提供会社:プルデンシャル生命
商品名:養老保険
ページコンテンツ
この保険の弱点はここだ!!
まあ、「一応、ラインナップにはある」という程度の商品。
長引く低金利の影響で、養老保険の魅力は全般的に低下しており、ほとんどのケースで逆サヤ(支払った保険料総額より、満期金の方が少ない)になるため、今から新規で入る奴などいない。
参考コラム:養老保険総論 養老保険の「まとめ」
だが、過去には結構利率が良い時期もあり、その頃に法人で福利厚生プランで養老保険を使っている法人顧客がいる。
福利厚生プランとは、会社の社員の中で
「入社◯年以上の人全員で保険に入る」
というもので、皆で入ることを前提に保険料の1/2が損金で処理出来るというもの。
今から20年、30年前くらいは養老保険の利回りも結構高かったので、
230万円支払えば、満期に300万円受け取れる(+30%増)
というようなこともあった。
経営者からすれば、保険料の1/2は損金処理出来るので、目先の節税になるし、お金は良い条件で貯まるしで、なかなか美味しい保険なのである。
またついでに社員の死亡保障も用意出来る。
社員側も保険料は全て会社負担なので、何のデメリットもない。
そのため昔は養老保険を使った福利厚生プランが結構売れていて、おそらくまだそのお客さんもいるのだろう。
入社◯年(例えば3年)で保険に入る
というのが条件なので、新人も3年経てば、この保険に入れなくてはいけない。
そのため、常に毎年新規の契約がそれなりには発生するので、保険会社側も「止めるに止めれない」のである。
過去に福利厚生で養老を売っていた保険会社の共通の悩み。
本商品もそんな事情でラインナップに残っているだけで、追加意外の新規契約などゼロだろう。
また、同社には養老保険よりは「多少マシ」なリタイアメントインカム(特殊養老)というものもあり、通常の養老保険よりはそちらの方が返戻率が高い(とは言ってもたかがしれているが)
そのため、「使うならリタイアメントインカム」であり、その意味でもこの養老保険に出番などない。
参考コラム:全員加入の養老の保険料を1/2損金で落とす!!の「落とし穴」
弱点1 利率低く、返戻率も低い、逆サヤ状態
本文で書いた通り、現在の養老保険は支払った保険料より、満期金の方が少ない「逆サヤ」状態となってしまう。
この保険の弱点、こう考えろ!!(解決策)
養老保険の返戻率としては、プルデンシャルは「中の下」という感じ。
一番悪い部類とはまでは言わないが、さほど良くはない。
どうせやるなら、まだリタイアメントインカムの方がマシだし、それならドル建リタイアメントインカムや、変額保険の方が良い。
本商品を検討するような方は「保障を得ながら貯蓄をしたい」ということだろうから、だったら返戻率が高いにこしたことはないだろう。
同社のライフプランナーに相談しても、扱えるのは自社商品だけなので、限界がある。
おそらく今、プルデンシャルで一番返戻率が高いのは、ドル建リタイアメントインカムだろうから、このあたりを推してくるはず。
プルデンシャル生命 ドル建リタイアメントインカム ★★★☆☆
だが、同社のドル建リタイアメントインカムより、同じプルデンシャルグループのジブラルタ生命やPGF生命の「同じ商品」の方が返戻率が高いことも多い。
理由は知らないが、何故か同じグループの中で返戻率を競い合っている(外から見ると兄弟喧嘩のよう)
保険ショップなどに行って、
「一番返戻率が高いものを」
と言えば、全社の商品を比較してくれろうだろうから、その中から条件の良いものを選んだ方が良いかもしれない。
ただ、プルデンシャルは意外と「人」を全面に出してくるので、その人が魅力的で「これからも付き合っていきたい」と思うなら、多少の返戻率の悪さに目をつぶって契約するしかないだろう。
だが、筆者の感覚では「口では良いことを言っているが、売ったら売りっぱなしでノーフォロー」という人も多い。(もちろん中にはしっかりとサポートしてくれる本物もいるが)
なので、あまり人で選ばず、商品の良し悪しだけで決めた方が良いような気もする。
口コミ・評判(販売側から)
遥か昔には、よく売れたが、今となっては化石のような商品。
社内でも誰も口にしない。
謝礼Amazonギフトカード300円!! アナタの口コミ教えて下さい!!
保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。
口コミ・評判(契約者から)
なし
検討した方がいい他社商品
ジブラルタ生命 養老保険/ドル建養老保険(法人用) ★★★☆☆
プルデンシャル生命 ドル建リタイアメントインカム ★★★☆☆
参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら
『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。
他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ
編集後記