この保険の弱点はここだ!フコクしんらい生命「守ってあげたいFS」

提供会社:フコクしんらい生命

商品名:守ってあげたいFS

基本商品の競争力

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

 

フコクしんらい生命。

その名を聞いたところがある人は少ないだろう。

富国生命の子会社で、主に金融機関(主に信用金庫向け)の窓口で販売する商品の開発を担当している。

共栄火災の生命保険子会社として設立された共栄火災しんらい生命が前身。

その後、共栄火災傘下から富国生命傘下とり、2008年からフコクしんらい生命に変更。

さて、本商品。星1つと厳しい評価となった。

まず、保険料が高く、競合他社とは勝負にならない。

また、本商品ならでは「満期給付金」というのものもあるが、さして魅力はない。

その点から、この商品を選ぶ理由はない。

特徴としては、以下の2つが挙げられる。

1 特約が豊富(特定疾病、がん保障、介護など)
2 満期給付金があるタイプが用意されている

1に関しては、本商品(収入保障)をベースとして、定期保険や、がんの保障、介護の保障などの特約(オプション)を追加することが可能。

しかし、ベースとなる収入保障保険の保険料も高く、特約の中でも特に「これは良い」というようなものがあるわけでもない。

2に関しては、本商品には「満期給付金」というオプションがあり、これを付けることで契約終了時(満期)にまとまったお金を受け取れる。

他社にはない、なかなか珍しいオプション。

本件に関しては弱点2で詳細を述べる。

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ




弱点1 保険料が高い

これに尽きる。明確な弱点。

他社ではタバコを吸わない人向けの「非喫煙割引」、健康に自信がある人向けの「優良体割引」などを用意し、何とか他社より保険料を安くするために色々な割引制度を用意しているが、本商品ではそのようなものは一切ない。

そのため、他社と比較すると保険料は相当高く、下手をすると2倍程度になってしまう。

ざっと比較してみよう。

比較条件
年齢・性別:30歳 男性
保障内容:月額10万円を60歳まで

本商品  3,510円
参考例1  1,685円(FWD富士生命:非喫煙割引適用、健康体割引適用)
参考例2  2,440円(アクサダイレクト生命:割引適用なし)

非喫煙(タバコを吸わない)割引と、身長、体重のバランス(BMI)、血圧の異常がない場合に使える健康体割引が使えれば、参考例1のFWD富士生命では1,685円と、本商品の半分以下。

また、何の割引制度を使わない、つまり本商品と同じ条件でもアクサダイレクト生命の2,440円と30%近く安くなる。

これだけでも本商品を選ぶ理由はまったくない。

『収入保障 各社の保険料比較』

と言うか、後発で出した商品(2019年1月から)で、ここまで高い保険料。

販売を開始したフコクしんらい生命自身も、そこまで売れるとも思っていないのだろう。

推測するに、フコクしんらい生命は元々共栄火災の子会社であったことから、同社の主な商品卸先である信用金庫以外にも、昔の「仲間」であった共栄火災の代理店向けに商品を提供している。

恐らくは、そのような代理店が顧客から生命保険の相談をされた時に、現在主流となっている「収入保障系の商品が」何もないのでは話にならない。

そのため「一応は用意した」という感じなのかもしれない。

昔から付き合いのあるお客さんであれば、提案した内容を他社と比較されることもないので、多少割高でもすんなり申込になるのだろう。




弱点2 満期給付金タイプは選ばない方が賢明

本商品の大きな特徴として、満期給付金タイプがあること。

これを付けることにより、

実質的に負担する保険料が割安になる

という触れ込み(サイト上の説明より)だが、これは一応は事実。

下記の例で検証してみよう。

契約年齢・性別:30歳男性
保障内容:万が一の時 毎月10万円の給付を60歳まで

このような内容の場合、保険料は3,510円となる。

ここに満期給付金 100万円をつけると、保険料は

3,510円 → 6,090円 +2,580円

となる。

要は、毎月2,580円を30歳から満期の60歳まで30年間支払えば100万円を受け取れるということ。

総支払金金額は928,800円(2,580円×12ヶ月×30年間)、これで満期金が100万円なので、+71,200円。

但し、これは30年間の結果なので、1年にならすと約2370円、毎月だと198円程度。

つまり「満期(60歳)まで保険を続ける」のであれば、毎月198円程度は実質的には「値引き」と考えることも出来る。

フコクしんらい生命としては、

純粋に保障にかかる部分の保険料3,510円が3,312円になる。(6%程度の値下げ)

と言いたいのだろう。

まあ、これ自体は間違ってはいない。




但し、弱点1でも述べたように保険料だけを見れば安いところは他にいくらでもある。

たかが198円程度では追っつかない。

また、この満期金は「満期まで続けないと」貰えない。

至極当然の話なのだが、収入保障保険にとっては、これは非常に大きなデメリット。

はっきり言って、収入保障保険を最後まで(満期まで)続ける人は少ない。

その理由は明快で、最後の方に近づくと、

保障金額が減ってしまうから

である。

収入保障保険は、若い頃は保障金額が大きいのだが、50代に入ると、かなり減ってしまう。

実際に計算してみよう。

先の例と同じ、30歳で加入、万が一に時には10万円を60歳まで。という場合、例えば35歳で亡くなると、保険金は

10万円×12ヶ月×25年(35歳~60歳まで) = 3,000万円

となる。

しかし、これが55歳で亡くなった場合、

10万円×12ヶ月×25年(55歳~60歳まで) = 600万円

と、ガクンと減る。

要は「60歳まで」というケツが決まっているので、歳をとればとるほど「年金を受け取れる期間」が減ってしまうのである。

そのため、収入保障保険は「必要がなくなったら解約する」というのが一般的で。

例えば、子供が大学を出たタイミングなどでやめてしまうことが多い。

わずか数千円とは言え、必要ないものにお金を払う必要もないので、これは正解である。

しかし、この満期金給付を付けることで「最後までやめられなく」なってしまうのである。

その間も毎月数千円、年間数万円は掛け捨てで支払っていくことになるので、わずか数万円を得する(93万円→100万円)ために、数万円を捨てる。という、何とも合理性のないことを続けないといけない。

本商品はそもそも保険料が高いのに、更にそこに満期給付金まで付けてしまうえば、完全に「逃げられなく」なる。

あまり良いオプションだとは思わないし、付けない方が無難だろう。

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ




特約(オプション)について

平準定期保険特約
-死亡・高度障害

特定疾病保障定期保険特約
-悪性新生物(がん)、急性心筋梗塞、脳卒中で所定の状態

がん保障定期保険特約
-悪性新生物(がん)と診断

軽度介護保障特約
-所定の認知症で認知症診断給付金
-死亡、高度障害、要介護状態で介護保険金

災害割増特約
-不慮の事故による死亡、高度障害

障害特約
-不慮の事故による死亡、高度障害、障害状態(程度に応じて1割~10割)

特約については、約款が見れないため、HP記載の薄い情報のままです。

比較した方が良い他社商品は?

弱点1にも上げているように保険料が割高で、検討する余地はない。

下記の参考で、条件に合う商品を探してほしい。

 

参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。

各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ

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