提供会社:イオン・アリアンツ生命
格付:なし
商品名:元気パスポート
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この保険の弱点はここだ!!
参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら
『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。
なるほど・・・
スーパーが「保険」を作るとこうなるのか・・・
一言で言えば「PB(プライベートブランド)保険」という感じで「消費者にニーズを良く分かっているな」と唸ってしまう。
2022年4月時点で、この商品と真正面から当たって勝てる商品はおそらくないだろう。
当サイトでは「完璧な保険商品はない」というポリシーの元、原則的に5つ星はつけていないのだが、本商品は限りなくそれに近い。
4つ星評価ではあるものの、他の4つ星の医療保険と比較しても「頭一つ飛び出ている」かな?という感じ。
まず、保険料が安い。
そして特約もかなり充実しており、それぞれの内容も「最新」という感じ。
但し、これは本稿を書いている2022年4月段階の話であって、本商品が2021年11月販売であることから、他社の動向をピックアップして、保障内容が「最新」になっていることは、ある意味当然と言える。
時間の経過に伴い、他社が斬新な特約を出したり、保障内容を進化させていくので、どんな特約も「色あせて」いく。
イオン・アリアンツ生命という新しい保険会社が、今後、どこまでマーケットの動向に機敏に対応できるかは不透明ではある。
だが、あくまで現時点の話で言えば、細々とした弱点(デメリット)はあるものの、本商品の完成度はかなり高い。
保障内容としては、日額タイプの医療保険をベースとし、そこに好みの特約を付けるスタイル。
この商品ならでは、というような特約などはなく、用意されているものは他社でも売れ筋のものばかり。
それを「とにかく安さにこだわって」販売しているのだろう。
このあたり、独自性はないものの、従来の売れ筋商品を自社ブランドで安く提供する「PB商品」と発想が似ている。
これが冒頭に述べた「スーパーが保険を作るとこうなるのか」という真意でもある。
でも、これで良い。
消費者は特に突飛な「保険」を求めておらず、極めてスタンダードなものを、なるべく安く買えればそれで良い。
ここからは推測だが、イオンはグループ内に「イオンフィナンシャルサービス」という金融事業会社を持っており、クレジットカード、電子マネー、銀行、保険事業などを展開しており、従来より「イオン保険サービス(イオンのほけん相談)」という保険ショップをイオン店舗内に展開していた。
そこで、各社の医療保険を販売していたのだが、当然ながらこう思う
「こんなの自分たちで開発出来るんじゃない?」
自社商品を持てば、何も他社の医療保険を売る必要はない。
更に自社開発、自社販売であれば、保険の流通コストである「販売手数料」も安く抑えられるので、結果、保険料も安く出来る。
まさに「PB保険」という感じだろう。
その布石として、2020年3月に、ほとんど休業状態だったアリアンツ生命を買収していた。
注:アリアンツ生命は、ドイツ アリアンツ保険グループの日本における生保子会社。2008年から事業を開始したが、2,3年で「こりゃ勝ち目ないわ」と新規募集を停止。その後は過去の契約をフォローするだけの会社として存続していた。
いつかは自社で保険を出すんだろうな
そう思ってはいたものの、随分、長いこと何の動きもなかった。
噂話程度の話ではあるが、アリアンツ生命には何だかよく分からない過去の契約が沢山あって、その整理に時間がかかっている。というようなことは耳にしていたが、それらの地ならしも終わり、いよいよ2021年11月に医療保険をリリースした。
長年、保険ショップを運営していきているので、消費者のニーズ、他社の医療保険の売れ筋は十分熟知している。
それらを「詰め込んだ」のが本商品だろう。
また、本商品では健康診断書を提出することで、イオングループ店舗で使えるWAONポイントがもらえたり、同社が開発した健康増進アプリで、ウォーキングをすると「ウエルネスコイン」が付与され、それがまたイオングループで使えるクーポンなどと交換出来るなど、「付加サービス」も充実している。
