提供会社:アフラック
商品名:夢みるこどもの学資保険
この保険の弱点はここだ!!
参考コラム:
学資保険をどうしたらいいか悩んでいる方は
『学資保険はこう考えろ!!』
をご覧いただきたい。
わざわざ指摘するまでもなく、元本割れしている。
元本割れとは、100支払ったのに、返ってくるお金が100以下ということ。
アフラックのサイトでシミレーションをした結果が以下の通り。
契約例:父 30歳、 子 0歳
10歳まで払込プラン → 返戻率98.1%
18歳まで払込プラン → 返戻率96.2%
10歳までに保険料を払いきり、その後8年間「寝かせる(運用)」プランの方が返戻率が高いが、それでも98.1%と100%に達しない。
結論としては、「自分で貯金している方が良い」ということになる。
2019年9月時点の学資保険は、ソニー、日本生命が2強。
そこを明治安田、富国が追う。という構図。
加入する年齢にもよるが、ソニー、日本生命がおおむね105~107%程度、明治安田、富国が103~106%前後なので、それらの保険会社と比較するとアフラックは話にならない。
とは言え、普通に考えれば「こんなもん」だと思う。
現在の低金利は異常で、どこの保険会社も四苦八苦している。
そんな中、学資保険は
・18年後に元本以上を返し
・かつ、支払っている途中に親が亡くなれば、支払いは免除される「保険」機能
がある。
保険業界にいる者の「肌感覚」では、どう考えても実現できない。
先に触れた、ソニーや日本生命などの学資保険の有力プレイヤー達は、「子供が産まれた若い世代」との接点を持つために、無理をして(場合によっては赤字でも)魅力的な学資保険を提供しているだけで、ある意味では、
客寄せパンダ
として学資保険を扱っている。
その点、アフラックは「そこまで無理はしない。」という方針なのだろう。
ある意味では健全だと思う。
商品自体には魅力はないが、アフラックの運用に対しての考え方が分かるので面白い。
注意点
学資保険に入る時は、出来るだけ「年払」を選択すること。
保険会社からすれば、毎月、保険料を引き落とさないといけない月払より、年に1回で済む年払の方が手間がかからず、その分、保険料をディスカウントしてくれる。
支払う保険料が安くなる(ディスカウント)されるのに、将来受け取れる学資は月払と同じなのだから、その分、お得。
おおよそ1%程度、返戻率が良くなる場合が多い。
参考コラム:
学資保険をどうしたらいいか悩んでいる方は
『学資保険はこう考えろ!!』
をご覧いただきたい。
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