提供会社:第一生命
商品名:長期定期保険サクセス
この保険の弱点はここだ!!
まあまあかな、という感じ。
年齢、性別などによっても異なるが、どの条件でも返戻率でそれなりに上位に食い込んでくる。
しかし、1位ではない。
ひまわり、あんしん、アクサなどに「あと一歩」遅れを取ることが多いが、それでも第一生命のネームバリューを考えれば十分のパフォーマンスだろう。
そとの世界からは分からないかもしれないが、保険業界の人間からすれば、第一生命に比べれば、ひまわり、あんしん、アクサなどは子供のようなもの。
第一がトヨタだとすれば、スバルとかダイハツとか、そんな感じ(そこまでもいかないか)
その第一生命が長期定期でここまで存在感を出しているのは評価できる。
伝統的に第一には中小企業の客も多いので、中小企業の経営者が入るスタンダードな保険である長期定期はそれなりに強化しているのではないか?
ただし、旧知の第一の人間に聞くと、
「それでも全然売れないよ」
とは言っていた。
現行の法人保険の税制ルールでは、返戻率が高くなればなるほど損金性が落ちる。
第一の長期定期の場合、最高返戻率が90%台中盤まで推移するので、そうなると保険料のうち10%程度しか損金にならない。
中小企業の経営者を悩ませるのは「とにかく目の前の税金」なので、10%程度の損金ではほとどん効果がなく、その割には結構な大きな保険料を支払って、それが長らく「塩漬け」になってしまう。
経営の効率化という点では、マイナスだろう。
そのあたりの事情は以下コラムにて詳細を解説しているのでご参照頂きたい。
参考コラム:法人保険の「節税」今、昔。原則的に保険で節税は出来ないよ、という話
しかし、「売れない」とは言ってはいても、それは過去と比較すればの話で、今でもそれなりに数は出ているよう。
やはり、支払った保険料のほとんどが後から戻ってくるので、貯蓄性の高さという点では魅力があるよう。
「貯金に保険が付いているようなもの」
という感じで入る人が一定数はいるようだ。
また、返戻率が立ち上がるのがわりと早く、年齢にもよるが10年程度で80%台後半となるため、退職金積立などに使われる場面も多いだろう。
・現状、定期保険は節税にもならないこと(そのため当サイトでは長期定期はおおむね低めに評価)
・本商品の返戻率は悪くはないが一位集団ではないこと
・但し第一生命というビックネームにしては頑張っていること
それらを懸案して星2つとした。
口コミ・評判(販売から)
うち(第一生命)の法人向けとしては、やはり看板商品と言える。と言うよりは、これ(長期定期)と逓増しかないので、どちからで勝負するしかない。
目先の節税などを気にする人にはハマらないが、長期でお金を貯めたいという人にはそれなりに響く。
「保険で節税という時代は終わりました。」ということをしっかりと伝え、その上で、返戻率が高いこと。将来85.6%程度戻ってくるのであれば、実質的に保険料の14,5%で保障を得ていることなどを説明するようにしている。それを「得」と考えてもらえるような人であれば見込みはある。
口コミ・評判(契約者から)
なし
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比較した方が良い商品
長期定期のメインプレイヤーは、あんしん、ひまわり、あいおいなどの損保系生保、メット、アクサ、FWDなどの外資系、その他、オリックス、ソニーなどもそれなりに強い。
保険ショップなどに行けば全社一覧の比較資料などをすぐに出してくれるので比較検討は楽。
編集後記: