この保険の弱点はここだ!アフラック「生きるを創るがん保険WINGS」

提供会社:アフラック

商品名:生きるを創るがん保険WINGS

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
商品の詳細に入る前に「そもそもがん保険って何?」という方は、
『保険屋の口車に乗る前に読みたい、がんと保険の真実』
をご覧いただきたい。

2022年8月より販売されたアフラックのがん保険。

前シリーズ生きるためのがん保険Days ALL-inの後継商品に当たる(前シリーズの解説は以下参照)

生きるためのがん保険 Days ALL-in ★★☆☆☆(販売停止)

但し、大幅なアップデートや大きな構成の変更などはなく「小粒のバージョンアップ」という印象で「わざわざ商品名変えるほどのものかね?」という気はする。

また、詳細は後ほど述べるが、各種特約を「こねくり回している」ような印象もあり、全体的にわかりにくい内容になってしまっている。

そういう意味では商品自体にさほどの変化はない(むしろ複雑にしてしまった)のだが、アフラックは2,3年おきに商品名を変えテレビCMなどで大きなプロモーションを打つので「商品目変更」は同社の戦略でもある。

何となく新しく、良さそうなイメージを持たせ集客効果を高めているのだろう。

個人的にはそんなところにコストをかけるのであれば、もっと保険料落とせば良いのに・・・とは思うが。

構成としては、主契約に以下3つが標準装備され、それ以外が特約(オプション)となっている。

主契約(メイン部分:絶対に契約しなくていけない内容)

・診断給付金:「がんです。」と言われたら受け取れる一時金

・入院給付金:がんで入院した場合1日1万円など

・通院給付金:がんで通院した場合1回5,000円など

特約(オプション:自由に選択出来る。各特約の内容に関しては後述)

・がん治療保障特約
・がん特定治療保障特約
・特定診断給付金特約
・診断給付金複数回支払特約
・外見ケア特約
・がん先進医療患者申出療養特約
・がん要精検後精密検査保障特約
・特定保険料払込免除特約

内容としては、わりとスタンダードなものが多く「他社にもよくあるもの」ばかり。

ただし、今回の一番の目玉である「がん特定治療保障特約」はなかなか良く、この点では「攻めてきたな」という印象を持つ。

本件についての詳細は弱点2で述べた。

また、がんの「要精密検査」に指摘を受け、実際に精密検査を受けた場合に1回あたり2万円を受け取れる「がん要精検後精密検査保障特約」については、他社であまり見かけたことがなく、アフラックのオリジナルと言えるかもしれない。

だが、「まあ2万円貰ってもなぁ」という気もして、がんという厄介な病気と戦うための保障としては薄味。

「がん特定治療保障特約」については評価出来るものの、全体的に保険料も強気(内容からすると高いわけでもないが、安いわけでもない)で、色々と細かい弱点もあるため、3つ星評価とした。

以上、商品概要。

では弱点の話にうつる。




弱点1 上皮内新生物(上皮内がん)に弱い

もうこれはアフラックの伝統。

上皮内新生物に弱い。

そもそも保険業界には「上皮内新生物」と「上皮内がん」という2つの呼び名が混在するが、このきっかけを作ったのがアフラックだと言われている。

今から30年近く前の話になるが、当時「がん保険」で日本市場を席巻していたアフラックに、日本のマスコミが集中砲火を浴びせた。

それが「上皮内がん不払いトラブル」

アメリカ資本のアフラックでは、

「上皮内がんは『がん』ではない」

というスタンスであり、そのため当時、上皮内がんの診断をされても、支払い対象外としていた。

だが、契約者は「医者が『がんだ』と言っているのに支払わないのか!!」と主張し、少なくない数のトラブルが発生。

それにマスコミが飛びつき「外資のアフラック、がんなのに払わない事例が多発!!」などと報じたのだ。

これは当時、アフラックに相当なダメージを与えた。

なお、医学的にはアフラックの主張の方がやや正しい。

日本では「上皮内がん(上皮内新生物)=がんの一種」という認識が大勢をしめているが、欧米では上皮内新生物は「何かしらの腫瘍ではあるが、悪性とまでは言い切れない」という見識。

実際、上皮内新生物は英語で「intraepithelial neoplasm(上皮内の新生物)」と表記されており、cancer(がん)とはニュアンスが違う。

臓器の粘膜や皮膚の表面などの「上皮」にその周辺の組織とは異なる成長をした細胞ができている状態で、これを「新生物」と言うのだが、更にそれが悪性化し、粘膜の内側などに広がっていくものが「がん」となる。

その点、上皮内新生物は「必ずしもがんになるとは限らない」ので、「芽」であることは事実だが、この時点ではまだがんと断定出来るものではないのだ。

そのため、アフラックが「上皮内新生物はがんではないので払わない」というのは、理屈としては正しく、実際、当時の約款にもそう書いていたのだが、そこは日本のマスコミ。

科学的なことは関係なく「がんなのに払わない!!」という方が盛り上がるので、上皮内新生物を「上皮内がん」に昇進させ「アフラックけしからん!!」と攻撃したわけだ。

で、この一件以降、医学的にはやや間違った(大げさな)上皮内がんの方が有名になってしまった。

また、がん保険で遅れを取っていたライバル会社たちも、一斉に「うちは上皮内がんでも払います!!アフラックとは違います!!」とやったものだから、日本では上皮内新生物は完全に「がんの一種」ということになった。

なお、上皮内がんが「がんではない」としても、確実にリスクの一つではあるので、早期発見、早期除去が重要なことは言うまでもない。

以上、前置きが長くなったが、このような経緯があるため、アフラックは何十年経った今でも「上皮内新生物」という名称を使い、これには塩対応を貫いている。

もう意地になっているとしか思えず、アフラックの専属代理店の方などに話を聞くと

「もう上皮内がんで良いじゃない・・・ちゃんと払うようにして欲しいわよ・・・」

などとおっしゃるが、これもある種の社風だろう。

ということで、本商品もそんな「社風」を反映し、上皮内「がん」には弱い。

がんと診断された時に受け取れる「診断給付金」も、他社では上皮内がんでも満額受け取れるところが増えているが、本商品では10%(一時金が50万円なら5万円)しか受け取れない。

他社と比較した場合、大きな弱点(デメリット)と言える。

また、その分保険料が安ければまだ良いのだが、保険料の水準は上皮内がんでも100%払う他社商品と同水準(年齢、性別にもよるが)

筆者自身も上皮内新生物など「軽度」のもので、大きな一時金を払う理由はないとは思っているのだが、他社は払う、アフラックは少ない、となると、やはり弱点とはなるだろう。

アフラックというブランド力が強いので、そのあたりは多少劣っていても勝てる、と見込んでいるのかもしれない。

このあたりは王者の風格が漂う(現場は困っているようだが)

弱点2 診断給付金の条件が厳しい&わかりにくい

これも伝統的な弱点なのだが、やや改良された感がある。

診断給付金は「がんです」と言われただけでまとまったお金を受け取れるので、昨今、がん保険の主流となっている保障。

他社では「1年に1回を上限として何度でも払います。」という条件がほとんど。
注:初回は診断のみ、2回目以降は入院することが条件になっている商品が多い。

つまり、がんが再発しても、前回から1年が経過していれば給付金を受け取れるのだが、アフラックでは長年「2年に1回」という条件を貫いていた。

しかし、本商品から、その条件がやや緩和され以下のような仕様となっている。

・診断給付金 初回の1回のみ(主契約に含まれる)

・特定診断給付金特約 1回のみ
1 初めてがんと診断されてから2年以内にがんの治療を目的とした入院+通院の合計が30日以上
2 初めてがんと診断されてから2年以上経過後にがんと診断され入院

・診断給付金複数回支払特約 無制限
初回のがんから2年経過後にがんと診断&入院 or 通院

このようにざっと条件を挙げても、何だかいまいち分からない。

まず、診断給付金だが、これは「がんです」と言われただけなので受け取れるため、他社と同じ。

しかし、他社では「1年に1回、何度でも」という条件だが、本商品では1回受け取ったらそれで終わり。

2回目以降のがんや、初回のがんの治療が「長期化」した場合のフォローするのが、特定診断給付金特約。

これは、初回のがんの治療が長引き、入院と通院の合計が30日を超えた場合や、すぐに再発、転移し、その治療のために入院と通院が30日を超えた場合に支払われる。

これに関しては「他社より優れている」と言える。

他社では診断一時金を受け取ったら、それで終了。

あとは「1年経過後に再発、転移したら払います」というスタンスだが、本商品では初回のがんの治療が長引いたり(入院、通院の合計が30日を超える)、すぐに転移して同条件(入院、通院の合計30日)を満たした場合でも、追加で一時金が受け取れる。

