この保険の弱点はここだ!メットライフ「ガン保険ガードエックス」

提供会社:メットライフ生命

商品名:ガン保険 ガードエックス

解説を動画でご覧になりたい方はコチラ

この保険の弱点はここだ!!

参考コラム:
商品の詳細に入る前に「そもそもがん保険って何?」という方は、
『保険屋の口車に乗る前に読みたい、がんと保険の真実』
をご覧いただきたい。

 

率直に良い商品だと思う。

「がん治療給付金(『がん診断一時金』ではないところがミソ。詳細は弱点1にて述べる)」

を契約のメインに据え、入院、通院、先進医療などは特約(オプション)として付けるスタイル。

シンプルにがん保険を考えるなら十分な保障をカバーしているし、保険料も安い。

保険ショップの対面方式だけでなく、ネット通販でも加入可能。

全体的にはバランスの良い商品だと感じるが、弱点がないわけではない。

筆者が考える弱点は以下の3つ。

 

参考:各社のがん保険を比較したい方には、
『がん保険 何で比較する?項目別 商品比較』
をご覧いただきたい

他社のがん保険の☆評価一覧は、コチラ




弱点1 がん治療給付金が公的医療保険制度の給付対象となっていること

少々前置きが長くなるがお付き合い頂きたい。

がんになった時に「一時金」を受け取れる保障を、他社では「がん診断一時金」と言っているが、本商品では「がん治療給付金」という少々変わった名前をつけている。

この「治療」という言葉がポイントで、他社は「診断」、つまり「がんです」と言われただけで一時金を払うのだが、本商品では「診断だけ」ではダメで「治療」をしないと支払い対象にならない。

治療とは具体的に「手術」、「放射線治療」、「抗がん剤治療」の3つ。

俗にがんの三大治療と呼ばれている。

更に「公的医療制度の対象の治療」と条件を絞っており、未承認の抗がん剤利用や民間療法などは対象外。

分かりやすく言えば、

「保険適用の治療を受けないと貰えない」

ということ。

これは診断だけで受取れて、そのお金の利用方法は自分で決められる「診断一時金」に比べて自由度が低い。

そのため弱点と言えばそう言えなくもない。

しかし、ここにはまた違った事情がある。

本商品では、この「がん治療給付金」の支払条件が「1年に1度」となっている。

つまり、初回のがんになってから1年経過しないと支払対象にならないということ。

が、他社では「2年に1度」というところが多い。

2年と1年。短い方が良い。

もちろん、がんの再発、転移は早ければ数ヶ月で発症することもあるので、そのような場合であれば1年でも「対象外」になってしまうが、それでも2年よりは1年、短いにこしたことはない。

昨今、この「1年に1度ルール」の商品が増えてきているのだが、いかんせん保険料が高い。

保険会社としても支払うリスクが増えるので、それは仕方ないのだが、本商品は「1年に1度」なのに保険料を安く抑えている。

その秘訣が、この「がん治療給付金」という考え方だろう。

他社商品のように「診断」だけでは払わず、一時金の支払いを実際に保険適用の治療をした場合だけに限定する。

前述のような未承認の抗がん剤や民間療法を除外することで、

「少しだけ給付の数を絞れる」

と考えているのだろう。それにより「1年に1度」でも、安い保険料で提供できると考えているのではないだろうか?

しかし、筆者はこれで問題ないと思っている。

筆者は保険業界に15年以上いて、がんの給付金もかなり支払ってきたが、実際のところ保険適用でない治療を受ける人など、ごく一部。

また、それらの治療は非常に高額であるため、それらの治療を選ぶ人は相当なお金持ちなので、100万円なんて別にどうでも良いだろう。

一般の人に限って言えば、99%は普通の治療(保険適用)を受けるので、であるなら、給付の条件が「公的医療保険制度」で良い。

それで「1年に1度」が「安い」のであれば十分なメリットと言える。

また、支払い回数が5回まで、となっており、これも他社では無制限としているところが多いが、5回も支払うのであれば個人的には十分だと思う。

「弱点」と言いながら、褒めるような形になってしまったが、知恵を絞って良いものを安く出す姿勢は評価したい。

しかしながら、「診断」だけでは出ない、という点は理解しておいた方が良い。

この弱点が気になるなら・・・がん診断一時金、各社の支払い回数一覧で他社をチェック!!




