提供会社:SOMPひまわり生命
(旧:損保ジャパン日本興和ひまわり生命)
商品名:じぶんと家族のお守り
基本商品の競争力
フローチャートでまるわかり!5つの質問!アナタに必要は保険はこれだ!!
非喫煙者割引(タバコを吸わない方向け)、健康体割引(血圧、身長と体重のバランスをはかるBMIなどが正常時)などがあるため、これらの割引サービスを適用されると、本ブログの調査では全年代(30歳~45歳)で4,5位とぎりぎり上位グループといったところ。
収入保障の保険料比較 非喫煙割引+健康体割引した場合(リンクはこちら)
2018年8月にFWD富士生命が、同種の商品に保険料を大きく下げてきて全年代で首位になっている。
ひまわり生命は上位に食い込んではいるが、FWDとの差は大きい。
FWDは香港資本の会社で、AIGグループから2017年に富士生命を買収し、日本市場に乗り込んできた新しいプレイヤー。
一方、ひまわり生命は損保の雄である損保ジャパンを親会社に持つので、国内での知名度、信用度で言えばひまわりの方が上だろう。
しかし、そのような点にこだわらないのであれば、保険料でFWDに軍配が上がる。
なお、上記は「非喫煙割引」と「健康体割引」の「両方が適用される」前提の話で、「健康体割引のみ」の場合は、下位に沈む。「非喫煙割引のみ」の場合は、変わらずぎりぎり上位。
と言うことで、商品単体として見るなら「割引が適用されない」のであれば検討対象からは外れる。
しかし、ひまわりの場合、以下で詳細を述べる「特約(オプション)」が充実している。
これらの特約に魅力を感じるなら、「トータルの保険料でいくらになるか?」を見てから判断しても良いかもしれない。
参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。
各社の収入保障保険の☆評価一覧はコチラ
特約(オプション)について
本商品には特約が多い。
まずは、ざっと説明し、論評は最後の「弱点」で述べる。
-七大疾病・就労不能保険料免除特約
下記の事由に該当した場合、それ以降の保険料の払込が免除となる。
詳細は「弱点2」で解説。
1 七大疾病による所定の事由に該当したとき
-がん(悪性新生物)・・・「診断」
-急性心筋梗塞・・・「手術」または「60日以上の労働制限」
-脳卒中・・・「手術」または「60日以上の後遺障害」
-慢性腎不全・・・「永続的な透析療法を開始」または「腎臓移植術」
-肝硬変・・・「食道静脈瘤または胃静脈瘤が破裂」、「食道静脈瘤または胃静脈瘤の手術」「肝臓移植術」
-糖尿病・・・「糖尿病性網膜症の手術」または「糖尿病性壊疽による切断術」
-高血圧性疾患・・・「大動脈瘤または大動脈解離が破裂」または「大動脈瘤または大動脈解離の手術」
2 障害等級1級または2級の認定を受けたとき
3 所定の就労不能状態に該当したとき
-就労不能保障特約
下記の事由に該当した場合、就労不能年金(例:月10万円など)を保険期間満了まで受け取れる。
本来、死亡時にしか受取れない保険金が、「働けない状態(就労不能)でも受取れる」という触れ込み。
しかし、これは本当の意味では正確ではない。詳細は「弱点3」で述べる。
1 傷害等級2級以上
2 所定の就労不能状態
-メンタル疾患保障付七大疾病保障特約
メンタル疾患や七大疾病により所定の事由に該当した場合、特約年金支払期間(2年間または5年間から選択可)まで毎月、生活サポート年金が受け取れる。
詳細は「弱点4」で解説。
年金の支払条件は下記の通り
1 メンタル疾患により60日以上継続して入院したとき
メンタル性疾患とは、
・統合失調症・統合失調症型障害および妄想性障害
・気分(感情)障害
・神経症性障害・ストレス関連障害および身体表現性障害
・摂食障害
・非器質性睡眠障害
2 七大疾病により所定の事由に該当したとき
-がん(悪性新生物)・・・「診断」
-急性心筋梗塞・・・「手術」または「60日以上の労働制限」
-脳卒中・・・「手術」または「60日以上の後遺障害」
-慢性腎不全・・・「永続的な透析療法を開始」または「腎臓移植術」
-肝硬変・・・「食道静脈瘤または胃静脈瘤が破裂」、「食道静脈瘤または胃静脈瘤の手術」「肝臓移植術」
-糖尿病・・・「糖尿病性網膜症の手術」または「糖尿病性壊疽による切断術」
-高血圧性疾患・・・「大動脈瘤または大動脈解離が破裂」または「大動脈瘤または大動脈解離の手術」
-健康チャレンジ制度(保険料率変更)
冒頭で述べた通り、「非喫煙割引」と「健康体割引」が用意されているが、それが適用されなかったとしても、契約してから2年以上、5年以内の期間に再度「チャレンジ」することが出来る制度。
例えば、加入時にはタバコを吸っていたが、その後やめたのであれば、再度チャレンジして「非喫煙割引」が適用される。
更には、「加入時からその保険料だったもの」として、契約日にさかのぼって保険料が戻ってくる。
他社にはないひまわり生命だけの特徴。
-だんだん減(逓減払込方式)
通常、保険料の金額は加入時から変わらないが、本オプションを付けると保険料が5年毎に5%づつ減っていく払込方式。
最後の5年間は、保険期間に関わらずスタート時の50%まで安くなる反面、スタート当初は割高に設定されている。
こちらも次項「弱点5」で詳細を説明する。
フローチャートでまるわかり!5つの質問!アナタに必要は保険はこれだ!!
