この保険の弱点はここだ!マニュライフ生命「新逓増定期保険」

提供会社:マニュライフ生命

商品名:新逓増定期保険

この保険の弱点はここだ!!

うーん、正直、マニュライフは「一時期」好きな保険会社だったので、あまり酷評はしたくないのだが、はっきり言って今は

死に体だな

というのが率直な感想。

同社は元々、法人の節税商品が強みで多くの中小企業で導入がされていた。

本商品も「名義変更用商品」として、一時期はかなり売れていたように思う。

名義変更とは、法人で契約した保険を、あるタイミングで経営者個人に売却(名義変更)するというものだが、本商品はその売却時の評価が「爆安」に設定されており、そのため経営者は法人で積立ててきた保険をかなり安い金額で入手できる。

そして、1回だけ個人で保険料を支払うと、その後、返戻率が一気に上昇。

それを解約すると、あら不思議。

保険料は法人で支払ったはずなのに、その返戻金だけはいつの間にか経営者個人のものになっているのである。

業界では名義変更とか、資産移転などと言われるが、本商品もそれを目的に開発されている。

ただ「やり過ぎた」

法人保険の税制改正があった後も「金融庁上等!!国税上等!!」とばかりに名義変更プランを売りまくったお陰で、その両者から目を付けられた。

かなりこっぴどく怒られたようで、また会社ぐるみでの節税トークなども暴露され、もうボロボロという感じ。

威勢よく警察に噛み付いたは良いが、2,3日留置所に入れられたら急に大人しくなったヤンキー。

そんなところだろう。

最近では、顧客に「名義変更前提の契約でしたか?」などという書面を送ってみたり、電話で調査をしてみたり、

「そもそもお前らが『名義変更用の商品です』と大々的に言っていたのに、今更何をしらじらしいこと言ってんだ!!バーカ!!」

と契約者や代理店からもそっぽを向かれている。

今や保身に汲々としており、顧客も代理店も呆れるしかない。

以前、マスミューチュアル生命という会社があり、ここも「やり過ぎ」た結果、日本市場から締め出されたことがあったが(日本生命が買収し、現在はニッセイウェルス生命)、何となくそれと似たような雰囲気がある。

正直なところ、ここまで信認を落としては日本市場でやっていくのは難しいのではないか?とは思う。

と言うことで、本商品も止めておいた方が良いだろう。

返戻率などは「わりと良い方」ではあるが、保険会社として微妙な局面に立たされているので、わざわざ好き好んで付き合う必要もないだろう。

個人的にはマニュライフは良い商品も多く(変額保険などは面白い)、良い意味で日本市場をかき乱す存在であったので、好きな保険会社だった。

だが、事ここに至っては、もう生きるか死ぬかという感じ。

何とか「綺麗な身」になって、再び頑張って欲しいのだが・・・・




この保険の弱点、こう考えろ!!(解決策)

一時期は「節税と言えば逓増」という感じで売れていたが、法人保険の税改正以降は損金も取れないので、売上が急減している。

そのあたりの事情は以下参照。

参考コラム:法人保険の「節税」今、昔。原則的に保険で節税は出来ないよ、という話

本稿をお読みの方は、マニュライフの逓増を勧められているのだろうが、節税にはならないし、何より先に述べたような事情で、今はマニュライフとは付き合わない方が良い。

逓増をやるなら、第一や明治安田などの「国内大手系」や、あいおい、ひまわり、あんしんなどの「損保系生保」が意外と強いので、保険ショップなどで設計書を貰ってみてはいかがだろうか?

口コミ・評判(販売側から)

なし

謝礼Amazonギフトカード300円!! アナタの口コミ教えて下さい!!
保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。

口コミ・評判(契約者から)

なし

検討した方がいい他社商品

第一生命 逓増定期保険(法人向け)★★☆☆☆

三井住友海上あいおい生命 逓減定期保険 ★★☆☆☆

SOMPOひまわり生命 逓増定期保険 ★☆☆☆☆

編集後記

約款

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