銀行窓販で売れている
外貨建一時払終身保険を大特集!!
こんな商品には騙されるな!!
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利率ランキング
注意!!全て米ドルの利率を記載。
円・豪ドル等は各社のサイトを参照のこと。
運用重視タイプ
1.00%(前月比±0%)
メットライフ生命 サニーガーデンEX ★★★☆☆
条件:積立金増加コース選択の場合
0.81%(前月比-0.3%)
T&D生命 生涯プレミアムワールド5 ★☆☆☆☆
条件:69歳以下 女性の場合
0.80%(前月比+0.2%)
PGF生命 新・フォーライフカレンシーNext ★☆☆☆☆
条件:運用期間15年 預入金額 50万ドル以上の場合
保障重視タイプ
2.00%(前月比-0.7%)
メットライフ生命 ビーウィズユープラス ★★☆☆☆
条件:30年確定の場合
1.73%(前月比-0.04%)
ニッセイウェルス生命 エムソリューションⅢ ★☆☆☆☆
別名:終身保険プレミアム、ニッセイ・ウェルスえらべる介護終身保険
条件:69歳以下の場合
0.85%(前月比±0.00%)
T&D生命 みんなにやさしい終身保険 ★☆☆☆☆
条件:50%プランの場合
運用&保障混合タイプ
1.17%(前月比±0%)
第一フロンティア生命 プレミアプレゼント ★☆☆☆☆
別名:安心ひこうせん、四国の絆、新プレミアギフトM、第一フロンティア終身保険(円建/外貨建・無告知型)
条件:80歳以下の場合
0.90%(前月比-0.10%)
三井プライマリー生命 おおきな、まごころ ★☆☆☆☆
条件:80歳以下、運用期間30年の場合
0.31%(前月比-0.40%)
PGF生命 米国ドル建介護終身保険Neo ★★★☆☆
別名:ぬくもり介護US、悠々介護終身US、米国ドル建一時払介護終身PG、介護バリューUS
番外編:表面的な利率は高いが「要注意」な商品
1.63%(前月比-0.10%)
注:予定利率は高めに設定されているが、契約時の初期手数料を徴収されるため、マイナスからスタートする。
元本を回復するまでに2,3年を要すため、予定利率が高いとは言え、「初期手数料がない」他社商品とは単純に比較できない。
1.50%(前月比-0.13%)
注:上の「エブリデイ・プラス」と同様、初期手数料を徴収される。
各「タイプ」の特徴を知りたい方は↓を参照
まず理解しよう!!窓販の外貨建商品の3タイプ!!
とかくトラブルが多い、銀行窓販の「外貨建商品」
やめておけば良かった!!そう後悔しないためにも、しっかりとその仕組みを学ぼう。
外貨建の一時払終身保険には、大別すると3つのタイプがある。
まずはこれをしっかりと理解したい。
ここでは1,000万円を預けた場合で説明する。
1 運用重視タイプ
1,000万円を預けると、それを外貨に換えて、決まった利率で運用する。
「保険」ということにはなっているが、基本的には外貨の定期預金に近い。
そのため死亡時には「それまで運用してきたお金」がそのまま返ってくるだけ。
保険会社としては預かっているお金を運用するだけなので、加入時に告知(健康状態のチェック)はない
PGF生命 新・フォーライフカレンシーNext ★☆☆☆☆
別名:ライフロング・セレクトPG3
日本生命 ドリームシリーズ ★☆☆☆☆
別名:ロングドリームGOLD3、選べるドリーム2、賢者の布石3、ロングドリームGOLDNEO、ロングドリームGOLD
三井プライマリー生命 しあわせ、ずっと ★☆☆☆☆
別名:しあわせ、ずっと2、しあわせの架け橋、グローイングライフ、たのしみ、ずっと、しあわせの架け橋(定期支払プラン)
三井プライマリー生命 プライムチャンス/ラップギフト ★☆☆☆☆
2 保障重視タイプ
1,000万円を預けると、それを外貨に換えた上で、支払った金額の1.2~1.6倍程度の保障が付く。
つまり、加入直後に亡くなれば、支払った金額を大きく超える保険金を得られる。まさに「保険」
但し、加入時に告知(健康状態のチェック)が必須。
なお、このタイプは初期手数料を取られる場合が多く、1,000万円を預けても、スタート時には5%前後の手数料が割り引かれてしまう。
そのため、1,000万円が950万円に減り、それをスタートして運用が始まる。
マイナススタートとなるため、運用としては1の「運用重視タイプ」に負ける。
ジブラルタ生命 一時払米国ドル建終身保険 ★★★☆☆(販売停止)
ニッセイウェルス生命 エムソリューションⅢ ★☆☆☆☆
別名:終身保険プレミアム、ニッセイ・ウェルスえらべる介護終身保険
3 運用&保障混合タイプ
1と2の混合タイプ。
1,000万円を預けると1のように決まった利率で運用が始まる。
死亡時の保険金もほぼ元本のみ。
しかし、数年後(3年後や5年後が多い)に死亡保険金が増える。
告知がない商品がほとんど。
但し、運用重視タイプより運用効率は悪く、保障重視タイプより保険金は少ない。
第一フロンティア生命 プレミアプレゼント ★☆☆☆☆
別名:安心ひこうせん、四国の絆、新プレミアギフトM、第一フロンティア終身保険(円建/外貨建・無告知型)
三井プライマリー生命 やさしさ、つなぐ ★☆☆☆☆
別名:幸せの贈りもの、想いの架け橋、贈るよろこび
PGF生命 米国ドル建介護終身保険Neo ★★★☆☆
別名:ぬくもり介護US、悠々介護終身US、米国ドル建一時払介護終身PG、介護バリューUS
ニッセイウィルス生命 生存給付金付終身保険 ★☆☆☆☆
別名:ニッセイ・ウェルス生存給付金付終身保険、プレシャスギフト、未来のバトン、賢者のギフト
・これだけは絶対ダメなやつ2020年6月版・・・特集
1 利率が低すぎる。やるなら他社商品で!!