他の保険会社でも同様な試みはあるが、だいたいが独りよがりで、
「こんなん誰も使わねーよ」
というものが多い。
しかし、この付加サービスは、多かれ少なかれ日本人なら誰しもが利用する「イオン」という生活インフラと連携しているだけに、訴求力がある。
イオンからしても、多少のWAONポイントやクーポンを発行することで「イオンに客を呼べる」のだから好循環となる。
このあたりも良く出来ているな、と感心する。
しかし、弱点(デメリット)がないわけでもない。
弱点1 180日ルール
これは新興の保険会社の商品でよく見かけるデメリット。
通常、医療保険では「別々の病気」であれば「別々の入院」として扱うのが普通なのだから、この180日ルールでは「別々の病気」でも退院後180日以内の入院は「同じ入院」として扱われてしまう。
そのため、Aという病気で入院し、退院した後、そこから「180日以内の入院」に、Aとは全く関係のないBで入院した場合には前回の「続き」としてカウントされてしまう。
1入院60日型であれば、Aで40日入院し、その後、退院180日以内でBで入院すれば残り期間は20日しかない。
「同じ入院」としてカウントされるので、60日のうち40日は消費してしまっているので、Bで50日入院すれば、始めの20日分を過ぎれば、一切お金は受け取れない。
若いうちには、こんなことは起こり得ないのだが、70代、80代などになると、入院が続くことも多く、おそらくはその時にこの180日ルールで該当するケースが出てくるだろう。
すぐには表面化しないが、時限爆弾的な弱点。
参考コラム:180日ルールとは?通常型、変則型の違いを解説
弱点2 健康支援金の条件がやや厳しめ
弱点と言うか、これはルールなので仕方がないが、本商品には健康診断書を提出することで「お小遣い」が貰える健康支援金という制度がある。
金額は年齢や性別によっても異なるが、年齢が上がるごとに金額は増えていく。
30歳 男性 660円 女性 865円
40歳 男性 965円 女性 1,000円
50歳 男性 1,365円 女性 1,325円
60歳 男性 2,085円 女性 1,965円
但し、この健康支援金を受け取るには、以下の条件を満たす必要がある。
1 BMIが18.5~25
注:身長170cmの場合、53kg~72kgまで
2 血圧 上 129以下、下84以下
要は「太り過ぎ、痩せすぎ」、「血圧が高い」等の人は対象外ということ。
対して、保険業異界では「健康体」は以下のように定義される。
・BMI 18から27
・血圧 上139以下 下89以下
この範囲内であれば「健康ですね」と認められ、保険料が割り引かれるなどの特典があるのだが、本商品の健康支援金はBMI、血圧ともにそれより厳しい。
ハードルが高い、とまでは言わないが、40代、50代になると、血圧が高くなる傾向もあるので、なかなか該当しないかな?という気もする。
弱点3 先進医療特約が10年更新
本商品。色々な特約(オプション)が用意されているが、その中で先進医療特約だけが「10年更新」となっている。
先進医療特約は、保険適用外の先進医療を受けた場合に、実費を負担してくれる特約だが、今はどこの保険会社も月100円程度で提供している。
本商品では、それを30円~60円程度で提供しており、この分野でも「激安」ではあるが、10年更新であるため、更新ごとに保険料が上がる。
先進医療は、今でこそ利用者が少なく、保険会社も「給付金をさほど払ってない」ため、保険料も安い。
しかし、財政が逼迫する今の日本では、今後出てくる新しい治療法をむやみやたらと「保険適用」にすることは出来ず、「まずは先進医療枠で」という扱いになることも増えるだろう。
特にがんの分野などでは、この傾向は顕著なると思われる。
金持ちは生きろ、貧乏人は死ね
そんな時代がやってくるのである。
先進医療が「使われる」ようになれば、当然、保険会社の支払金額も増える。
当然それは保険料に跳ね返る。
今は安いが、10年後、20年後はどうなるか分からない。
とは言え、元々が数十円の特約なので、2倍、3倍になったところで「たかが知れてはいる」が、他社では加入時の保険料(先進医療特約部分)が一生涯変わらない「終身型」もあるので、それと比較すると10年ごとに上がるリスクがあるのは、契約者からすれば「嫌だよね」ということ。
参考コラム:先進医療特約は「終身型」を選びなさい!!