弱点2 先進医療が10年更新

先進医療特約とは、保険適用外の先進医療を受けた際、その実費を保障してくれるもの。

本商品では、これが10年更新になっている。

10年毎に保険料が上がるということ。

一方、他社の商品では、この特約が「終身(一生、保険料が変わらない)」であることも多い。

先進医療特約は今のところ各社、毎月100円前後で提供しているが、これは現時点では先進医療を使う人が少なく、結果、保険会社もそれほどの金額を支払っていないため

保険料が安くてもOK

という事情からなのだが、今後はそうはいかない。

ジワジワと先進医療が広まってきているので、これからは保険会社が支払う金額も増えていくだろう。

そうなれば保険料は上がる。

実際、最近、オリックス生命が先進医療特約の保険料を大幅に上げて、業界内では話題になった。

であるなら、安い今のうちに「終身」の先進医療特約に入っておいた方が良いだろう。

そうすれば、ずっと100円程度で済む。

しかし10年更新であれば、保険会社の都合で値段が上がっていき、それに付き合わざるをえない。

これは本商品の明確な弱点。

この弱点が気になるなら・・・がん先進医療特約の一覧で他社をチェック!!

なお、先進医療特約の詳細に関しては、下記のコラムをご参照頂きたい。

先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!




弱点3 特約が少ない

他社に比べて特約が少ない。

例えば、抗がん剤治療を受けている間、毎月、生活費の一部として給付金(だいたい10万円というところが多い)が受取れる

抗がん剤治療給付特約

や、終末期の緩和ケアをカバーする

がん緩和療養特約

その他にも女性特有のがんの際に給付金が「上乗せ」される

女性特約

などは用意されていない。

本商品はシンプルな商品構成を目指しているようなので、これは仕方のないことだが、選択肢が少ない。という点を弱点に挙げさせて頂いた。

 

参考コラム:
商品の詳細に入る前に「そもそもがん保険って何?」という方は、
『保険屋の口車に乗る前に読みたい、がんと保険の真実』
をご覧いただきたい。




商品の構成について

主契約は、「がん治療給付金」のみ

その他の保障については、特約としてセットすることができる。

加入年齢は、18歳~80歳(ネット申込の場合、20歳以上)

ガン治療給付金

がんによって、下記の条件に該当した場合に、1年に1回を限度として、一括で100万円が受け取れる。

ただし、上皮内新生物の場合は、半分の50万円となる。

通算5回までの給付。

受け取れる条件は、以下の2つ。(詳細は弱点1を参照)

・ガンの治療で「手術」「放射線治療」「抗がん剤治療」のいずれかを受けたとき(入院、通院は問わないが、公的医療保険制度の対象となる治療であること)

・悪性新生物が最上位の進行度を示す病期(ステージⅣなど)と診断され、それ以後に「入院」または「通院」したとき

保険料は、がん治療給付金100万円という条件で、以下の通り。

なお、他社では特約(オプション)扱いとなることが多い「払込免除」が標準的に含まれている。

保険料は他社比較で全体的に割安感がある。

30歳 男性:1,738円 女性:2,664円
40歳 男性:2,739円 女性:3,663円
50歳 男性:4,399円 女性:4,766円
60歳 男性:6,794円 女性:5,915円

 

