この保険の弱点はここだ!メットライフ生命「USドル建終身保険 ドルスマートS」

提供会社:メットライフ生命

商品名:USドル建終身保険 ドルスマートS

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
ドル建商品の検討ってどうすればいいか?悩んだら
『ドル建商品の比較検討はこうすれば良い!!』
をご覧ください。

「USドル建終身保険 ドルスマートS」はメットライフが販売するドル建終身保険。

他社と比べて優位な点は以下の3つ。

1 利率が変動制。但し最低でも3%が保障される

2 通常型と低解約返戻金型の2つがある

3 がんの特約などが用意されている

うーん、流石メットライフと言うべきか、なかなか良いところを抑えてきている印象。

大きいのは1の「利率が変動する」というところだろう。

「変動」自体には良し悪しがある。

上がるぶんには良いのだが、下がることもあるので、ある意味ではリスクだ。

しかし、本商品では最低ラインとして3%が保障されている。

ちなみに2020年2月現在の予定利率は3.15%となっている。

なお、本商品とライバル関係にある各社の商品の利率は以下のような感じ。(2020年2月現在)

予定利率 固定制
ソニー生命     3%
プルデンシャル生命 3%
ジブラルタ生命    3.2%

予定利率 変動制
マニュライフ生命 2.9%

現状ではメットライフ3.15%に対し、ジブラルタがかろうじて3.2%と上回っているが、ジブラルタは固定制であるため、これ以上になることはない。

対してメットライフは変動制なので、3.2%を上回る可能性もあるし、3%(最低保障)に落ち込むこともある。

だが、総じて3%はキープできるので、将来的に「上振れ」する期待が持てるという点では良い。

予定利率3%と言うと、今の円建ての商品では考えられないくらい「高い」と感じる人が多いだろうが、筆者のようにこの業界が長い人間からすると、

「3%か、随分下がったな・・・」

という印象を持つ。

昔は4%、5%が当たり前だった。

この理由はアメリカの金利が下がっているから。

金利が下がれば、保険の運用の基礎となる国債の利回りも下がる。

ドル建保険は主に米国債で運用されているので、その利回りが低下は、予定利率の低下につながる。
(すぐに反映されるわけではないが、1年程度では影響してくる)

だが、今後、昔のように予定利率4%、5%の時代が再びくるかどうか。

これは誰にも分からない。

筆者のあくまで個人的な感想としては、

「しばらくはダメだが、長い目で見れば再びあがる(米国債の利回り上昇=予定利率の上昇)のでは?」

と思っているが、こればかりは神のみぞ知る。というところだろう。

その点、本商品であれば、まず現状ライバルと同程度の3%を維持をしつつ、将来、米国債の利回りが上がれば、理論上は4%、5%になることもあり得るので、なかなか良い商品だな。とは思う。

また、低解約型(保険料を支払っている間に解約をすると大きく損をする。その分、保険料が割り引かれる。)を用意していたり、がんと診断された時に保険金を受け取れるオプション(特約)などもあり、保障内容も充実している。

このあたり商品構成はジブラルタによく似ている。

ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険&米国ドル建終身保険(低解約返戻金型) ★★★★☆

今のところ2強という印象。

それでも角度を変えると弱点がないわけではない。

参考コラム:
ドル建商品の検討ってどうすればいいか?悩んだら
『ドル建商品の比較検討はこうすれば良い!!』
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各社の外貨建終身保険の☆評価一覧は、コチラ




弱点1 ジブラルタとの比較で保険料が高い

現時点での予定利率。

ジブラルタ3.2%、メットライフ3.15%

それを反映して、保険料はジブラルタ対比で4~5%程度高い。

契約例:死亡5万ドル 支払期間 10年

保険料と70歳時の返戻率の比較(保険まとめ調べ)

将来の返戻率に関しては、ジブラルタは今の時点で決まっている(固定制のため)

対して、メットライフの方は「変動制」なので、上の表は、最低保証3%が続いた場合のシミレーションなので、あくまで

「最低でもこの返戻率にはなる」

ということを表している。上振れすれば、もっと返戻率は上がるだろう。

しかし、これは将来解約すれば、という話。

保険として考えれば、保険金はどちらも同じ5万ドル。

仮に若いうちに死亡してしまったとすれば、負担が少ないのはジブラルタの方が「得」であり、メットライフの方は

ただ単に高い保険料を負担していただけ

ということになる。

あくまで保障として考えれば、保険料が高いことはデメリットでしかないだろう。




弱点2 保険金支払い時、解約返戻金受取時の為替手数料が高い

些細な弱点(デメリット)だが、本商品の場合、保険金や、解約返戻金を受け取る時に

1ドルあたり0.5円の為替手数料を取られる。

対してジブラルタ、マニュライフ、ソニーなどのライバルは0.01円

例えば5万ドルを1ドル110円で受け取った時、メットライフでは

5万ドル × 109.5円 =547万5,000円

となるが、他社では

5万ドル × 109.99円=549万9,500円

となり、24,500円ほど違う。

細かい話ではあるが、5万ドルに対して24,500円(1ドル110円で223ドル)は0.45%にあたる。

たかが為替手数料ではあるが、言い換えれば返戻率が0.45%下がることと同じ。

別にこんなところで手数料を抜かなくて良いのでは?と感じる。

比較した方がいい他社商品

ジブラルタ生命 米国ドル建終身保険&米国ドル建終身保険(低解約返戻金型) ★★★★☆

ソニー生命 米国ドル建終身保険 ★★★☆☆

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