弱点4 復活なし
これも新興の保険会社にありがちな弱点。
詳細は以下コラム参照。
参考コラム:新興系保険会社のデメリット 保険の復活が出来ない?!
弱点5 生命保険料控除枠の対象
口コミを投稿頂いたYさんからの情報提供(ありがとうございます)
本商品、健康支援金という「制度」があるため、年末控除の際、税制のルール上「生命保険料控除」の扱いとなってしまう。
どういうことか?
年末控除には「一般生命保険料控除」、「年金保険料控除」、「介護医療保険料控除」という3つの「枠」があるが、医療保険は通常「介護医療保険料控除」で処理する。
ただし、介護医療保険料控除の対象となるものは「純粋な掛け捨て」でないといけないという決まりがあり、その点、本商品は健康支援金でお小遣いがもらえるので「純粋な掛け捨て」とは見なされない。「貯蓄性があるではないか?」ということになり、この場合、一般生命保険料控除の対象となる。
年間、数百円か千円程度のお小遣いで「貯蓄性と言われても・・・」という気もするのだが、これはルールなので仕方がない。
そのため、主契約部分(あくまでメイン部分のみ)は「一般生命保険料控除」の対象となり、それ以外の特約(オプション)の保険料は「介護医療保険料控除」の対象となる。
注:なお、特定損傷特約のみ、一般生命保険料控除、介護医療保険料控除、どちらの対象ともならない(これは特定損傷特約が損害保険の保障に近く、そもそも生命保険ではない、ということからだろう)
要は1つの商品なのに、保険料を分解して申請しないといけないということ。
また、一般生命保険料控除の枠は「既に他の保険で全部埋まっている」という人が多いので、そのような方にとっては医療保険の分を上乗せされても「もう要らないよ・・・」となる。
むしろ、介護医療保険料控除の枠の方が「がら空き」である傾向があるため、医療保険に入るのであれば、全額そちらに突っ込みたい。
だが、本商品ではダメ。
主契約部分は一般生命保険料控除枠となり、介護医療保険控除枠には出来ない。
税制側のルールなので「どうしようもない」ことであり、別に保険会社のせいでもないのだが、ユーザー目線で見ればデメリットだろう。
ところで、健康支援金は「健康診断結果を提出すれば」もらえるものなので「申請しない」という選択肢もあり得る。
主契約の年間の保険料が2万円程度なら、わずかなお小遣いをもらうより、介護医療保険料控除枠で還付金をもらった方がお得だからだ。
その場合、おこづかいを受け取らないので、だったら介護医療保険控除枠でも良いのでは?、とも思うがそうはならないらしい。
「商品の仕組みとして健康支援金があるのだから、一般生命保険料控除枠です」
というのが国税の見解らしいが、まあ、このあたり何とも融通が効かない。
この商品の弱点、こう考えろ!!(解決策)
まあ、解決策も何も、弱点も重箱の隅をつつくような弱いものばかりで、正直、文句のつけようがない。
筆者個人も「入ってみようかな」と思っている。(商品そのものの魅力というより、アプリなどとどう連携するのか確認するため)
弱点1で挙げた180日ルールだけは、これに該当すると「何で違う病気なのに払わないんだ!!」と相当腹が立つ。
が、初めから「そういうもんだ。だから安いんだ」と納得出来るのであれば、特に問題はないだろう。
弱点2の健康支援金も、オマケのようなものだから、仮に該当しなくても仕方がない。
また、該当しなかったとしても、調査協力費的なもので、何かしらの金額は貰えるようだ。
弱点3 先進医療に関しては、「10年ごとに保険料が上がる」のは、ほぼ確実だが、それでも数十円が100円、200円になるくらいなので、気にならない人が多いのではないか?