ジブラルタ生命 積立利率更改型一時払終身保険 ★☆☆☆☆
2 グループ間で資金ぐるぐる。運用成績悪い上に手数料が高い!!
三井プライマリー生命 プライムチャンス/ラップギフト ★☆☆☆☆
銀行窓販商品に共通する3つの弱点、大公開!!
弱点1 その保険、本当に必要?資産運用・相続トークに騙されるな!!
銀行窓販で販売されている商品の代表的なトークが「資産運用」と「相続」
・定期預金でお金を遊ばせておくのは勿体ないですよ?
・相続税対策はお済みですか?
そんなことを言われる。
どちらも間違ったことは言っていないが「一部だけ」しか見ていないことが多い。
例えば、資産運用に関しても、本来は資産全体をまずは大局から見て、まずは
・どの程度の運用益を目指すか?
・そのためにどの程度のリスクを取れるか?
をしっかりと検討する必要がある。
その結果、
・その目標とリスクに見合った商品として、具体的にどのようなものがあるか?
ということを決めていく。
更に言えば「運用などしなくても良い」という人も多い。
例えば70歳代の高齢者。どう考えても一生涯お金に困らないような人で、特に運用の知識もなく、また「増やしたい」というような意欲もない。
そのような人は現金で持っていれば良い。
わざわざ減るリスクを取ってまで無理に運用をする必要はないだろう。
お金は減ったのか?増えたのか?
そんなことを気にするだけストレスになって、心身に良くない。
銀行窓販ではこのようなプロセスを経ずに、まず「商品ありき」で入ることが多い。
銀行としては、今の時代、預金だけ預かっていても何の利益にもならないので「預金」を「保険」にしたいのだ。
理由は保険会社からの手数料。
そのために自行の預金を保険会社に送金しているのだから、本末転倒と言うか何と言うか。
タコが自分の足を喰ってようにしか思えないが、まあ、そういう構図で
「この商品、とても利率が良いので、定期預金を『預け替え』しませんか?」
などとセールスしてくる。
当然「預け替え」などではなく、れっきとした保険商品で、定期預金とは全く性質が違う。
資産全体の総合的なコンサルティングにもとづいて「この商品が良い」ではなく、あくまで預けてもらっている目先のお金を「保険化」したいだけなので、どうしても商品売りになりがち。
注:もちろんちゃんとコンサルティングをやっている人もいるとは思うが・・・
また、相続対策についても同様のことが言える。
代表的なトークに「保険金の非課税枠」がある。
保険金には、
500万円 × 法定相続人
までは、相続税がかからない。というルールがある。
例えば、お父さんが死亡した場合、妻と子2人という家族構成であれば、
500万円 × 3人(妻、子2人)=1,500万円
までは非課税となる。
そのため、現金で1,500万円を相続すれば、相続税がかかる可能性があるが「保険」にしておけば、税金がかからない。
だからこそ、
「保険にしておいた方が相続税が安くなりますよ」
というトークが成り立つ。
これ自体は間違いではない。
しかし、あくまで
相続税がかかるなら
の話。
総資産が4,000万円を超えていると相続税がかかります!!
などと言われ、そりゃ大変だ!!などと思ってしまう方が多いが、相続税の仕組みは複雑で、自宅が「小規模宅地等の特例」などを受けられる場合には、ほとんど税金がかからなかったりする。
ちゃんと計算せずに「この商品が相続税対策には良いから」などと言われ、つい入ってしまったが、結果的には「意味がない」ということもある。
外貨建の商品にはリスクがある。
必要がないのに、安易にそのリスクを引き受けるべきではない。
銀行の窓口だからと言って、絶対的に正しいわけではない。ということ。
入る前には、必ず、税理士やFPなどのセカンドオピニオンを受けた方が良いだろう。
弱点2 銀行から入る必要があるか?
そもそも、何で銀行の窓口で保険に入るのか?
親切だから、気軽に相談できるから
そのようなメリットがあることは事実だが、大きなデメリットがある。
それが、
2,3年で担当者がいなくなってしまうこと
である。
銀行では必ず、2、3年ごとに行員の移動が発生する。
対して保険は「長い商品」
一度入れば10年以上の運用となることが当たり前で、出来ればその間はずっと同じ人に見てもらいたい。
ころころ変わる担当者は、その商品二入った時の経緯や、こちら事情などをちゃんと理解しているだろうか?
新しい担当者の中には、自分の営業成績が欲しいがために、前の担当者が販売した商品を悪く言って解約させ、別の保険会社の商品に載せ替えるようなことをする者もいる。
どう考えてもデメリットしかないのに、知識のない高齢者を騙しているような行為で許されることではない。実際にそんな話も数件見聞きした。
餅は餅屋。
保険会社の担当者で経験豊富な人、そして長く担当してくれる人から入った方が良い。