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本商品の弱点・デメリット
弱点1 保険料で負けている。
当サイトで作成している収入保障 保険料ランキングを見ても、4,5位あたりに沈んでいる。
収入保障の保険料比較 非喫煙割引+健康体割引した場合(リンクはこちら)
実は、ひまわり生命は以前はかなり上位にランキングされていたのだが、ライバルたちがグングン保険料を落していくスピードについていけず、ここ数年は苦戦している。
現状、どの年代のランキングを見ても、「FWD富士」「ネオファースト」「メディケア」とが3つ巴で争っている様子。
冒頭でも書いたが、FWD富士は香港資本であり、更には日本市場に来てから日が浅いので、何となく不安を覚える人もいるだろう。
それに対して、ネオファーストも新参者だが、とは言え第一生命の子会社。
また、メディケアも住友生命の子会社である。
3社とも知名度はイマイチだが、ひまわり生命より保険料も安く、保障内容なども各社色々エッジを利かしたものを用意している。
ひまわり生命は、保険料、勢い、ともに、抜かれてしまっている印象。
弱点2 七大疾病・就労不能保険料免除特約の条件が「ちょっとだけ厳しい」
弱点と言うのは酷で、自分で言うのも何だがイチャモンに近い。
しかし、一応指摘しておく。
何か大きな病気をした時に、以後の保険料が「免除」される払込免除特約。
本商品では、この特約を付けると、以下に該当した際に免除となる。
1 七大疾病による所定の事由に該当したとき
-がん(悪性新生物)・・・「診断」
-急性心筋梗塞・・・「手術」または「60日以上の労働制限」
-脳卒中・・・「手術」または「60日以上の後遺障害」
-慢性腎不全・・・「永続的な透析療法を開始」または「腎臓移植術」
-肝硬変・・・「食道静脈瘤または胃静脈瘤が破裂」、「食道静脈瘤または胃静脈瘤の手術」「肝臓移植術」
-糖尿病・・・「糖尿病性網膜症の手術」または「糖尿病性壊疽による切断術」
-高血圧性疾患・・・「大動脈瘤または大動脈解離が破裂」または「大動脈瘤または大動脈解離の手術」
2 障害等級1級または2級の認定を受けたとき
3 所定の就労不能状態に該当したとき
他社の支払免除よりは範囲が広い印象。
また、あんしん生命の払込免除は、これだけ範囲が広いわりに、意外と保険料が安い。
他社では払込免除を付けると「保険料の7~10%程度が上乗せ」される。
例えば基本の保険料が2000円であれば、払込免除の特約の保険料は+150~200円くらいになることが多い。
対して、ひまわり生命のそれは4%前後。
実際の例:非喫煙+健康体割引適用
30歳男性
保険期間:60歳
年金月額:10万円
基本の保険料:1830円
払込免除を追加した場合 → 1900円(+70円)
これだけ見ると、範囲は広いし、保険料は安いし、良いこと尽くめなのだが、ひまわりの免除の条件は他社よりも
ちょっとだけ厳しい
つまり、免除されにくい、ということ。
先ほどの7つの病気の免除の条件を見ても、
-慢性腎不全・・・「永続的な透析療法を開始」または「腎臓移植術」
-糖尿病 「糖尿病性網膜症の手術」または「糖尿病性壊疽による切断術(足の切断など)」
などなど、かなり症状が進むまで免除されることはない。
そして、一番大きいのは、急性心筋梗塞と脳卒中。
この2つに関しては、
「手術 or 60日以上の労働制限」
が免除の条件となっているが、これはわりと古いタイプで、最近では
「入院 or 手術」
という条件が増えている。
つまり、入院しただけで以後の保険料の支払いがなくなるということ。
心筋梗塞も脳卒中も軽度であれば、薬で症状が改善し、手術せずに回復する場合も多い。
そのような場合、本商品の場合だと手術もしていないし、もちろん60日以上の労働制限もないので、「免除されない」ということになる。
対して他社では「入院したので免除」
条件だけで見れば、他社の最新の払込免除の方が優れている。
しかし、それらは条件が良い分、オプション料が高い。