参考:各社のがん保険を比較したい方には、
『がん保険 何で比較する?項目別 商品比較』
をご覧いただきたい

他社のがん保険の☆評価一覧は、コチラ




以下、特約(オプション)の説明をする。

終身ホルモン剤治療給付特約

ホルモン剤治療を開始した場合に入院の有無や治療期間にかかわらず、1回につき10万円が受け取れる。

1年に1回を限度に通算10回までとなっている。

保険料は、10万円/回で、以下の通り。

30歳 男性:50円 女性:252円

ホルモン剤治療は最近増えてきたが、1回10万円程度の給付しか受けられないのであれば、あってもなくてもどちらでも良い気がする。

安い特約なので、給付も安い。薄味の特約。

筆者ならつけない。

終身ガン通院サポート給付特約

「がん」の治療を目的として通院したときに、1日あたり5,000円が受け取れる。

支払日数は、1年ごとに60日限度となっている。

保険料は、5,000円/日で以下の通り。

30歳 男性:440円  女性:500円

一回通院して5,000円程度なら、あってもなくてもどちらでも良い。

30歳男性の場合、毎月479円支払えば、年間でおおよそ6,000円、30年支払えば18万円となる。

計算上、

30年以内に36回の通院(5,000円×36回=18万円)

をしないと元が取れないので、筆者なら付けない。




終身ガン入院給付特約

「がん」の治療を目的として入院したときに、1日あたり5,000円が受け取れる。

また、入院1回につき60日までは、5,000円/日
61日目から10,000円/日を無制限で支払われる。

保険料は、5,000円/日で以下の通り。

30歳 男性:479円  女性:351円

がんの入院期間は全体的に短くなってきているが、白血病や抗がん剤治療で長期化することもある。

また長期化(61日目以降)した時は1万円にグレードアップされるので、念のため付けておいても良いかもしれない。

終身ガン診断給付特約

ガンと診断確定されたら、悪性新生物の場合は100万円、上皮内新生物の場合は50万円のガン診断給付金が受け取れる。

基本保障の「がん治療給付金」に上乗せされる。

また、2年に1回を限度に複数回受け取れる。

保険料は、100万円で以下の通り。

30歳 男性:1,880円 女性:1,759円

上皮内新生物が50%と他社となっているが、保険料は高めに設定されている印象。

なお、悪性新生物診断給付金1回のみ支払特則を付けた場合、

30歳 男性:1,267円 女性:1,139円

悪性新生物の支払限度を1回のみと限定することで保険料を安く抑えることができるが、
こちらも1回のわりには保険料が高め。

基本保障の「がん治給付金」だけで十分で、上乗せさせる必要はないと考える。

つまり必要ない。




ガン先進医療給付特約

ガンを直接の原因として先進医療による療養を受けたときに、

・先進医療にかかる技術料と同額(通算2,000万円が限度)
・一時金 技術料の20%(100万円を限度)

が受け取れる。

保険料はおおよそ100円程度だが、メットライフは10年ごとに更新がある。

今、先進医療特約に入るなら、保険料が変わらない終身の方が良い。

詳細は弱点3を参照

終身ガン保険料払込免除特約

ガン(悪性新生物)と診断確定されたとき、以後の保険料が免除される。

特約の保険料は安めに設定されている。30歳代であれば100円程度。

がん保険は月々数千円のものなので、それが免除されたところで得られるメリットは月々数千円に過ぎない。

そのため筆者自身は個人的には「別途保険料を支払ってまで」払込免除を付ける必要はないと思っているが、100円なら付けておいても良いか。という気もする。

参考コラム:
払込免除特約について悩まれている方は・・・
『保険に「払込免除特約」は必要か?』
をご覧いただきたい。




比較した方が良い商品

FWD富士生命 新がんベスト・ゴールドα ★★★☆☆

オリックス生命 がん保険 Believe(ビリーブ) ★★★☆☆

just in case「わりかん がん保険」 ★★★★☆

セコム損保 自由診療保険 メディコム ★★★★☆

 

参考:各社のがん保険を比較したい方には、
『がん保険 何で比較する?項目別 商品比較』
をご覧いただきたい

他社のがん保険の☆評価一覧は、コチラ