提供会社:アクサダイレクト生命
商品名:アクサダイレクトの収入保障2
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基本商品の競争力
フローチャートでまるわかり!5つの質問!アナタに必要は保険はこれだ!!
アクサダイレクトはネット生保。
ライフネットや楽天生命などと競合するが、ネット生保で収入保障型の商品を提供しているのは、ここだけ。
ここの売りは、
「何の割引も効かない場合、安い」
ということ。
本題に入る前に少々わき道に逸れるが、収入保障保険を検討する際に重要な
割引制度
に関して、解説した。
収入保障保険を扱う保険会社では、
・タバコを吸わない人向けの「非喫煙割引」
・健康に自信のある方向けの「健康体割引」
注:健康体割引は原則的には、BMI(身長と体重のバランス)と血圧が正常値範囲であることが求められる。
しかし、その判断基準は保険会社によって微妙に違う
の2つが用意されている場合が多い。このような会社を「割引型」とここでは言う。
それに対して、何の割引制度も設けず、「誰でも同じ保険料」で提供する会社もある。同じく「誰でも型」とでも言っておこう。
この割引型と誰でも型を比較すると、「割引が効けば」当然ながら割引型の方が安い。
しかし、そうでない場合、例えばタバコを吸うとか、健康診断でメタボを指摘されているとかの理由で割引が適用されない場合は、「誰でも型」の方が安くなる。
一般論で言えば、以下のようになる。
1番安い 非喫煙割引+健康体割引
2番目 非喫煙割引のみ(割引率が健康体割引より高い)
3番目 健康体割引のみ
4番目 何もなし。「誰でも型」
そして、この4番目の「誰でも型」の代表的な商品がこのアクサダイレクトの収入保障2と、オリックス生命のkeepであり、この2つは熾烈な保険料争いをしている。
それは以下の保険料比較を見ても一目瞭然。
現時点では全年代でアクサダイレクトが1位。
ネット生保の面目躍如と言える。
が、ほとんどの年代でオリックス生命のkeepとほとんど差がなく、わずか数十円の違いであるので、
「だったらオリックスで良いんじゃない?」
と思う方が多いだろう。(少なくとも保険業界の人間はそう思う)
まず、知名度としてオリックス生命の方が上だし、アクサが外資系であるのに対し、オリックスは国内資本。
更にオリックスは対面でもネットでも加入が出来るが、アクサはネット限定である。
また、年齢や保障内容の設定もオリックスの方が細かく対応できるので(詳細は後述のデメリット参照)、私ならオリックスを勧める。
とは言え、わずか数十円でも安い方が良いという人もいるだろう。
なお、先ほど保険料と割引の関係は原則的には以下のようになっている。と説明した。
1番安い 非喫煙割引+健康体割引
2番目 非喫煙割引のみ(割引率が健康体割引より高い)
3番目 健康体割引のみ
4番目 何もなし。「誰でも型」
しかし、本商品とオリックス生命のkeepだけは「安すぎて」、割引制度を用意している「割引型」の保険会社が「健康体割引のみ」を適用した場合より、安くなってしまうことがある。
かろうじてFWD富士生命が「健康体割引」を適用して1位を死守しているが、2,3位あたりにアクサダイレクトとオリックスが食い込んでくる。
しかし、45歳に関しては割引制度がないアクサダイレクトが1位になってしまっているのである。
つまり、タバコを吸うので非喫煙割引が使えないが、健康体割引は使える。という方にとっても有力な選択肢であることは間違いない。
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特約(オプション)について
-災害割増特約
不慮の事故により、180日以内に死亡または高度障害状態になった場合に、保険金に「上乗せ」して受け取れる。
なお、厚生労働省の発表によると、「不慮の事故(主に交通事故)」による死亡は全体の2.9%程度。
交通事故で死亡したからと言って、「より大きなお金」が必要なのか?と言われれば、別にそういうこともない。
病気で亡くなった場合と変わらないはず。
そういう意味では特約の保険料を支払ってまで、基本保障に「さらに上乗せ」する必要があるかどうか疑問。
なお、本商品はこれ以外に特約はない。
ネット経由での契約となるため、保障内容をシンプルにして、潔く保険料のみで勝負ということだろう。
-無料オプションについて
特約(オプション)ではないが、無料でついてくるサービスとして
T-PEC社が提供している
・セカンドオピニオンサービス
・24時間電話健康相談サービス
がある。
とは言え、T-PECを導入している保険会社は多いが、実際に使ったことがある。という人には正直会ったことがない。
老人世代ならまだしも、若い方で電話で健康相談をするような人もいないのだろう。
従って、「ないよりはあった方が良い」という程度のメリットであり、本商品を選択する決め手とはならない。
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本商品の弱点・デメリット
弱点1 ネット経由。選択肢が少ない。
まず、本商品は「ネット経由」で加入することが必須となる。
そのため、商品内容は自身でしっかりと理解する必要がある。
なお、ネット系特有の
保障の選択の自由度が少ない。
というところは問題。
保険期間の設定が、55歳、60歳、65歳、70歳と「5歳刻み」になっていて自分で期間を細かく設定したい人にとっては、気になるところ。
例えば、現在33歳。子供は2歳。
「大学卒業の22歳(自分は53歳)まで保障が必要」
と考えても、そもそも53歳までという設定が出来ない。
その場合、近いところで55歳にする必要がある。
これは「余計な保障」になるので、その分保険料が割高になるだろう。
また、ネット生保の場合、体の状況を報告する「告知」をネット上で行う必要があり、これが素人には分かりにくい。
自分の病歴や投薬歴について「言う」、「言わない」が分からないのであれば、勝手に判断せずにサポートセンターなどに問い合わせ、電話をしながらネット上の手続きを行う方が無難だろう。
参考コラム:
対面とネットのどちらがいいか?と悩んだら
対面販売 VS ネット生保 どちらが良いか?
をご覧いただきたい
保険料が安いのは、ネット経由で経費を削減している。という理由がある。
その分、本来は担当営業マンがやってくれる細かい作業を自分でやる必要がある。ということ。
また、内容もしっかり理解しないといけないので、サイトの説明は隅々まで見た方が良い。
筆者が見た限りでは、特に素人に分かりにくい内容ではないので、あのサイトを見て頭に「?」が浮かぶようなら、保険ショップなどで、いちから説明を受けた方が無難。
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比較した方が良い他社商品は?
-保険料の比較から
同じく「割引制度」を用意しておらず、
誰にでも安い保険料を!!
をコンセプトとするオリックス生命は強力なライバルになるだろう。
本サイトの調査では、数円から数十円ほどアクサダイレクトの方が安いが、「ほとんど差がない」と言っても良いくらい両者の保険料は同レベル。
保険料比較はコチラ(割引制度なしの場合)
アクサはネット限定であるのに対し、オリックスはネットでも、保険ショップなどの対面でもどちらでも加入出来る上、保障が必要な年齢設定の自由度も高い点はオリックスに軍配があがる。
但し、オリックス生命のkeepの場合、実際に保険金を受け取る際の「一部一括受取」が出来ない。(詳しくは、オリックス生命 keepを参照)
この点は弱点。
改定履歴
・2018年4月2日
保険料の改定
参考:割引・年齢毎の保険料が気になる方は、
『収入保障 各社の保険料比較』
をご覧いただきたい。
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