この点では手厚いので、切っただけでは治らないようなしつこいがんや、短期間での転移、再発にも強い。

但し、初回のがん(診断給付金)も特定診断給付金も「1回のみ」なので、他社のように「何度でも」という条件にしたい場合には、診断給付金複数回支払特約を付ける必要がある。

そしてこちらは、伝統の「2年経過後」を引き継いでいる。

本件に関しては、良し悪しがある。

前述の通り、特定診断給付金特約はgood。

がん治療が長期化した時や、他社では支払い対象外の「1年以内の転移」でも支払われるので他社より良い。

もちろん「入院+通院で30日以上」という条件をクリアしないといけないが、短期間で2回もがんをやれば、おそらくこの条件は満たすだろう。

だが、複数回の支払いに関しては相変わらず「2年に1回」としているので、他社の「1年に1回」に比べると劣ってしまう。この点はBad。

以上述べたように一概に弱点とは言えないのだが、随分こねくりまわしているため、注意喚起としてここで説明した。




弱点3 保険料払込免除の条件が厳しい

これは些細な弱点。

他社では「がん」と診断されたら以後の払込が免除されることが多いが、本商品では、以下のどちらかに該当した時に免除となる。

1 初めてがんと診断され、その2年以内に入院と通院の合計が30日を超えた時

2 初めてがんと診断されてから、2年以上経過後に、再度がんと診断され、入院もしくは所定の通院(手術、放射線治療、抗がん剤を目的とした通院)をした

1に関しては「入院+通院が30日以上」ということなので、やはり重めのがんということになる。

現代では1週間程度の入院で切って終わり、その後、念のため数回通院するだけで終わりということも多い。

それ以上の厄介ながんや、短期間で転移や再発をしたような場合を想定しているのだと思う。

2は、2回めのがんということで、こちらも予断できない状態。

つまり、アフラックでは「がんになっただけ」では保険料は免除されずに、「わりと大変だよね・・・」という状況にならないと免除されない。

そのため条件だけを比べると他社の方が良いような気がするのだが、その分、本商品では保険料免除の保険料が安い。

免除されにくい分(条件が厳しい分)安いのである。

なお、筆者自身は正直これで良いと思っている。

昨今、各社のがん保険は「免除されやすい競走」をしている感があるが、その分、そのオプションの保険料が高くなりすぎている。

保険料免除など、保険にさらに保険をかけているようなもの。

そもそもがん保険の保険料など、毎月数千円なのだから、それが免除されたところでさほどの影響はない。

がんになったところで、その後、すぐに職場復帰する人も多いのだから、普通に働いているのであれば保険料など払えば良いだけのこと。

その点、本商品の免除条件は「最近の時流には逆らってはいる」ものの、「免除なんてホントに大変な時だけで良いじゃん」というメッセージがあり、骨太で好感が持てる。

但し、条件は厳しいよね、ということで一応、弱点として列挙した。

参考コラム:保険に「払込免除特約」は必要か?

弱点4 10年更新のオプション(特約)が多い

本商品では以下の4つの特約は10年更新となっている。

・がん要精検後精密検査保障特約
・がん特定治療保障特約
・がん先進医療・患者申出療養特約
・外見ケア特約

これらの特約は原則的に10年ごとに保険料が上がる。

昔のように歳を取れば給料が上がるような時代でもないので、将来の負担が増えるリスクは避けたいところ。

例えば先進医療などは、今後保険料が上がる可能性が高い。

他社では「先進医療の保険料もずっと同じ」というところも多いので、契約者からすればそちらの方が安心だろう。

参考コラム:先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!