先に述べた通り+10%程度付くようなものもあり、大してあんしん生命では+4%程度。
免除されにくいので安い
ということだろう。
筆者自身、払込免除などは「保険に保険をかける」ようなもので、それにより+10%も保険料がアップするのもアホらしいとは思っている。
そのため、本商品の方が悪い!!と言っているわけではない。
だが、払込免除は好きな人は好きなので、あくまで、
払込免除の条件は他社より劣っている部分もある
という程度の情報提供だと思って欲しい。
参考コラム:
払込免除特約について悩まれている方は・・・
『保険に「払込免除特約」は必要か?』
をご覧いただきたい。
フローチャートでまるわかり!5つの質問!アナタに必要は保険はこれだ!!
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弱点3 就労不能保障特約は本当の意味での「就労不能保障」ではない
弱点として挙げてはいるが、筆者はこの特約を評価している。
医療技術の向上により、以前はポックリ亡くなっていた人が
「死ななくなった」
ために「働けない状態」でずるずると長生きするようになったのだろう。
これが良いのか悪いのか分からないが、そのような現状を踏まえ「就労不能」を心配する人が増えている。
そのため、保険会社各社から「就労不能」をキーワードにした商品の販売が相次いでいる。
本商品もその流れの中で開発されたものだろう。
本稿を執筆する上で約款を読んだが、なかなか定義が難しい「就労不能」に果敢にチャレンジしている意気込みを感じた。
しかし、厳しいことを言うようだが
就労不能をカバーしている
と言い切ることにはいささかの疑問を感じる。
例えば「がん」
約款でがんによる就労不能は以下のように定義されていた。(約款より抜粋)
⑤ 悪性新生物による障害
次表に該当する状態をいいます。
つぎのすべてに該当するもの
(ア) 赤血球数が250(万/㎜3)未満のもの
(イ) 血色素量が8(g/dl)未満のもの
(ウ) ヘマトクリットが20%未満のもの
(エ) 総蛋白が4(g/dl)未満のもの
何を言っているのか分からないだろうが、要は全て血液検査の結果項目のことで、これを見るに
「相当具合が悪い」
ということ。
さらに「つぎのすべてに該当するもの」とあるので、この中の一つでも数値が上回っていたら、それは
就労不能ではない
という判断になる。
しかし、がんが再発、転移して入退院を繰り返し「働けない」という場合で上記の要件を満たさない人もいる。
逆に「働けない状態」の代名詞とも言える脳系の病気。
脳溢血や脳梗塞で身体に麻痺が残ったような場合、分かり易いところで言えば元巨人の長嶋監督のような状態だが、これは
1上肢(片腕のこと)の機能に著しい障害を残すもの
は「払う」と明記してある。
つまり、脳系の就労不能には強い、ということになる。
この2つの例を見ても分かる通り、就労不能とは色々な状況があるので、なかなか文章で定義するのが難しいのである。
保険会社も
「この人は大変そうだから払う」
「この人は大丈夫そう」
などの、「感情」で払う払わないを決めるわけにもいかないので、ルールを決めないといけないのだが、どんなに細かく定義してもどうしても「漏れ」が生じる。
ひまわり生命の約款を読むと、病気や障害ごとにかなり詳細にルールを決めていて、「出来るだけ払おう」という気持ちは伝わってくる。
しかし、「就労不能全てに対応できるか?」と問われると、
当てはまらないケースもあるでしょうね
というのが正直なところ。
そのため「就労不能保障」と言い切ってしまうと、いざそのような事態になった時に期待ハズレになることもあり得るので、要注意。
が、冒頭でも述べた通り、筆者はこの特約を評価している。
それは保険料が安いから。
下記の例を見て欲しい。
例:30歳男性 非喫煙、健康体割引適用、払込免除ありの場合
保険期間:60歳
年金月額:10万円
通常の保険料(死亡と高度障害)は1,900円。ここにこの特約を付けると+1,190円となる。
これは他社の同等の保障と比べ割安な印象を受ける。