弱点4 復活出来ない、ということに関しては、これは容赦ないので気をつけて欲しい。
クレジットカードの変更などで、保険料の引落しが出来なくなるなどの理由で保険が失効。
そうなると元には戻せない。
他社であれば、1年以内であれば、簡単な告知(健康状態の申告)をして、復活させてくれるが、この会社にはその制度自体がないので、こればかりは自分で気をつけるしかない。
全体的に、致命的な弱点はないので、この商品に入るなら、特に止めはしない。
率直に良い商品だと思うし、「PB保険」という新しい形でもあるので、イオン・アリアンツ生命という存在も、今後が楽しみである。
保険の弱点(デメリット)、どう考えれば良いの?という方は・・・
参考コラム:弱点(デメリット)との付き合い方を参照!!
他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ
商品の構成について
入院日額
3,000円から20,000円まで、1,000円刻みで選択可能。
保険料は概ね安い。
入院限度日数
60日、120日から選択可能。
手術給付金
Ⅰ型 入院中 日額の10倍(日額5,000円であれば5万円)
外来 日額の5倍
Ⅱ型 入院中 日額の10倍、20倍、40倍(手術の難しさによって変わる)
外来 日額の5倍
また、放射線治療は一律日額の10倍
付けるべき特約!!(入院支払日数無制限特則、先進医療)
入院支払日数無制限特則
3大疾病タイプと8大疾病タイプから選択。
3大疾病は、がん、心疾患、脳血管疾患。8大では更に肝疾患、膵疾患、腎疾患、糖尿病、高血圧疾患・大動脈瘤がカバーされる。
このオプションを付けることで、1回の入院の上限日数が60日(もしくは120日)が撤廃され、無制限となる。
正直なところ、120日タイプを選択しておけば、1回の入院でほぼ4ヶ月間保障されるので、それを超えるほどの入院はかなり稀ではある。
但し、脳系の病気、がんの一部(白血病など)では、入院が長期に及ぶこともあり、そんな時こその「保険」でもある。
筆者の感想では、8大までは必要ないと思うが、3大無制限が付けておいた方が無難な気がする。
先進医療特約
これも付けておいた方が良い。
本商品の先進医療特約は、10年更新ではあるので(詳細は弱点3参照)、更新ごとに保険料は上がるが、そもそもの保険料も安いので、そこまで気にする必要もないと思われる。
付けても良いかも?な特約!!(女性医療、特定疾病一時金、払込免除)
女性医療特約
女性特有の病気で入院した時に、あらかじめ設定した金額が日額に上乗せされる特約。
入院と手術、どちらも上乗せされる「入院・手術型」と、入院だけが対象となる「入院型」の2つがある。
例:日額5,000円、女性医療特約+5,000円の場合
子宮内膜症で10日間入院+手術
入院・手術型
入院:1日1万円(5,000円+5,000円)×10日分=10万円
手術:5,000円(ベース部分)×10倍+5,000円(女性医療部分)×10倍=10万円
合計:20万円
入院型
入院:1日1万円(5,000円+5,000円)×10日分=10万円
手術:5,000円(ベース部分)=5万円
合計:15万円
女性特有の病気だからと言って、通常の病気よりお金がかかるわけではないので、必須というわけではない。
ただ、筆者の体験としても30代、40代は女性疾病での入院は群を抜いて高い(保険屋として、数多く支払ってきた体験から)
予算に余裕があるなら、付けておいても良いかな?とも思う。
特定疾病一時給付特約
がんだけを対象にした「がん保証型」と、3大疾病を対象にした「3大疾病保証型」がある。
保険料は他社比較で、「ちょい安」か「まあ、こんなもんかな」という感じ(年齢、性別によっても変わる)