弱点5 通院がセットになっている

これは弱点と言うか「仕様」なので仕方がないが、本商品では主契約(必ず契約しないといけない部分)に通院がセットされている。

もちろんないよりあった方が良い保障ではあるが、筆者はややネガティブ。

1回通院して5,000円、1万円程度を受け取ったところでさほどの足しにはならないので、通院にお金をかけるよりは、もっと重要な保障(抗がん剤治療、一時金など)に予算をかけた方が良い。

正直「なくても良い」と思っている。

そのため、主契約に入れるよりは選択制の「特約(オプション)」扱いの方が良いと思っている。

この考えに同意される方にとっては、本商品は「通院の保障に『絶対に』お金を払わないといけない」という点でマイナスかもしれない。

他社のがん保険の☆評価一覧は、コチラ




商品の構成について

主契約(メイン)と特約(オプション)に分けて解説する。

主契約で保障されるのは、以下の3つ。

「診断給付金」
「入院給付金」
「通院給付金」

診断給付金はがんと診断された時に50万円や100万円など、まとまった一時金を受け取れる。

入院給付金は、入院時に1日あたり1万円など。

通院も1回ごとに5,000円などを受け取れる。

全ての金額は加入時に契約者が決める。

保険料払方タイプ 定額(終身払) or 60歳半額 or 60歳払済

アフラックには独自の「60歳半額プラン」という払い方がある。

これは60歳以降、それまでの保険料が半額になるもので、老後の収入減に備えたものだろう。

他社ではあまり見かけないもので、なかなか面白い。

なお、「どの払い方がお得なのか?」とよく聞かれるが、それは「何歳まで生きるか?」によるので一概には分からない。

長生きするなら、60歳払込などのように早期で支払いを完了させる方が総支払保険料は少なくなる。

一方、早い時期に亡くなるなら、保険料が安い終身払の方が良い。

だが、こんなことは誰にも分からない。

それぞれのプランで、80歳まで払った場合、90歳まで払った場合、などを比較してみて欲しい。

筆者の個人的な感想では、がん治療は日進月歩で進んでおり、がん保険はそれらの治療を「支える」ものであることから、がん保険の内容も将来どうなるか分からない。

その点、いつでも柔軟に見直せることが重要だと考えている。

であるならば、今現在の保険料が最も安い「終身払」が良いのでは?とも思う。




参考コラム:
商品の詳細に入る前に「そもそもがん保険って何?」という方は、
『保険屋の口車に乗る前に読みたい、がんと保険の真実』
をご覧いただきたい。

入るべき特約(特定診断、複数回、先進)

特定診断給付金

弱点2にて解説。がん治療が長期化した時や、短期間で再発、転移をした場合をサポートしてくれる。

本商品の中心とも言える特約なので、この商品に入るなら必須と考える。

複数回診断給付金

がんの診断給付金を無制限に受け取るための特約。

これがないと1回しか受け取れないので、あった方が安心。

と言うか、これを付けて「他社(何度でも受け取れるというものが多い)と同等レベル」と考えた方が良い。

詳細は弱点2にて解説。

がん先進医療・患者申出療養給付金
(がん先進医療・患者申出療養一時金)

がんの治療は日進月歩で進化しており、その中には「ひとまずは先進医療扱いで」となっているものも多い。

重粒子線治療など、一回500万円程度かかる高額なものもあり、そのようなものは個人で負担するのはしんどい。

いざという時に生死を分けることにもなるので、入っておいた方が良い。

なお、別途医療保険などで先進医療特約がついているなら、重複していても両方からもらえるものではないので、がん保険につける必要はない。

ちなみに患者申出療養とは、最近始まった新しい制度で、実際のところほとんど利用例はないのだが、最近では先進医療とセットにして提供している保険会社が多い。

詳細は以下コラム参照のこと。

参考コラム:患者申出療養制度とは?対応商品一覧

入っても良いかも?な特約(治療給付、特定保険外、払込免除)

治療給付金特約

手術、放射線治療、抗がん剤治療、ホルモン剤治療、緩和療養などを受けた場合、月単位で給付される(10万円/月)など。

なお、同じ一ヶ月以内に手術と抗がん剤など複数の治療を受けてもカウントは1つ。10万円のみ。

10万円×2=20万円を受け取れるわけではないので要注意。

がんの治療の場合、まず最優先される治療法は外科的アプローチでがん細胞を取り除くことだが、それができない場合もある。

血液のがんである白血病などはその最たるものだし、肺がんなどでも場所によっては手術ができない。

そのような場合、放射線や抗がん剤に頼るしかないのだが、まあ、これが辛い。

まず期間が長いし、効果が出るまでに時間もかかる。

そして体調も悪くなるので、なかなか仕事も出来ない。

精神面、収入面でかなり大変なことになるので、そのような時に「毎月10万円」などの収入があることはかなりありがたいだろう。

「厄介ながん」には有効な特約なので、予算があるなら付けておいた方が良い。

特定保険外診療給付金

保険適用外の抗がん剤などを使った場合、毎月50万円などが給付される。

なかなかレアなケースではあるが、

「保険適用外の抗がん剤を使えば助かるかもしれない」

ということもなくはない。

もちろん、その治療費用は目ん玉が飛び出るくらい高く、正直、毎月50万円などでは到底足りないのだが、それでも仮にそのような窮地に陥ってしまった場合には「あった方が良い」だろう。

