この保険の弱点はここだ!プルデンシャル生命 家族収入保険(高度障害療養加算型)

提供会社:プルデンシャル生命

商品名:解約返戻金抑制型家族収入保険(高度障害療養加算型)

基本商品の競争力

プルデンシャル生命の家族収入保障保険は他社で言うところの収入保障保険。

万が一の時、

毎月〇〇万円を〇〇歳まで

という形で契約をしておいて、死亡時には毎月お給料のように年金を受け取れる。

例えば、毎月20万円を65歳までとしておけば、亡くなった方が「生きれていれば65歳になる時まで」毎月20万円が支払われる。

プルデンシャル生命はこの家族収入保険(収入保障保険)の元祖のようなもので、元々はこの保険を日本に持ち込んだ会社。

今をさかのぼること41年前の1979年。

米プルデンシャルと日本のソニーがタッグを組んでソニープルデンシャル生命というものを立ち上げ、その時の目玉商品がこの家族収入だった。

このような「新しい商品」、「手ごろな保険料」、「大卒男性営業マン(ライフプランナー)」というスタイルが受けて、一気にシェアを拡大。

今ではどこの会社でも当たり前になっている「コンサルティング型セールス」の礎を作った。

その後、ソニーとプルデンシャルの合弁を終え、それぞれがソニー生命とプルデンシャル生命に分かれ、今に至っている。

そういう意味では、家族収入保険(収入保障保険)の元祖であることは間違いないのだが、保険料は相当割高。

地方の名物などでも「元祖」と名乗るところはだいたい高いが、まあ、それと同じだ。

保険料は公表していないが、見直し相談などで証券を見る限りは、最も安い保険会社の1.5倍から2倍程度の保険料なので、やはり相当高い方だと思う。

特徴としては2つ。

1 高度障害割増がある

2 特約が豊富

1については、高度障害になると保険金が1.5倍になる。というもの。

死亡時に月に20万円の契約であれば、高度障害の場合、その1.5倍の30万円になる。

高度障害というある意味では「死」より辛い状況を手厚くカバーしてくれるので、悪い保障ではない。

また、本商品は収入保障型の商品には珍しく、特約(オプション)が豊富に用意されている。

新買増権特約、就労不能障害特約など、なかなか特徴的なものもある。

特約については、次項で詳細を解説したい。

以上、商品の概要。

各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。




特約(オプション)について

以下の特約が用意されており、数はかなり多い。

災害死亡給付特約
災害特約
無解約返戻金型入院特約(一時給付型)
無解約返戻金型新手術給付特約
無解約返戻金型がん入院特約
無解約返戻金型先進医療特約
無解約返戻金型就労不能障害特約
無解約返戻金型就労不能障害一時金特約
疾病障害による保険料払込免除
新買増権保証特約
愛の割増年金特約(割増年金支払特約)

ここでは、特徴的なものとして、3つ取り上げたい。

1 無解約返戻金型就労不能障害特約

「働けないリスク」をカバーする特約(オプション)

保険会社によっては就業不能保険などとも言う。

本商品では、障害等級2級以上を対象にしているが、それ以外にもプルデンシャルが独自に定めたさ様々なケースの「働けない」が定義されており、それらに該当した場合、年金が受け取れる。

詳細については、弱点2で解説

2 新買増権保証特約

将来、無条件で保険金を増やす(買増)する権利を買っておく。というもので、他社ではほとんど見かけない特約。

例えば、35歳で、第一子が生まれたことをきっかけとして保険に入る。

その3年後、今度は第二子が誕生したので、保険を増額しようと思ったのだが、その数か月前に大病をしており、保険を追加することが出来ない。

そのような場合でも、事前にこの新買増権を付けておけば、健康状態のチェックをすることなく増額出来る。

要は将来、どんなに健康状態が悪くなっても保険を増やせる権利を若い頃から「予約」しておくようないオプション。

その代わり、毎月、保険料には特約保険料(オプション費用)が上乗せされる。

何だか、得なのか、損なのか良く分からない特約だが、仮に将来がんなどの病気をやってしまった時には、そのような状況でも保険を増やせるのは嬉しいだろう。

何とも評価は難しいが、面白い特約ではある。

3 愛の割増年金特約(割増年金支払特約)

保険金の受取人が障がい等のハンディキャップがある場合、保険が割増される。

本特約に関しては、プラスの料金がかからない。

障がいを持ったお子さんなどがいらっしゃる家には喜ばれるのではないか?

