この保険の弱点はここだ!FWD生命「FWD医療引受緩和」

提供会社:FWD生命

商品名:FWD 医療引受緩和
FWD 医療引受緩和(通信販売)
FWD 医療引受緩和(死亡保障重点プラン 通信販売)

この保険の弱点はここだ!!

保障内容は、FWD医療(緩和型でない通常の医療保険)とほぼ同じなので、そちらをご参照頂きたい。

FWD生命 FWD医療 ★★★☆☆

なお、保険ショップなどで面談の上、加入するタイプ、ネットで加入するタイプ、通信販売で加入するタイプなどがあり、それぞれの契約スタイルごとに商品名が異なっているが、基本的には内容に違いはない。

但し、「死亡保障重点プラン」のみ毛色が違い、これだけは医療保険と死亡保障がセットになっている。これは文末にて別途、解説したい。

総じて保険料も安く、かつ、緩和型であるのにオプションも豊富。

緩和型医療保険としては完成度は高い。

しかし「FWD」という保険会社自体の信頼が気になるところ。

なお、当サイトでは、FWDの知名度、格付け(詳しくは上記のFWD医療の解説にて解説)を考慮し、商品自体は4つ星レベルのところ、一つ落として3つ星としている。

通常の医療保険であれば、健康な人が入るので「○○生命、なんかヤバそうだな」と思ったら、すぐに他社に入り直せれば良い。

だが、緩和型となると、基本的には「健康に問題のある人」が入るので、入り直そうと思ってもそうはいかないかもしれない。

・直近でがんなどの大きな病気を経験し、他社の緩和型でも入れない

・FWDの緩和型に加入してから数年経過し、年齢が上がっている分、他社の保険では保険料が高い

このような状況も予想される。

そのため、一度入ったら、そのまま続けることを念頭に置いた方が良い。

商品自体は良いので、あとはFWDという香港資本の新興保険会社に対して、どう思うか?というところ。

保険業界の「原則」としては、信頼度、知名度、格付けなどが「劣る会社」の商品は内容のわりに保険料が安い。

会社にネームバリューがない以上、商品自体で勝負しないと選ばれないからだ。

逆に信頼度、知名度、格付けなどが「優れている会社」の商品は「劣る会社」に比べ、内容のわりに保険料が割高となっている。

FWDは前者。

今ではテレビCMなども流し、今後、徐々に知名度が上がってくるとは思うが、まだまだ「馴染みがない」という方が多いだろう。

保険会社は信頼、実績が一番。

そう考えるなら、手堅くオリックス生命や、メディケア(住友生命系列)などの方が良いかもしれない。

メディケア生命 メディフィットRe[リリーフ] ★★★★☆

オリックス生命 医療保険 CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス] ★★★☆☆

もしくは、

いや、保険会社なんてどこも大差ない。財務状況さえしっかりしているなら評判など気にしない。

と割り切って考えられるような方であれば、本商品を選択しても良いと思う。

なお、FWDはアジア各国で展開している保険グループであり、日本単体で見れば小さいが、全体で見れば大きな金融グループである。

近々、IPO(株式公開)もするそうなので、筆者から見ても財務状況には問題はない。

死亡保障重点プランについて

冒頭でも述べたが、緩和型医療をベースに死亡保障をセットにした商品。

但し、もともと緩和型医療には「終身死亡保障特約」というものが用意されており、それを通信販売用に「分かりやすく仕立て直した」ようなイメージ。

本商品は、付けられるオプションも多く、構成としてはかなり複雑だが、通信販売ではそれが仇となることが多い。

通信販売では、テレビCMや雑誌の広告などで集客し、パンフレットと申込用紙を送付、サポートセンターのオペレーターがフォローしながら、契約までもっていくのだが、その過程では、あまり難しい話をしない方が良い。

契約者が途中で理解できなくなって「やっぱりいいわ。面倒だし」となってしまうから。

特に本商品のような緩和型は、その対象が高齢者であるので、その危険性が高い。

通信販売では、この「面倒」が最大の敵なので、見せ方をシンプルにする必要がある。

そこで、死亡保障重点プランでは、

入院日額 1,000円/日 or 3,000円/日
死亡保障 50万円、100万円、200万円

この「どれからから選ぶ」という形を取っている。

約款上では「あれこれ出来る(オプションを付けられる)」ようになっているのだが、通販用にあえて「ダウングレード」して、分かりやすさを追求している。

このあたり、FWDの見せ方は上手い。

で、その商品内容だが、保険料も安く抑えられていて、ライバル商品と比較しても良い方だろう。

当サイトで高評価の緩和型終身保険は以下。

オリックス生命 緩和型終身保険 ライズ・サポート・プラス ★★★☆☆

メットライフ生命 緩和型終身保険 ずっとスマイル ★★★☆☆

だが、あくまでメインは医療保険なので「死亡保障だけで良い」という場合でも、最低限の医療保険(日額1,000円)は契約しないといけない。

その分のコストがかかるので、それまで含めて他商品と比較した方が良いだろう。

また、この商品の死亡保障は「低解約返戻金型」と言って、その名の通り、解約返戻金が低いため、仮に解約をすると相当損をする。

つまり、一度入ったら原則的にはやめられない。(と言うか、やめない方が良い)

そうなると、先に述べたようにFWDという馴染みのない保険会社と一生付き合っていく必要がある。

このあたりも「信頼と実績」をどう考えるか?というところだろう。

口コミ・評判(販売側から)

・なし

謝礼Amazonギフトカード300円!! アナタの口コミ教えて下さい!!
保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。

口コミ・評判(契約者から)

・なし

比較検討した方が良い商品

以下の商品が当サイトで高評価の緩和型医療保険。

約款

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。

他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