先に述べた通り、就労不能の「全てを網羅している」わけではないが、8割程度はカバーしているだろう。(あくまで筆者の感覚)
この値段でその保障を準備できるのであれば良いかもしれない。
なお、別の選択肢もある。
ひまわり生命が「病気や障害ごと」に就労不能を定義しているのに対し、
医者が働けない(自宅療養など)と言ったら、就労不能
と定義している会社もある。
こちらの方が「実態」を見て判断してくれるので、より広い範囲をカバーしている。
先ほどのがんの入退院などはこちらは対象となる可能性が高い。
代表的なのはライフネット生命の「就業不能保険」だろう。
但し、こちらは上記と同じ条件(30歳 働けない時に毎月10万円)だと、2390円の保険料となる。
ひまわり生命の約2倍。
高い保険料を負担しても就労不能全てをカバーするか?
それとも安い保険料で「それなり」にカバーするか?
これは人それぞれの判断だろう。
いずれにせよ、本特約に関しては「就労不能保障」と言い切ることに多少の疑問を感じるが、内容自体は非常に良い保障だとは思うので、検討の価値はある。
弱点4 メンタル疾患保障付七大疾病保障特約は、まあ必要ないだろう
メンタル系の病気や、前述のがんや急性心筋梗塞などの7つの病気を対象に、2年間、もしくは5年間(加入時に自分で選択)毎月の給付を受けられる特約。
支払い条件は以下の通り。
1 メンタル疾患により60日以上継続して入院したとき
メンタル性疾患とは、
・統合失調症・統合失調症型障害および妄想性障害
・気分(感情)障害
・神経症性障害・ストレス関連障害および身体表現性障害
・摂食障害
・非器質性睡眠障害
2 七大疾病により所定の事由に該当したとき
-がん(悪性新生物)・・・「診断」
-急性心筋梗塞・・・「手術」または「60日以上の労働制限」
-脳卒中・・・「手術」または「60日以上の後遺障害」
-慢性腎不全・・・「永続的な透析療法を開始」または「腎臓移植術」
-肝硬変・・・「食道静脈瘤または胃静脈瘤が破裂」、「食道静脈瘤または胃静脈瘤の手術」「肝臓移植術」
-糖尿病・・・「糖尿病性網膜症の手術」または「糖尿病性壊疽による切断術」
-高血圧性疾患・・・「大動脈瘤または大動脈解離が破裂」または「大動脈瘤または大動脈解離の手術」
これに対して、保険料はこんな感じ。
例:30歳男性 非喫煙、健康体割引適用、払込免除あり
保険期間:60歳
年金月額:10万円
保険料:1,900円
ここに、この特約を付けると月額10万円を2年間支給するタイプで+1,100円、5年間支給するタイプで+2,730円
まず、七大疾病が心配なら、この特約より前項で解説した「就労不能保障」の方が良いし、保険料もそれほど変わらない。
上に挙げられた病気はどれも大変なもので、2年間で完治しないどころか、一生付き合っていかないといけないものばかり。
それが原因で働けなくなる可能性も高いので、毎月の給付金がずっと受取れる「就労不能」の方が良いだろう。
上記の状態であれば、がん以外はほぼ対象になると思われる。(詳細は弱点3を参照)
逆に「がん」だけに絞って言えば、こちらの特約の方が良い。
そして、実際にがんで入退院を繰り返すような事態になれば、2年間とか5年間、毎月お金を受取れるのは助かるだろう。
本来は「就労不能保障」とこのメンタル疾患保障付七大疾病保障特約をダブルで付けておけば安心だが、「あれここれも」となると保険料だけが高くなっていく。
予算があるなら、付けておいても良いだろうが、「より大きなリスクだけをカバーする」と割り切って考えるなら、この特約よりは就労不能の方が良い。
判断が難しいのはメンタル系だ。
「60日以上の入院」
と聞くと、相当の重症である。
軽度の躁鬱状態で会社を休んだ。くらいでは受取れないので要注意。
いずれにせよ「小から中程度のリスク」を手軽にカバーする特約。という印象で、筆者なら付けない。
弱点5 だんだん減(逓減払込方式)は、「最後まで続けるか?」がポイントになる
その名の通り「だんだん安くなる」特約。
まずは実例を見てみよう。
払込方式 だんだん減(逓減払込方式)
35歳男性 保険期間60歳 年金月額20万円