がんや、脳卒中、心筋梗塞などの病気は実際になると「結構シンドい」
えー、いよいよ俺にも来たかぁ・・・という感じで、結構へこむ。
日本は、そもそも治療費は3割負担だし、更には高額療養費制度などもあるので、治療費自体は実はさほど高くはないのだが、それでも働けないわ、お金は出ていくわで(びっくりするくらい高額なものでないにせよ、お金が出ていくことを喜ぶ人はいない)、病気と相まって憂鬱な気分になる。
そんな時に、100万円とか50万円という「一時金」は、それなりにテンションが上がる。
このあたりの心情は「アンラッキーだけどラッキー」みたいな不思議な気分なのだが、筆者自身、お客様に一時金を支払うと、凄い感謝されるし、お客様側でも「保険に入っておいて良かったぁ!!」と実感する瞬間なのだろう。
だから、というわけでもないのだが、後述する「通院」とか「入院一時金」などの、細々した下らないオプションを付けるくらいなら、ドカンと一発、この一時金を付けておいた方が、「その時」になれば効果は大きい(主に精神的な効果)
こちらも予算に余裕があるなら、付けておいても良い。
なお、がんだけよりは、やっぱり三大の方が安心ではある。
3大疾病保険料払込免除特約
がん、心疾患、脳血管疾患で入院や手術をした場合に、以後の保険料が免除される特約。
免除の条件は他社比較で見ても「緩い」方。つまり、免除されやすい。
その代わり、保険料は高い。
年齢、性別によっても異なるが、この特約を付けることで、おおよそ保険料が+25%ほどUPする。
筆者は個人的に、
医療保険の保険料自体、さほど高額なものでもない。
それが「免除された」ところで、生活にはさほどの影響もない。
「保険に更に保険をかけるようなもの」に+25%の保険料を支払うのはバカらしい。必要ない。
というスタンス。
若い頃から25%の「上乗せ」を支払っているということは「将来、免除される分の保険料」を若い頃から積み立てているだけで、この免除条件に該当しやすい60代、70代で免除されたとしても、実はそれほど得でもないのだが、日本人は「免除」という響き弱いようで、実際問題として、この払込免除は付ける人が多い。
また、稀にではあるが、30代、40代で免除される方もおり、そういう意味では「予測が難しい特約」でもある。
あまりオススメはしないが、かと言って強く反対をするほどでもない。
お好きにどうぞ、という感じ。
参考コラム:保険に「払込免除特約」は必要か?
付ける必要なし、な特約!!(入院一時金、通院、退院一時金、など)
入院一時給付特約
入院時にあらかじめ決めておいた一時金が受け取れる。
主に短期入院用のオプション。
30歳 男性 終身払の場合、一時金5万円で+435円
10年間で、52,200円支払う計算で、要は「10年に一回入院すれば、自分で貯めておいた5万円が戻ってくる」ということ。
金額もさほどのものでもなく、貯めたお金を取り戻しているだけなので、自分で貯めておけば良いだけの話。
保障内容も小粒で、必要性は薄い。
退院後通院特約
これも必要性は低い。
通院Ⅰ型は、退院後180日以内の通院に関して、上限30回まで「1回5,000円」などの給付金を受け取れる。
通院Ⅱ型では、基本的な保障内容はⅠ型と同じだが、がんのみ退院後5年、回数も無制限で受け取れるようになる。
30歳 男性 終身払の場合、1回5,000円のプランで、Ⅰ型で+415円、Ⅱ型+435円
30歳から加入し、80歳までにⅠ型で25万円、Ⅱ型26万円を支払う計算。
どちらも「50回通院してトントン」
1回あたり5,000円程度しか受け取れず、それ自体で「なにがどうなる」という金額でもない。
こちらも必要ない。
退院後一時給付特約
これも入院一時給付特約と同じロジックで必要性は低い。
