この保険の弱点はここだ!プルデンシャル生命「米国ドル建終身保険」

提供会社:プルデンシャル生命

商品名:米国ドル建終身保険

 

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
ドル建商品の検討ってどうすればいいか?悩んだら
『ドル建商品の比較検討はこうすれば良い!!』
をご覧ください。

プルデンシャルと言えばドル建。

業界での評価はそんな感じで、総じて「営業一流、商品三流」と言われる同社において、ドル系の商品だけは強い。

商品ラインナップも多い。

さて、このドル建終身保険だがライバルのソニー、メットライフなどに比べて、保険料、予定利率(2020年現在3%)などはほぼ互角。

ただ気になるのは、同社の兄弟会社であるジブラルタ生命の予定利率が3.2%と若干高いこと。

だが、予定利率が高いからと言って、必ずしも将来の返戻率が高いわけではない。

そのあたりの事情を知りたい方は
『同じ3%でも何故違う?「超」わかりやすい!!予定利率と利回りの違い!!』
をご覧いただきたい。

3%と3.2%くらいの差であれば、性別、年齢などによっても、どちらの方がパフォーマンスが良いかは変わってくる程度

このあたりは各社から設計書をとり、比較してみても良いかもしれない。

では具体的な弱点を見ていこう。




弱点1 返戻率で低解約型に負ける

本商品自体、決して悪いものではないが、「低解約型」がないのが難点。

低解約型とは、

・保険料を支払っている間に解約すると返戻金が極端に少ない

・その代わり、保険料を支払い終わると一気に返戻金が増える

・「低解約型でないもの(通常型)」に比べると保険料は割安

という特徴を持つ。

要は、途中でやめられない(やめると大きく損をするので)代わりに、保険料も安いし、将来の返戻率も高い、ということ。

メットライフやジブラルタでは、この低解約型と通常型の選択が可能で、自分に合ったものを選べる。

なお、別段、低解約型が良い。と言っているわけではない。

通常型、低解約型、どちらにもメリット、デメリットがあり、どちらを良いと感じるかは人それぞれだろう。

両者の要点をまとめるとこんな感じ。

・保険料比較
-通常型  普通
-低解約型 ちょっと安い

・返戻率比較
-通常型  当初から高い率をキープ。途中解約をしても損が少ない。
-低解約型 保険料支払期間中は通常型の「70%程度」の返戻率。途中解約すると大損
ただし、将来の返戻率は通常型より高くなる

但し、「選択肢がない」という点で弱点とした。

解約しない、と決められるなら低解約型を、「うーん、もしかしたら途中で解約する可能性もあるかもな・・・」という方は通常型の方が良い。

その点、どちらが良い悪いではないのだが、本商品の場合、「選択肢がない」という点で弱点とした。

 

参考コラム:
ドル建商品の検討ってどうすればいいか?悩んだら
『ドル建商品の比較検討はこうすれば良い!!』
をご覧ください。

各社の外貨建終身保険の☆評価一覧は、コチラ




弱点2 ライフプランナーの良し悪し

率直に言う。

ライフプランナーには当たり外れがある。

筆者も数人知人がいるが、素晴らしい人もいれば、「こいつに保険は任せられないな・・・」という人もいる。

また、良い、悪いだけでなく、合う、合わないもあるだろう。

これは何もプルデンシャルだけに限った話ではなく、同じライフプランナー制度を持つソニー生命や、専属で販売員を抱える日本の保険会社も同じことではある。

ただ、プルデンシャル生命以外は「保険ショップ」などでも加入出来る場合が多い。

ソニー生命の商品の多くは保険ショップでも加入できるし、日本の保険会社の商品でも最近では代理店などで入れる(一部の商品は対象外のこともあるが)

しかし、プルデンシャルではライフプランナー経由でないとダメ。

これは好き嫌いがある。

自分専属で世話を焼いてくれるのが好きな人もいれば、「別にそういうのはいらないよ」という人もいるだろう。

今のご時世では後者の方が多いのではないか?

また、「一生私が担当します!!」などと言って、契約後は何の連絡もなかったり、突然辞めていたり・・・

そんな不満も良く耳にする。

要は人間力を前面に出す営業スタイルなので、顧客の期待度が高くなりすぎてしまい、その後、

「なーんだ、契約の時だけ調子が良かっただけか・・・」

とがっかりすることが多い。

とは言え、これもプルデンシャルだけに限った話ではないのだが、特にその傾向が強いのがこの会社の良いところでもあり、悪いところでもあるのだろう。




弱点3 高額保険料に要注意!!

これも良し悪しあるが、コンサルでがっちり入って、老後の不安などを煽るのが上手い人が多いので、ついついそのトークに負けて保険料を

高く設定し過ぎてしまう

場合が散見される。

特に支払い期間が短い「10年払込」で、

「10年間頑張れば終わります」

というトークで、身の丈に合わない保険料を負担していることが多い。

とは言え、多く払えば多く貯まるので、別にそれ自体が悪いことではないのだが、保険料が高すぎて、やりたいことが出来ないのもアホらしい話。

また、資産運用は保険以外でも出来る。

保険はあくまで保険なのだから、必要最低限だけかけておいて、資産運用は他でやっても良い。

もしこのドル建終身に魅力を感じるのなら、米国債の投資信託や、直接、証券会社で米国債を買っても、この商品と同じ効果が得られる(実際には保険は色々手数料を取られるので、投資信託などの方がリターンは大きい)