加入時の保険料4,080円の場合
35歳 4,080円
40歳 3,880円(-4.9%)
45歳 3,680円(-9.8%)
50歳 3,460円(-15.1%)
55歳 2,040円(-50.0%)
全保険期間における払込保険料の累計は103万円。
一方、この「だんだん減」を使わない普通の支払方式(保険料が変わらない方法)の場合、 保険料3,640円。
こちらの全保険期間における払込保険料の累計は109万円。
つまり、「だんだん減」の方が6万円ほど「お得」のような気もするが、実は注意が必要である。
まず、
・初めの10年間は平準払込より保険料が高くなっている。
・累計でお得になるのは、最後の5年間に入ってから(上記の場合だと57歳になってから、だんだん減の方がお得になる)
つまり、加入後57歳になるまでは、普通のプランの方が安いわけであり、もし、ここまでに見直し等を行い他社の商品に切り替えた場合、
「若いうちに高い保険料を負担しただけ」
ということになる。
また、このような収入保障タイプの保険は、若いうちは保障が大きいが(早くに亡くなれば、年金を受け取れる期間が長いため)、年をとった時は保障が小さくなる(年金を受け取れる期間が数年のため)。
そうなると、50代になって子供たちも巣立ち、保障を小さくなっていれば
「保険を続けることに意味はあるのか?」
ということになる。
すなわち、収入保障型の保険を
「必要ではないと判断した段階(50代のどこか)で解約する」
ということも多いのである。
そうなるとだんだん減のメリットが出る前に解約することになるので、保険料が変わらない通常タイプの方が良いということになる。
また、本来、掛け捨ては
「今何かあったら困るから、少ない保険料で大きな保障を得る」
というところが主旨である。
人生は長く、55歳以降のことを若いうちに予測することは困難である。そういう意味では、早い段階で
「最後まで続けないとメリットがでない」
ようなものを選ぶよりは、若いうちは出来るだけ安い保険料にしておいて、状況の変化に柔軟に対応できるようにしておいた方が賢い気がする。
その点からも「だんだん減」にはあまりメリットは感じない。
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比較した方が良い他社商品は?
-保険料の比較から
「非喫煙割引」、「健康体割引」が適用される場合、以下の2つがライバル
保険料比較はコチラ(非喫煙割引、健康体割引適用の場合)
それぞれの会社の特徴は「弱点1」参照
-就労不能保障特約で比較するなら
同じような特約を用意している会社は以下の2社になる。
三井住友海上あいおい生命 新総合収入保障 ★★★★☆/★★☆☆☆
ここでもFWD富士が出てくる。就労不能の保障内容に限って言えば、ひまわりの方が断然良い上に安い。
あいおいの就労不能(Ⅳ型)は、ひまわりのものとかなり近い。
内容も保険料も似たようなもの。
両社を正確に比較すると
「この分野では、あいおいの方が良い。逆にこの分野はひまわりの方が」
というようなこともあるが、これは誤差の範囲。
どんな病気でどのような状態になるかは予測出来ないので、どちらが良いとは一概には言えない。
そのため、保険料比較だけでばっさり決めてしまうことをお勧めする。
-だんだん減(逓減払込方式)で比較するなら
保険料が少しづつ安くなる。という特約は珍しく、他社で同様の方式を採用しているのはエヌエヌ生命くらい。
しかし、エヌエヌはそもそもの保険料水準が高いため、ひまわりと比較しても勝負にならない。
だんだん減に魅力を感じるなら、ひまわり生命以外には選択肢はないと言える。
改定履歴
・2018年4月2日 販売開始
※旧商品については、この保険の弱点はここだ!SOMPOひまわり生命 家族のお守り(~2018年4月1日)を参照
参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。
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