提供会社：第一生命
商品名：年金保険「しあわせ物語」
この保険の弱点はここだ！！
まあ、こんなもんじゃないの・・・・
そんな印象。
円建ての年金商品で、年金保険料控除枠を埋めるために使う商品。
なお、年金保険の比較検討、総論については、以下コラムもご参照頂きたい。
参考コラム：年金保険料控除対象の「年金保険」どうやって比較検討するべきか？考察
大手各社は、お客さんから求められるので「一応は用意している」が、利益も低い。
ある保険会社の運用部門の方は
「手間を考えれば実質赤字」
と言っていた。
それが本当かどうかは知らないが、儲からないことだけは確実。
サイトを見ると、30歳男性で60歳から10年年金で104.6％（女性も同じ104.6％）
大手の年金は今はこんなもんだろうが、この数字を見る限り、明治安田の方が高い。（30歳男性で105.2％）
その時々によっても違うが、年金に関しては大手では明治安田、日本生命あたりが強い印象で、第一はあまり見かけない。
第一のセールスレディが、自分の契約者から
「年金入りたいんだけど、何かある？」
と言われた時に出す商品で、そのような場合、比較検討もされないだろうから、「やや低」でも良いかという感じなのだろう。
年金保険の目的は、商品自体でお金を増やすというより、年金控除枠で還付を受けることにある。
年間8万円以上支払えば、4万円控除されるので、自身の持つ所得税の税率に応じて、還付がされる。
所得税＋住民税が10%なら4,000円、20％なら8,000円、30％なら12,000円という具合。
そのため、年金保険に入るなら、保険料は出来るだけ年間8万円ギリギリが良い。
年間8万円でも、年間30万円でも還付されるのは同じ金額だからだ。
であるなら、投資効率は「8万円」の方が良い。
仮に8,000円戻ってくるのであれば、10%のリターンとなる。
今どき、手堅く10%も稼ぐ金融商品はないので、年金控除枠を使っていないのであれば、入った方が良いだろう。
なお、商品の善し悪しで言えば、本商品より良い年金商品はたくさんある。
筆者の個人的な意見では、単に増やすことが目的ならソニーの変額か、プルデンシャルのドル年金あたりが良い。
プルデンシャル生命 ドル建リタイアメントインカム ★★★☆☆
また、年金控除枠を埋めることが目的ならドルも良いかもしれない。
日本円での年金の場合、正直、どこも似たりよったりで、良い悪いと言ったところで、せいぜい1％程度しか違わないからだ。
何十年も運用して、1％しか違わないのであれば、もうそれは誤差のレベルで、必死に比較するのも馬鹿らしい。
であるなら、ドル建で積み立てられ、かつ年金控除枠の対象にもなるマニュライフのこだわり個人年金が良いかな？という気もする。
それでも円が良いというのなら、前述したように明治安田か、以下のJA共済も良い。
JA共済の場合、毎月7,000円で積み立てられるので、年間保険料が84,000円と「枠を埋めるだけ」なら丁度良い金額を設定出来る。
注：国内大手の年金商品は最低保険料などが設定されているため、8万円を大きく越えてしまうことが多い。
いずれにせよ、本商品は「保険は全部第一の○○さんに任せてあるから」というような方でなければ入らないだろう。
参考コラム：「お付き合い保険」の断り方と「お付き合い保険」に入るメリット
口コミ・評判（販売から）
なし
口コミ・評判（契約者から）
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比較した方が良い商品
本商品よりわずかに返戻率良いか？・・・
日本生命 みらいのカタチ 年金保険 ★★☆☆☆
中高年でも月7000円（年間8.4万円）で加入できるのがメリット
JA共済「ライフロード 」★★★☆☆
ドル建なのに年金保険料控除の対象
マニュライフ生命 こだわり個人年金[外貨建] ★★★☆☆
編集後記：
