提供会社:PGF生命
商品名:米国ドル建年金支払型特殊養老保険
別名:米国ドル建リタイアメント・インカムNeo(三菱UFJ銀行)
米国ドル建リタイアメント・インカムPG(SMBC信託、SBI新生、他地銀)
PGF養老保険(野村證券)
この保険の弱点はここだ!!
プルデンシャルグループの中で、銀行窓口向け商品の開発を行っているPGF生命が、三菱UFJ、野村證券、他中小地銀向けに提供しているドル建の年金商品。
ドル建の年金商品は、色々な保険会社から販売されているが、その中でも本商品は「悪くない」方だと思う。
そのため3つ星評価とした。
同じプルデンシャルグループのプルデンシャル生命、ジブラルタ生命でも同じ商品を提供しており、そちらでは「ドル建リタイアメント・インカム」と名前が統一されている。
しかし、PGF生命の場合、提供する金融機関によって
米国ドル建リタイアメント・インカムNeo:三菱UFJ銀行
米国ドル建リタイアメント・インカムPG:SMBC信託、SBI新生、他地銀
PGF養老保険:野村證券
と名前が異なっている。
しかし、中身は全て同じ。
あたかも「うち専用の商品で、ここじゃないと入れませんよ!!」というイメージアップのために商品名を変えているだけ。
商品の中身も、兄弟会社であるプルデンシャル、ジブラルタのドル建リタイアメント・インカムとほとんど同じ。
プルデンシャル生命 ドル建リタイアメントインカム ★★★☆☆
そのため、商品の内容や弱点については、上記(特にプルデンシャルの方)をご参照頂きたい。
なお、商品の仕様は「ほとんど同じ」なのだが、一応は別々の保険会社から販売されている商品なので、
・保険料
・予定利率
・将来の返戻率
などは、同じ性別、年齢であっても微妙に違う。
経験上、プルデンシャルよりはジブラルタの方が、ジブラルタよりはPGF生命の方が「ちょっとだけ良い」ということが多いのだが、これは入る時期(加入時期によって予定利率が変わるため)や、年齢、性別によっても結果は変わってくる。
この保険の弱点、こう考えろ!!(解決策)
余談ながら、筆者もプルデンシャルの米国ドル建リタイアメント・インカムに入っている。
今から20年近く前になるが、知人がプルデンシャルにいて「これは良い商品だから」と勧められ加入した。
その当時は、今と比べても「考えられないほど」予定利率が高く、支払った金額の3倍くらいの年金が戻ってくるような内容だった。
今ではそこまで良くはないが、それでも業界内では常に「まあまあの地位」を保っているように思う。
「コツコツ毎月積み立てる」
のであれば、悪い商品ではない。
但し、前述の通り、兄弟会社のジブラルタ、プルデンシャルでも同じ商品があり、またソニー生命からも「ほぼ同じような商品」が販売されているので、それらと比較してみた方が良いだろう。
保険料や将来の返戻率などは微妙に違う。
また、「保険料支払いは円だけか?」、「ドルでも可能か?」、「前もって保険料を支払う前納が可能か?」などのルールも少しずつ違う。
筆者の記憶では、プルデンシャルは保険料のドル払いなどに気軽に応じてくれるが、ジブラルタの場合、「初回は円で支払い、以後、ドルをまとめて払うことも可能になる」というようなちょっと複雑なルールだった気がする。
PGF生命では「原則円で払う」という感じで、ドル払にどの程度自由に応じてくれるのかは不明。
このあたりも、プルデンシャル、ジブラルタとの比較項目になるだろう。
なお、ジブラルタ、ソニーであれば保険ショップなどで取り扱っているので、割と気軽に見積もりが入手できる。
「銀行でPGF生命のドル建リタイアメント・インカムを勧められているのだが、ジブラルタやソニーの同種の商品と比較したい」
と言えば、すぐに資料をくれるだろう。
プルデンシャルの場合、同社のライフプランナーと面談をしないと設計書をくれないし、結構「ねちっこい営業スタイル」なので、話を逸らされて「死亡保障は十分ですか?」などと別の角度でグリグリやられる可能性もある。
大抵の場合、「PGFよりプルデンシャルの方が良い」ということはあまりないので、面倒であればプルデンシャルとの比較は省略してしまっても良いだろう。
口コミ・評判(販売側から)
なし
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保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。
口コミ・評判(契約者から)
40代 独身 女性さんからの口コミ
住宅ローンの繰り上げ返済について銀行に行った際に、保険相談を勧められました。
独身で将来に不安もかかえていたので、ちょっとお話を伺ったところ、この商品を紹介され5年前から毎月200ドル程度を積立てています。
一応、比較検討のためにネットで情報を調べたり、家の近所の保険の窓口などでも相談したのですが、その時はこれが一番リターンが高いという結論でした。
最近のドル高で毎月の保険料が値上がりして、結構苦しいですが、こればかりはドル建なので仕方がないかと諦めています。
本音で言えば150ドルくらいにしておいても良かったかな?という感じです。
検討した方がいい他社商品
ジブラルタ生命 養老保険/ドル建養老保険(法人用) ★★★☆☆
プルデンシャル生命 ドル建リタイアメントインカム ★★★☆☆
編集後記