これも予算次第だが、保険料はさほど高くないので付けておいても良い。

特定保険料払込免除特約

弱点3にて解説。

筆者自身は「必要ない」と考えているが、好きな人は好き。

予算次第でご自由に、という感じ。




付ける費用なし!!な特約(精密検査、がんゲノム、外見ケア)

要精検後精密検査給付金

なんだか呪文のような特約だが、人間ドックなどで「あれ?もしかしたらがんかもしれませんね・・・精密検査受けて下さい」と言われ、実際に精密検査を受けた場合に2万円を受け取れる特約。

まあ、そんな不安いっぱいな場面で2万円なんて貰ったところで気休めにもなるまい。

必要ない。

がんゲノムプロファイリング検査給付金

がんの治療を目的として、ゲノムプロファイリングを受けた場合には10万円などが受け取れる。

なかなかニッチやところだが、仮にこの検査をやったところで、それほど何回もやるようなものでもないので、わざわざ保険でカバーしなくても良いのではないか?

優先順位は低い。

外見ケア給付金特約

顔や頭に生じたがんに摘出や切除、もしくは手の指、足の指の切断、頭髪の脱毛(抗がん剤の影響など)に場合、一時金が受け取れる(20万円。脱毛は10万円)。

どのケースもなかなか悲惨、特に女性の場合にはショックだが、20万円、10万円程度を受け取っても解決するような問題でもない。

まずは「がんと戦う」ということを最優先に考えるなら、「その後の外見のこと」は戦いに勝ってから考えれば良い。

これも優先順位は低い。

なお、女性が「付けたい」とおっしゃるなら反対する理由はないが、重要な一時金や抗がん剤治療の給付の保障を削ってまで付けるようなものではないと思う。

この保険の弱点、こう考えろ!!(解決法)

筆者としてはあまり重視していない通院が標準装備(主契約)に含まれていること。各種特約に10年更新のものが多いことなどから「細かいマイナスが多いな」という気がするが、全体としては長年、がん保険を追求してきたアフラックらしい骨太ながん保険だと思う。

特に長期化したがん治療や、短気間(1年以内)での再発、転移などをカバーできる特定診断給付金はかなり良いと思う。

筆者なら、主契約+特定診断+複数回+治療給付(抗がん剤など)+先進あたりを選択し、それ以外の余計なものは付けない。

会社としての安心感もあるので、比較検討する場合、有力な選択肢になり得るだろう。

複数の保険会社を扱う乗り合い代理店などに行って、他社商品と比較して見ると良い。

先に挙げた特定診断給付金と似たようなものを提供しているがん保険もあるので、それらと比べてみて欲しい。

おそらく保険料だけを見ればアフラックというブランド料分だけ、保険料は高くなるだろうが、それを踏まえて納得出来るかどうかだと思う。

口コミ(販売側から)

乗り合い代理店勤務さんからの口コミ

アフラック=がん保険というのは、こちらが思っている以上に浸透しているので、やはり受けは良い。

但し、商品の構成が複雑なので、ちゃんと説明しないと理解出来ない。

反面、しっかりと話を聞いてくれる方ならこのがん保険の良さが分かる。

「最悪の場合」を想定した商品構成に好感を持ってくれる方が多く、前シリーズのDays Allinよりは売りやすい。

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口コミ(契約者から)

なし

比較した方がいい他社商品

SOMPOひまわり生命 がん保険 勇気のお守り ★★★★☆

メットライフ生命 ガン保険 ガードエックス ★★★★☆

なないろ生命 がん治療保険 極 ★★★★☆

ネオファースト生命 ネオdeがんちりょう ★★★★☆

三井住友海上あいおい生命 ガン保険Sセレクト ★★★★☆

明治安田生命 しっかりそなえるがん終身保険 ★★★★☆

編集後記

約款

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