更に本商品はドル建なので、保険料が毎月変わる。

例えば保険料が200ドルの場合、円高で1ドル90円になれば、18,000円だが、1ドル130円になれば26,000円まで上がる。

その差、8,000円。

「それくらいどうってことない」

というなら良いが、

「えっ?8,000円?何か我慢しないといけないや・・」

というようなら、保険料を下げた方が良い。

同社のライフプランナーは人間的にも魅力的でトークも上手い人が多いので、良い意味でも悪い意味でも頼りすぎずに、保険料については慎重になること

弱点4 10年払より5年払、それより一時払の方が効率が良い

少々記憶が曖昧なので、もし間違っていたらコメント欄にご指摘頂きたいが、確か、プルデンシャルのドル建終身は「10年払」が最短のはず。

同社のライフプランナーも

「10年払で短期でギュッと支払ってしまいましょう」

と提案する人が多いし、筆者も過去にそんな提案をされて、知人から加入している。

10年払のメリットはたしかに大きい。

10年で済むというのは、まず、気持ち的に楽だ。

そして投資効率が良い。

若いうちの10年で払い込んでしまい、その後は「放っておけば良いだけ」

その後、保険会社の方で運用をしてくれて、老後などには結構な返戻率になる。

筆者が入ったころは予定利率も今より高かったので、シミレーション上、70歳くらいになれば返戻率は200%近かった。

流石に今はそこまで高くはないだろうが、ギュッと短期間で払って、その後、運用期間を長くする、というのは資産運用上は理に適っている。

しかし、一番投資効率が高いのは「一時払」だ。

一度に全てを支払えば、翌日から運用が開始するので、最も効率が高い。

同社には一時払のドル建商品もあるので、もし手元に大きなキャッシュがあるなら、そちらの方も検討するべき。

また、そこまでの大きなキャシュがない場合でも、10年でなく5年でも支払えるなら、同社のグループ会社であるジブラルタや、PGF生命では「5年払」も取り扱っている。

そして、将来の返戻率などを見ると、こちらの方が投資効率は高い。

ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険&米国ドル建終身保険(低解約返戻金型) ★★★★☆

PGF生命 米国ドル建終身保険(基本タイプ) ★★★★☆

実際のところ今の世の中「10年先」と言われても、なかなか見通しがきかないが、5年程度であれば収入も読めるような人が多いだろう。

5年で払えるなら、それも悪くない。

ただし、同じ保険料で支払期間を短くすると、保障金額が下がる。

例えば、年間1万ドル(日本円で約105万円前後)を10年間払えば10万ドルだが、5年であれば5万ドルにしかならず、当然、保険金も半分になる。

投資効率ばかりを重視し、保険金額を減らしてまで5年払を選ぶのは本末転倒。

あくまで保険であることを忘れてはいけない。

まずは必要な保障金額を出し、それを「本当に5年で払える」のであれば、5年払も検討してみると良いだろう。

この保険の弱点、こう考えろ!!(解決策)

最大の弱点は1番目に挙げた「低解約型ではない」という点。

これが故、他社のドル建商品に比べると、返戻率では劣ってしまう。

ただし、絶対的に低解約型が良いというわけでもない。

仮に途中解約をした場合、低解約型であれば返戻率がかなり低く抑えられているので、大損をしてしまう。

その点、本商品であれば損はするだろうが(特に短期間での解約の場合)、低解約型に比べればまだ傷は浅い。

自分で商売をしているような方や、給与にインセンティブが多く、波が激しいような方は、いつどのようなことが起こるか分からない。

収入が激減するリスクがあるのであれば、低解約型ではなく、本商品のようなものの方が良いかもしれない。

また、本商品を販売するプルデンシャルはライフプランナーの人間性を前面に出すスタイルの会社であり、そのため、

「ライフプランナーと仲良くなってしまったので、断れない・・・・」

というようなケースも多いだろう。

実は筆者もそのような事情で、本商品には1本付き合っている。

とは言え、悪い商品ではないので、「やり過ぎない(高額な保険料を設定しない)」のであれば、お付き合いで入っても良いのではないだろうか?

貯蓄性のある保険なので、無駄になるものではない。

なお、「お付き合い」で保険に入る良し悪しについては、以下のコラムでまとめてあるので宜しければ参照頂きたい。

「お付き合い保険」の断り方と「お付き合い保険」に入るメリット

最後の5年払、一時払に関しては、それを望むのであれば、他社商品にするしかない。

弱点1で挙げた「低解約型でない」というのと同様、商品の仕様の問題で、ないものはないので諦めるしかない。

比較した方がいい他社商品

ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険&米国ドル建終身保険(低解約返戻金型) ★★★★☆
5年払が可能

ジブラルタ生命 米国ドル建特定疾病保障終身保険(低解約返戻金型) ★★★★☆
死亡保障に三大疾病の保障を追加できる

PGF生命 米国ドル建終身保険(基本タイプ) ★★★★☆
予定利率が、本商品より多少良いか?

メットライフ生命 USドル建終身保険 ドルスマートS ★★★★☆
年齢、性別によって返戻率が高いかも?

 

参考コラム:
ドル建商品の検討ってどうすればいいか?悩んだら
『ドル建商品の比較検討はこうすれば良い!!』
をご覧ください。

各社の外貨建終身保険の☆評価一覧は、コチラ