なお、入院一時給付特約より、こちらの方が保険料が安いのだが、それは「最後の入院(死亡)」では、退院出来ないから。
入院と退院は「セット」だと思っている方が多いが、最後の一回だけは「入院だけ」となる。
保険会社は、その1回分は支払わなくて済むので、その分、安いのである。
保険商品というのは、何とも冷酷な計算の上に成り立っているものだと、つくづく思う。
特定損傷特約
30歳 男性 終身払 一時金5万円で+280円。
仮に80歳まで支払うとすれば、16.8万円となり、先に挙げた怪我を人生で4回すれば多少(20万円ー16.8万円=3.2万円)儲かるかな。という程度。
怪我(骨折、脱臼、腱の断裂など)して数万円貰っても仕方なかろう。
医療保険の特約に付ける意味がわからない。
口コミ・評判(販売側から)
・良い商品ではあるが、今のところイオン系の代理店しかあまり売っていない印象。
保険会社として、まだ実績がない。それと販売手数料がそれほど高くないので、他の大手保険ショップは今のところ「様子見」という感じではないか?
謝礼Amazonギフトカード300円!! アナタの口コミ教えて下さい!!
保険会社勤務、代理店勤務の方でも、販売現場の情報や、当サイトで指摘していない弱点(デメリット)などには謝礼(amazonカード300円)をお支払い致します。
口コミ・評判(契約者から)
・男性 30歳、既婚 お子様 なしさんからの口コミ
・加入した保険会社 イオン・アリアン生命
商品名 元気パスポート
構成:入院5000円 120日型
手術Ⅰ型
先進医療特約
入院日数無制限特則 3疾病
・他社で比較した商品
オリックス生命・キュアネクスト
FWD生命・FWD医療
メディケア生命・新メディフィットA
・加入にあたって決め手となったポイント
保険料で決めた。
最初は上記の3社で迷っていた。保障を揃えると3社とも保険料はほぼ同じだったがFWD医療の優良体の料率が一番安かったため加入しようかと思ったがこのサイトでイオン・アリアン生命の元気パスポートを知り、同じ保障で見積もってみたら更に保険料が安くなったため加入を決定した。
・加入時に気になった点
生命保険控除については、主契約は健康支援金(生存保障)があるため一般生命保険料控除になること。特約は介護保険料控除。
自身は一般生命保険料控除は上限に達しているが、介護保険料控除は空きがある状況だったのでここはかなり気になった。
個人的にはここが自分にとって、この保険の弱点だと感じた。
・加入後に良かった点、悪かった点
ネットから加入したが全国にあるイオン内のイオン保険サービス(店舗)もあるため、加入後もいざとなったら対面で相談もできるという安心感がある。
・その他、保険検討に関して思ったこと、感じたこと
掛け捨ての医療保険を検討するにあたっては、保障内容と保険料をよく比べて検討するようにした。
医療保険で元を取るのはかなり難しいが、その中でたとえ無駄になったとしてもこの保障にこの金額を払えるかどうかを考えて付ける特約等も決めていった。
主契約や特約の保障内容や弱点を知る上でこのサイトをかなり参考にさせていただきました。ありがとうございました。
比較検討した方が良い商品
以下の商品が当サイトで高評価。
アクサダイレクト生命 アクサダイレクトの終身医療 ★★★★☆
アフラック 医療保険EVER Prime プラス ★★★★☆
オリックス生命 CURE Next/CURE Lady Next ★★★★☆
SOMPOひまわり生命 健康をサポートする医療保険 健康のお守り ★★★★☆
編集後記
参考コラム:
医療保険の検討ってどうすれば良いの?と迷ったら
『医療保険。こう考えれば、スッキリ決められる!』
をご覧いただきたい。
他社の医療保険の☆評価一覧は、コチラ