提供会社:日本生命
商品名:がん医療保険
この保険の弱点はここだ!!
同社の看板商品でもある総合保障型保険「みらいのカタチ」を構成する一つのパーツ的な位置づけの商品。
内容としては「一昔前のがん保険かな?」という印象。
がんで入院した時に「1日あたりいくら(1日1万円など)」という形で給付金を受け取れる。
また手術、放射線治療の際にも一時金が出る仕組み。
「入院した日にちで給付金額が決まる(入院日数連動型)」
というもので、要は長期入院に強い。対して1週間程度で退院した場合、さほど金額が伸びず、その点は弱い。
現在のがん治療はかなり「多様化」しており、それに対応したがん保険が各社より販売されているのだが、最近ではがんの入院も短期化しており、そのため「長期入院でないと」給付金が増えない入院日数連動型は下火。
そのため、本商品は「一昔前」のがん保険となる。
参考コラム:自分に合ったがん保険を探すために がん保険の3タイプ
現在、新たに主流となりつつあるのは「一時金系」と「抗がん剤治療系」
一時金系は「がんです」と言われたら、その時点で50万円とか100万円などの一時金を受け取れる。
「自分で好きなことに使える」
という点では自由度が高く、また分かりやすいので人気がある。
対して、抗がん剤治療系はやや複雑で「抗がん剤治療(ホルモン、放射線含む)を受けた月には10万円」というような形で給付される。
これは「手術だけ」で治らない長期治療が必要ながんに有効。
毎月抗がん剤で何とかがんの暴走を抑える。
毎月抗がん剤で少しずつがんを叩いていく。
こんな状況の方に効果がある。
月に一度の抗がん剤ともなると、仕事などもなかなかフルタイムで働くことが難しくなる。
そのような時に、「毎月10万円」というような形でお金を受け取れると、かなり心強いだろう。
日本生命の商品群の中には、一時金系の商品(新3大疾病保障保険など)があるので、それでカバーすることが可能。
だが、放射線系に該当するようなものはない。
ただし、本商品自体、同社の総合保障(パッケージ型)「みらいのカタチ」の一つのパーツでしかなく、実際には他の色々なパーツ(商品)と組み合わせて設計される。
そういう意味では「がん医療保険」という名前ではあるものの、がんに対しての全てのリスクをカバーするものではなく、あくまで「がんによる入院、手術」だけにフォーカスした商品。
このパーツだけを評価するのも難しいが、前述の通り内容としては「古く」また保険料も高めであることから一つ星とした。
この商品の弱点、こう考えろ!!(解決策)
「みらいのカタチ」は色々なパーツを使って組み立てる構成なので、これ単体に対してどうこうという感じでもない。
参考コラム:古い日本の保険会社が提供する「パッケージ型商品」総論
しかし、がんの保険としてはこれだけでは役不足。
同社の三大疾病保障などと組み合わせることで、有効となる。
但し、本文でも書いた通り、放射線系の治療に関する保障などもないため、日本生命自体、がんの保険に関しては「ちょっと周回遅れかな?」という印象。
次回のバージョンアップで他社の流行をドカッと取り入れるのかもしれない。
がんが心配なら、現時点では他社のがん保険の方が良いだろう。
口コミ・評判(販売側から)
なし
謝礼Amazonギフトカード300円!! アナタの口コミ教えて下さい!!
保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。
口コミ・評判(契約者から)
なし
比較した方が良い商品
アフラック 生きるためのがん保険寄りそうDays ★★★★☆
編集後記: