この保険の弱点はここだ！T&Dフィナンシャル生命「家族をつなぐ終身保険」

提供会社：T&Dフィナンシャル

商品名：家族をつなぐ終身保険

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この保険の弱点はここだ！！
この保険の弱点、こう考えろ！！（解決策）
口コミ（販売側から）
口コミ（契約者から）
検討した方がいい他社商品

この保険の弱点はここだ！！

銀行の窓口で売られている商品。

ごくごく一般的な終身保険だが、他社比較で保険料は「まあまあ」というところ。

高い方ではないが、安い方でもない。

また、円建の終身保険は長引く低金利によって、ほとんど魅力がなく、今更入る人もいないだろう。

参考コラム：終身保険総論　終身保険の「まとめ」

と言うことで、円建の終身保険のマーケットそのものが「死んでいる」上、本商品はその中でも特にメリットがあるわけでもない。だが本商品の「簡単プラン」には多少用途があるような気がして、総合的に2つ星とした。

パンフレットでは「保険を使った生前贈与」を強調しているが、本商品を使って子や孫に贈与したとしても「全く増えない」し、むしろ短期的には減ってしまう。

であるなら、別に「普通の現金で贈与した方が良いのでは？」という感じ。

特徴としては、告知項目が1つしかない「簡単プラン」というものがあること。

たった一つ、

「今までにがんにかかったこと、または過去5年以内に心筋こうそく・脳卒中で入院・手術を受けたことがありますか？」

という質問に「NO」であれば入れるというものだが、本プランの場合、保険料払込期間中には、病気で亡くなった場合の死亡保障がない。

交通事故などで死亡した場合の災害死亡保険金はあるものの、交通事故で亡くなる人など相当なレアケース。

例えば2020年の日本人の死亡者数は137万2,648人だが、そのうち交通事故で亡くなったのは2,839人で、全体の0.2％でしかない。

つまり500人に1人の確率なので、実質的にはほとんどない。

つまり、保険料を支払っている期間中「保険がない」という理解で良い。

この間に死亡した場合、それまでに支払った保険料が戻ってくるだけなので、その点では貯金と変わらない。

なお、この簡単プランでは5年払と10年払が選択出来るが、どちらも保険料の払込が完了すれば、以後、保険金は満額となる仕組み。

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この保険の弱点、こう考えろ！！（解決策）

特にこれと言った明確な弱点があるわけではないが、逆に魅力もないかな？という印象。

但し、簡単プランは「使いよう」かな？という気もする。

5年、10年という短期で保険料の払い込みが出来るので、

・普通の終身保険には入れない（健康状態が悪い）

・でも緩和型の終身保険などは保険料が割高なので入りたくない

そんな方は、5年ないし10年の払込期間中に「死ななければ」以後は普通の終身保険となる。

保険料は普通の終身保険と同じなので、後から振り返れば「良かった」となる可能性もある。

但し、前述の通り、今、円建の終身保険に入るのはおススメできない。

低金利の影響で、ほとんど増えないし、ある年代（40代）を超えて加入すると、保険金より支払う保険料の方が多い「逆ザヤ現象」になる可能性もある。

そう考えるとドル建や変額の方が良いような気がする。

なお、健康状態が悪くても入れるドル建の商品はある。

例えば、オリックス生命のドル建終身保険キャンドルも、本商品と似ている。

加入時に5年以内の病歴と、障がいについてしか聞かないし、保険料支払い期間中は保障がない（災害死亡保険金はある）

支払いが完了すると保険金が立ち上がる仕組みも本商品と同じ。

口コミ（販売側から）

銀行窓販で働いている者です。

私個人はこの商品が好きで、特に太り過ぎや高血圧、糖尿病などがある方に販売しています。短期の5年払であれば、5年間生存していれば普通の終身保険になりますし、緩和型などに比べれば保険料も安いので、わりとうけが良いです。資産家などで、保険金の非課税枠を埋めたい場合などでも使う場面が多く、一時払でも良いのですが、あまりに高額だと引いてしまう方もいるので、そのような方に年間100から200万円くらいの「分割払」というイメージで提案しています。

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