この保険の弱点はここだ!FWD富士生命「ゴールドメディ・ワイド」

提供会社:FWD富士生命

商品名:ゴールドメディ・ワイド

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』

年齢・性別毎の保険料が気になる方は、
『緩和型医療保険 各社の保険料比較!!』
をご覧いただきたい。

それでは、この商品の弱点について解説をしていこう。

本商品、はっきり言って好きではない。

しかし、良く考えたな(悪知恵的に)とは思う。

この商品のポイントは、

「引受基準緩和型無事故給付金特約」

これが最大の売りになっている。

逆に、これを付けずに、単体の緩和型医療保険としてみると、他社とは比べようもないくらい保険料が高い。

ざっと以下の条件で比較してみる。

40歳 男性
日額 5,000円 + 先進医療特約

FWD      5,495円
オリックス    3,466円
アクサダイレクト 3,089円
メディケア    3,100円

保険料比較はコチラ

緩和型医療保険で、保険料をリードしている3社(オリックスアクサダイレクトメディケア)と比べると、FWDは話にならないレベル。

ちなみに、この商品が販売されたのは2018年の8月。

わりと最近の商品で、他社の保険料が安いことも承知で「高い保険料」で販売開始している。

その理由が、先にも挙げた

「引受基準緩和型無事故給付金特約」

である。

この特約、40歳 男性であれば260円の追加で付けられる。

この程度であれば、保険料にはあまり影響しない。

そして、

無事故=5年間入院、手術をしない

の場合、10万円をお祝い金として受け取れるという。

毎月260円、年間3,120円、5年間で1万5,600円。

それで10万円受け取れたら8.5万円儲かる計算。

悪くない話だ。

しかし、よく考えてみて欲しい。

そもそも緩和型医療保険は、持病などがあって、通常の医療保険に加入出来ない人が入る保険である。

当然、そのような方は入院リスクも高く、したがって保険料も割高に設定されている。

つまり、緩和型医療保険に加入する人は、自分でも「入院する可能性が高い」と分かっているわけだ。

が、人間の心理は不思議である。

どこかで、

「自分だけは大丈夫」

と思ってしまう。

そして、「1.5万円払って10万円ゲット!!」に惹かれてしまう。

本体の保険料の高さ(他の緩和型と比べても高い)を忘れ、お祝い金だけしか見えなくなり、保険選びの本質から外れる。

そして、これ。保険会社には何のリスクもない。

支給するお祝い金は「契約者間で取り合ってるだけ」だから。

40歳男性で、10年間で1.5万円支払って、給付金が10万円ということは、恐らく7人に6人が何かしらの入院をする計算なのだろう。

7人分(1.5万円×7人=10.5万円)の「賞金」を、入院しなかった人が総取りする。

それだけのこと。

だからこそ、60歳 男性のこの特約の保険料はわずか120円。

5年間で7,200円しか支払わない。

こちらはおおよそ「13人のうち12人が入院して、1人が勝つ(無事故)」という計算なのだろう。

保険会社としては、契約者同士の健康を賭けた「賭場」を提供しているだけで、懐は何も痛まない。

むしろ、これを餌に、割高な保険料をとれるので、美味しい。

冒頭で述べたように、

「良く考えたな・・・」

と思う。(呆れ気味に)




弱点1 無事故給付金を貰っても、他社より高い

40歳 男性の例で、5年間で1万5,600円支払って、無事故の場合、10万円を得るが、実際の利益は8万4,400円でしかない。

これを、5年間(60ヶ月)で割ると、約1406円。

仮に無事故給金をゲットしたとしても、1406円の「保険料の割引効果」しかない。

つまり、本商品の保険料が他社の商品と比較して、1406円以上高ければ

無事故給付金を貰っても、トータルで高い

ということ。

そして、比較資料(リンクはコチラ)を見る限り、この商品は「ダントツに高い」

他社との差は1,406円どころではない。

無事故給付金を当てにしても、保険料には何のメリットもない。

更に、入院して無事故給付金特約の保険料まで没収されたら目も当てられないだろう。

なお、このような話をすると、

「でも入院したら給付金を受け取れるから、それで儲かる」

と言うバカがいる。(驚くべきことに、保険の営業マンでもそのような説明をしている者がいる)

しかし、普通に考えれば分かること。

こんな余計な特約が無くても、入院すれば給付金は貰える。

つまりは、特約分だけ無駄ということ。

 

参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら

『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』

年齢・性別毎の保険料が気になる方は、
『緩和型医療保険 各社の保険料比較!!』
をご覧いただきたい。




弱点2 今どき、50%削減

本商品では、加入1年間の入院に関しては50%の削減がされる。

1日 5,000円のプランに入っていれば、2,500円になるということ。

また、次項で詳しく述べる先進医療特約に関する給付も1年以内は50%offである。

この「1年間削減50%」は過去の緩和型医療保険では標準的な仕様だったが、最近は

「1年目から満額(減額なし)」

というところが増えている。

先に挙げた、オリックス、メディケア、アクサダイレクトなどは全て「満額支給」である。




弱点3 先進医療の上限が少ない

保険適用外の治療の実費をまかなってくれる先進医療特約。

他社では通常「通算2,000万円」だが、本商品は「通算1,000万円」

しかも、1回の治療の上限が300万円まで、となっている。

がんの重粒子治療、陽子線治療などは、300万円を超えることもあるので、この上限は余計。

また、他社のように「実費」ではなく、

給付例
~2万円以下       1万円給付
90~100万円  90万円給付
200~250万円 200万円給付

など、治療費の金額幅が決まっていて、その幅の下限しか支払われない。

保険料も高い。商品スペックも低い(削減がある)、先進医療は満額払わない。

商品としては最低レベル。

それを隠すための「賭場(無事故給付金特約)」だろう。

自分の健康を賭けて、他の契約者と勝負したい!!

そんな奇特な人意外は避けた方が良い商品だ。




弱点4 三大疾病入院無制限特約が用意されていない

もうこれ以上はかわいそうで書きたくないが、4つ目。

普通の医療保険には標準的に用意されており、緩和型医療でも最近は目にすることが多い

三大疾病入院無制限特約

が、本商品では「ない」

つまり用意されていないので、つけようがない。

三大疾病入院無制限特約とは、

・がん
・急性心筋梗塞
・脳卒中

この3つが原因で入院した際に、「支払限度日数が無制限になる」というもので、長期入院のリスクをカバーしている。

これがないと、たいていの医療保険は1回の入院の支払限度が「60日」とか「120日」とかなので、それを超えてしまうと

入院しているのに支払われない・・・

という事態に陥る。

本当に怖いのは長期入院。

だからこそ、筆者は医療保険には三大疾病入院無制限は必須だと思っている。

ちなみに本商品の支払限度は「60日」なので2ヶ月程度までの中期の入院しか対応出来ておらず、しかも三大疾病入院無制限特約が

「そもそもない」

ので、長期入院に関しては何も打つ手がない。

医療保険としては、片手落ちと言わざるを得ない。




特約 Good & Bad!!

・Bad 無事故給付金特約

冒頭で述べた通り、最悪の特約。

比較した方が良い商品

アクサダイレクト生命 はいりやすい医療 ★★★☆☆

オリックス生命 医療保険 CURE Support Plus[キュア・サポート・プラス] ★★★☆☆

メディケア生命 メディフィットRe[リリーフ] ★★★★☆

ネオファースト生命 ネオ de いりょう 健康プロモート ★★★★☆

 

参考コラム:
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