 

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ




本商品の弱点・デメリット

弱点1 色々とオマケがある分、保険料は割高

冒頭でも解説したが、同社が収入保障型の保険の「元祖」であることは間違ない。

しかし、地方の名物でも「元祖」を謳う店は、周辺の店より高いように、本商品も高い。

保険料は公表していないが、保険の見直し相談などで出てくる証券を見る限り、他社の1.5倍から下手をすると2倍くらい高い。

他社では、タバコを吸わない人向けの「非喫煙割引」、健康に自信がある人向けの「健康体割引」などがあるが、本商品にはそのような割引制度が一切ないので、他社でこのような割引が効くケースと比較すると、2倍くらいの開きが出てしまう。

「高度障害時に年金が1.5倍になる」

「受取人がハンディキャップがある場合、年金が割増される」

などのオマケがある分、保険料が高くなってしまうのだろう。

だが、このオマケをもって「他社より1.5~2倍高い」ことの理由にはならないだろう。

やっぱり、元祖だけに高い。としか言いようがなく、商品としての競争力は弱い。




弱点2 就労不能障害特約は「働けないリスク」の全てをカバーしていない

「働けないリスク」をカバーするために就労不能障害特約というものが用意されているが、約款を読むに「抜け」も結構ある。

この特約は

・障害等級2級以上

の場合に年金を支払うのだが、実際のところ2級以上に該当せずとも「働けない」という事例はたくさんある。

それらを救うために、病気ごと、もしくは体の機能ごとにも「働けない(就労不能)」を定義し、その場合にも年金を支払うような仕組みにしている。

例えば、肝臓の病気に関しては、以下の指標の「全て」を満たさないといけない。

・総ビリルビン 2以上
・血液アルブミン 3.5未満
・血小板数 10未満
・プロトロンビン時間 50未満

個々の項目と数値の解説は省くが「かなり悪い」という状態であることは間違いない。

しかし、この約款にのっとれば、例えば総ビリルビンが1.9でも「支払対象外」ということになる。

2と1.9でそこまで状態が違うとも思えず、1.9でもあっても「働けない」状態である可能性は高い。

要は、病気や体の機能(臓器)ごとに、細かく定義してしまっているがゆえ、実態として「働けない」のに支払い対象にはならない、ということが発生する可能性がある。

そのため、単純に「働けない場合に年金が出る」わけではない。

結構、ルールもやかましいし、そのハードルも低くはない。ということだけは理解しておいた方が良い。

また、この特約は「がんが原因の就労不能」に弱い。

一応、対象にはなっているものの「ほぼ寝たきり」のような状態にならないと支払い対象にはならず、月に1回抗がん剤を受けるために、1週間入院、その後1週間は体調が悪く働けない。

月のうち2週間も抗がん剤治療に要してしまうので、仕事には就けない。

こんな場合は対象外である。

対して、世の中には「働けないリスク」を専門的にカバーする保険がある。

就労不能保険、就業不能保険などと言われるが、ライフネットやアフラックなどの商品が有名。

こちらの方は「医師の診断結果」を重視する傾向がある。

そのため、医師が「働ない。自宅療養」と判断すれば、ほとんどは支払い対象になる。

率直にいって、就労不能に関して言えば、専門商品の方が優れている。

セールスの現場では、約款の細かいところなどには触れずに

「働けない時にも年金をお支払いするオプションです」

などと、雑な説明がされているような気もするし、売っている本人すら約款をちゃんと理解していないような場合も多いが(プルデンシャルだけに限らず)それらの言葉を鵜呑みにせずに、

・どのような場合に支払われるのか?
・逆にどのような場合に支払われないのか?

をちゃんと確認した方が良いだろう。




弱点3 プルデンシャルの営業マンは結構重い・・・

なにもプルデンシャルだけに限った話ではないが、同社の営業マン「ライフプランナー」には相当良し悪しがある。

素晴らしい知識を持ち、本当にお客様のことを真剣に考えている人も多いが、逆にカスみたいのもたくさんいる。

皆、ピシッとした印象だが、とにかく入れ替わりが早いので、

「一生私が担当します!!」

などと言って、半年後にはいない。なんてことはザラにある。

伝統的に「高い保険料の契約を取ってくること」を称賛する文化で、むろんどこの保険会社も似たようなものなのだが、この会社は特にその傾向が顕著。

見直し相談などでも、この会社の証券が出てくると、

「なんで、こんな高額な保険に入っちゃったんですか・・・」

というようなことが多いのは事実。

業界の中でも「セールスは強い」という定評はあるが、裏を返せば「あの商品で良く売れるな・・・」という意味でもある。

弱点1で述べた通り、本商品は保険料も高く、他社に比べて競争力はないので、担当のライフプランナーと気が合って

多少高くてもこの人に任せたい!!

と思うのであれば良いが、そうでないなら、本商品を選ぶ理由はないだろう。

 

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

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比較した方が良い他社商品は?

-保険料の比較から

FWD富士生命 FWD収入保障 ★★★★☆

オリックス生命 Keep ★★★★☆

メットライフ生命 収入保障保険マイディアレスト ★★★★☆

-就労不能から

三井住友海上あいおい生命 新総合収入保障 ★★★★☆/★★☆☆☆

アクサダイレクト生命 働けない時の安心 ★★★★☆

アフラック 給与サポート保険 ★★★☆☆

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

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