多いが、裏を返せば1/2の人は「ならない」ということ。
本商品は「がんになれば」結構な大金が入ってくるが、「がんにならなければ」大損をする。(高齢になって死亡した場合、死亡保険金も少ないため)
それに関しては、他社のがん保険も同じなのだが、そちらの方が保険料も安いので、かりにがんにならなくても損失は小さい。
また、実際にがんになった場合でも、100万円などの一時金が、その都度受け取れるので、治療だけのことを考えればそれで十分ではないだろうか?
以上のことから、筆者はがん保険の一時金の方が良いと思う。
保険ショップなどで、「がんになった時に一時金〇〇〇万円(100万円など)が欲しいので、見積もってくれ」と言えば、保険料の安い順に並べてくれる。
それらを見た上で、
・もっと高額な一時金が欲しい
・死亡保障があった方が良い
・プルデンシャルのライフプランナーを信頼していて、保険料や内容うんぬんではなく、その人から入りたい
というのであれば、本商品を選べば良い。
そんな人あんまりいないかな?とは思うが・・・・
参考コラム:「お付き合い保険」の断り方と「お付き合い保険」に入るメリット
口コミ・評判(販売側から)
なし
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保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。
口コミ・評判(契約者から)
なし
検討した方がいい他社商品
アフラック 生きるためのがん保険寄りそうDays ★★★★☆
編集後記